万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

秋彼岸・報恩講法座のご案内

2016年09月28日 | Weblog

   

来る9月30日(金)午前10時より報恩講・秋彼岸法要を併修にて営みます。御多用のこととは存じますが、ご参詣ご聴聞下さいませ。お越し下さいますご講師さまは東広島市正覚寺ご住職久保田城郷先生です。

 小説「親鸞」を新聞に連載し多くの方に読まれた。その作者五木寛之氏の近著「余命」に〈余命とは余裕〉ともありました。余裕はお念仏から我が人生が見られた時に生じるものなのでしょう。そのことは聴聞にきわまることと受け取らせていただいております。

 お参りくだいさい。12時からは「おもぶりご飯」のおときがあります。野々江と浦戸のお世話人さんのご奉仕です。

  

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初めての姉弟会を行いました

2016年09月15日 | Weblog

 数ヶ月前、末弟の徳正唯生(尊丸)から電話があり「一度、姉弟会を開いたらどうでしょうか、」と云う内容でありました。そう云えば、結婚式や法事で会うことはあっても、姉弟4人だけで話をしたことは、もう何十年もなかったことを思わされました。そうだ、今年は亡父の25年回の年でもあるから、京都のご本山へ一緒にお参りをしよう。と計画を立てました。

      

 ご本山西本願寺にお参りして次に西大谷本廟で法要を営みました。そして栂尾(とがのお)高山寺を訪ねました。この寺には40年位前に両親がお参りしているからです。その折、父が数首の短歌を詠んでいます。

 催邪輪(さいじゃりん)ついに読み竟(お)えその著者の住みしみ寺に今訪ね来ぬ 

 法然に強くあたりし論敵の人とも見えず我が心ひく

 山気浸々一眸新緑映ゆる中古き聖に接するおもい     

 

 

   

嵯峨野落柿舎    釈迦堂       大徳寺高桐院

5日夜は嵐山に宿を取り、深夜まで話し込んだことです。6日は嵯峨野を巡り、続いて茶道の寺、紫野大徳寺を散策いたしました。姉は今もお茶のお弟子が何人かいるようです。

 徳正(末弟)より手紙が届き、俳句が数句添えてありました。

  父母の納骨すまし初紅葉

  論敵の遺徳偲びし紅木槿

  語らひは深夜に及び冷酒かな

  落柿舎や姉兄弟揃ひ萩の花

  台風一過遺筆訪ねし二尊院

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第2子華乃(かの)ちゃんがが帰って来ました。

2016年09月09日 | Weblog

7月の28日に若坊守の実家、坂出市の産院において第2子を出産いたしました。長女唯南(ゆいな)の妹になります。名前は「華乃」(かの)と父親によって名付けられました。一ヶ月検診を受けて、9月7日、やっと万福寺に帰って来ました。母子ともに元気です。 静かだった寺内が俄然賑やかになり、赤ちゃんの泣き声がしております。

      

    華乃(かの)ちゃんです。どんな童女になるのでしょうか、

      

   お姉ちゃんの唯南ちゃんが華乃ちゃんのベビーバスッケットにもぐり込んでツーショット、 

 

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9月の法語

2016年09月01日 | Weblog

 台風10号はまたも東北から北海道方面に向かい猛威を振るいました。今までに経験しない豪雨に多くの家屋、田畑が洪水に流され、多くの人命が失われました。衷心お悔やみとお見舞いを申しあげます。お体に十分気を付けられて復興に当たって下さいますように、

 9月カレンダーをめくると、

  一生悪を造るとも 弘誓(ぐぜい)に値(あ)いて救わるる  とお正信偈の道綽禅師さまの『安楽集』のお味わいを引かれて「一生造悪値弘誓 至安養界証妙果」(一生悪を造れども弘誓に値いぬれば 安養界に至りて妙果を証せしむといえり)

 「一生悪を造る」とは誰のことかと云えば、これはこれは私のことであります。何事もない時は、どうにか国法や世間の道徳に従っているようですが、内面と外面は大方相反していることが多く、縁によってはどのようなことを行ってしまうか分からないような「我」を抱えて生きております。そのような無知、無明な私に光明で照らし、「恐れるでない、必ず救う、お浄土へ一緒に帰ろう!」と呼んでいて下さるのです。

 台風が過ぎて、少し秋めいて参りました。夏の疲れを癒やしつつお過ごしくださいませ、

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