万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

大晦日(おおつもごり)

2009年12月30日 | Weblog
明日は大晦日、毎年感慨深く考え込んでしまいます。
 晦日をミソカと読むと「三十日」の読みで月の最後の日と云う意味です。太陰暦ですから三十一日は無いわけです。十二ヶ月の最後の三十日ですから「おおみそか」と意味深く呼ぶようになったのでしょう。
 大晦日を「おおつもごり」とも呼ばれます。これは「つきこもり」「月こもり」の意で「月が満ちる」月の最後の日と云う意味から来ているようです。
 両方の読み方も月の最後と云う意味で「大」を付けて「12ヶ月の最後の日」、一年の最後の日を呼ぶようになったことが知られます。
 1年を終えることは大いなる感慨、悲喜こもごもの思いが込み上げてまいります。
 ともあれ生かされて来た私のいのち、おかげさま、ありがとうとしか云いようがありません。
 いつかお聞かせにあずかった霊山和上(よしやまわじょう)のお味わい、「-1×(-1)=1」でもって他力のお救いをお話下さったことを味わわせていただいております。今年も(-1)の日送りでありましたが、なんと如来様は「南無阿弥陀仏」の名号となり「-」の姿でもって常に「回向したまえり」でありました。 
 今年もありがとうございました。来年もよろしく、お遇いいたしましょう。
 このつたないブログは平成18年5月20日の本堂建築起工式の行われた日から始めたのでしたが、昨日21年12月29日で1232日続けることができました。皆さんがご訪問下さったから励ましを頂いて続けることができたように思います。これからもどうかよろしくお願いいたします。                                             合掌     
写真は四恩堂側に咲く今年の水仙 
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臘梅が咲いている

2009年12月28日 | Weblog
掃除をしながらフト見ると臘梅が一杯蕾を付けて咲き始めている。臘梅の花が年内に咲くのも珍しいことです。矢張り天候が不順なので草木の体内暦も微妙なズレが生じているのでしょう。臘梅は矢張り寒中に咲くのがいいですね、気まま云うようですが・・・・、
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メリシャカLIVE終わる

2009年12月27日 | Weblog
 12月26日京都本願寺聞法会館で行われた「メリシャカLIVE」は盛会の内に終わったことをチスイさんが早速ブログに報告されていましたのでその報告文を転載させていただいておきます。めでたし、めでたし、

「メリシャカLIVE2009、お陰さまで大盛況のうち幕を閉じました。
只今、打ち上げから帰ってきました。
な・なんと!メリシャカLIVE発祥の地VoNNでの打ち上げに向井さんがいらっしゃいました!!
木下明水さん、アキーラさん福間先生が集まり、大セッション大会となりました!!ああ、夢かマボロシインマイヘッドです。

ご来場下さった皆様には、メリシャカスタッフ一同篤くお礼申しあげます。

LIVEの内容はまた改めてアップさせていただきます。

本願寺聞法会館にあれだけの若い方の行列ができることは、本当にないことです。凄いことでした。
本当に有難うございました!!!
まずは御礼まで。

メリシャカメンバー チスイ拝 」
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加賀侘助開花(かがわびすけかいか)

2009年12月26日 | Weblog
今季は椿の開花が昨年より早いように感じます。
 侘助椿も年内に随分多く咲いています。
 昨日見ると、「加賀侘助」が可愛いピンク色の花を開かせ始めていました。
 侘助と呼ばれている椿は一様に小さく締まっていて花の最後まで余り形が崩れない様に思います。それは受粉がない所為かも知れません。このようなことが侘助に魅了される所以なのでしょうか、

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メリシャカLIVE前夜

2009年12月25日 | Weblog
12/21に京都から帰山して終日パソコンの前で何やらしていた若院は今日は松山に布教があると出かけてそのまま京都へ行ってしまいました。
 明日、26日は本願寺聞法会館で「メリシャカLIVE」が開かれる日なのです。ミュージシャン、Akira-sunrise、向井秀徳アコースティック&エレクトリックを迎かえ、若手僧侶による法話が行われる催しで300数十人の参加者がインターネットを介して申し込まれているそうです。九州や北海道からの申込もあるのだそうです。
 画像はこのイベントで作られたTシャツのデザインだそうで、当日のスタッフが着るとのこと、希望者には2千円でゲットできるとのことです。
 私どもは大三島に居て見ることも聞くことも出来ませんが、神経はおだやかならず、ただ案ずるのみ。
 ◎12/26朝、「メリシャカLIVE]とブログに検索しましたらチスイさんが当日(pm3:30より)リアルタイムで見れると書いておられました。「メリシャカLIVE]をブログに検索し、「当日について」を開いてその中の「コチラ」をクリックしたら聞法会館のLIVEが見れるらしいです。朗報、
 
