一昨年12月に拙寺へ中島画伯が来山された折のご質問、
「浄土真宗と桜は何か関連がございますか?」
私はさて、何があるだろうか、と自問しながら咄嗟に親鸞聖人の青蓮院でのお得度の時の逸
話を思い出しました。
戒師慈鎮和尚が今日はもう遅いから得度式は明朝に致しましょうと申されると、九歳の聖人
の口から、
あすありと思うこころのあだ桜夜半に嵐の吹かぬものかは
と、古歌をつぶやかれたことをお話いたしました。
今観る三宝院の枝垂れ桜も襖絵に描かれた同じ枝垂れ桜も、今、風が吹けば大方は散ってし
まうのではないかと思われる程に満開に咲ききっています。
思わず「もう明日はない・・」と、つぶやいていました。
「浄土真宗と桜は何か関連がございますか?」
私はさて、何があるだろうか、と自問しながら咄嗟に親鸞聖人の青蓮院でのお得度の時の逸
話を思い出しました。
戒師慈鎮和尚が今日はもう遅いから得度式は明朝に致しましょうと申されると、九歳の聖人
の口から、
あすありと思うこころのあだ桜夜半に嵐の吹かぬものかは
と、古歌をつぶやかれたことをお話いたしました。
今観る三宝院の枝垂れ桜も襖絵に描かれた同じ枝垂れ桜も、今、風が吹けば大方は散ってし
まうのではないかと思われる程に満開に咲ききっています。
思わず「もう明日はない・・」と、つぶやいていました。