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文房具

2009年12月21日 | Weblog
今治の裁判所の近くで印刻店(印正堂)を営んでおられた杉野正さんが亡くなられたのは昭和62年1月3日のことでした。59才と云うお歳でした。正さんは優れた印刻士として評価されこれからもまだまだいい仕事が出来るお歳でしたが残念なことでした。
前住の落款印や私の実印なども印刻してくださったのでしたが・・・、
 正さんの書斎には千冊を越える印刻、書道、漢字に関する書籍が残されていました。奥さんが申されますのに「主人は60を越えたらこれらでもう少し字の勉強がしたいと云っていました」と、それらを全て寺に移管されたのでした。私はそれらの中で寺の書庫に必要と思われる書籍類を残して全て大三島の図書館へ納めさせてもらいました。
 11月に杉野さん宅の報恩講にお参りをしましたら「この硯は主人がいつも使っていたものですが、ご院家さん使っていただけますか」と形見として下さいました。正さんが印刻の下字をこの硯で書いておられたのです。早速私の机に置いて使わせてもらっていますが、墨池のない丸い硯は小筆書きには非常に使い易く愛用しています。
 朱池も下さいましたが、これは高価なものなのでしょう、朱印の色がなんとも云えない上品な朱色をしています。

 これから年賀状の構想に入ります。この硯と朱印を使って見たいと思っています。
 写真の左が硯、右が朱池
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赤侘助(あかわびすけ)

2009年12月18日 | Weblog
一週間くらい前に枝下にひっそりと咲いていた赤侘助を撮影しておきました。今日見てみると寒さが厳しくなりましたがまだ落花せず健在でした。この花の容姿と色はしっかりとはっきりとしています。パンチがよく効いていると云える侘助椿です。
 この寒さの中を西王母も曙も咲き続けています。万福寺の椿「妙好人」(白藪椿)もボツボツ咲き始めました。
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数寄屋侘助

2009年12月16日 | Weblog
この椿が数寄屋侘助の蕾です。先に紹介した「覆輪侘助」と姉妹関係ではないかと私が勝手に思っています。
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覆輪侘助(ふくりんわびすけ)

2009年12月16日 | Weblog
各種頂いている椿の小苗に「覆輪侘助」と記された可愛い花がさいています。薄いピンク色で花弁の先がうっすら白く縁取られています。「数寄屋侘助」の変わり種なのかなァ、と思っています。
 侘助椿と称されているものでも相当数あるようです。拙寺にあるものだけでも10種近くはあると思います。胡蝶、白、赤、紺、加賀、伊予、数寄屋、一子、覆輪など、これら侘助と呼ばれているものでも必ずしも「侘助椿」の条件を備えているものばかりとは云えないようです。よくは分りませんが小さな可愛い薮椿のような花が侘助と呼ばれているような感じがいたします。最初に侘助と呼ばれた椿は「胡蝶侘助」であったようです。
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万両と千両(仙料)

2009年12月16日 | Weblog
仙料の叢の中に万両が生えて一緒に赤くなっています。こうして見ると赤い実と云っても全く違う赤だと分ります。仙料は朱色、明るい赤色です。万両は林檎のような少し黒っぽい赤です。
 仙料は「せんりょう科」、万両は「やぶこうじ科」に分類されています。やぶこうじは赤い実が一つ実りますので「一両」と呼ばれているようです。
 植物図鑑を見ていて驚いたことに「一人静」や「二人静」の草も「せんりょう科」の植物であることを知りました。植物の分類もこれは顕微鏡の世界なのですね、意外性に驚くことが多くて面白い世界です。
 画像の中央より左が万両の実、右が仙料の実。
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