万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

第4回万福寺京阪神地区門信徒の集い開催

2014年06月30日 | Weblog
                      


 6月29日(日)午後2時より京都ご本山西本願寺で京阪神地区門信徒の集いを開催致しました。今回で連続4回目になりますが、楽しみに足を運んで下さる方が少しずつ増えて本年は45、6名のご参加がありました。


                
 いつもの様に本願寺境内の安穏殿2階礼拝所を会場に午後2時に開会いたしました。早い方は12時30分頃には境内に来ておられました。
 礼拝所仏間で門信徒の方々の総永代経法要を正信偈六首引きをご一緒におつとめして一人一人お焼香をして頂きました。
 勤行に続いて若院がご法話を申しあげました。
 
 そして、続いて本年国宝に昇格指定されました阿弥陀堂にお参りし、永代経法要に参席、焼香させていただいたことです。そこでもご法話があり感激いたしました。
 続いて、御影堂にお参りして、向拝(ごはい)階段にて記念写真を撮りました。

       

            
 懇親会は北境内地の聞法会館1階和室をお借りして行いました。お弁当は花満(はなまん)製で上品なお味でした。住職の中学時代のクラスメイトが5人も参加してくれました。
一人ずつ自己紹介と近況を話していただきましたが、皆さんスピーチがお上手で和気藹々なごやかな時を享受させていただきました。5時過ぎ名残惜しいことですが、来年の再会を約束しながらお別れしたことです。
 
 京都駅から若院と新幹線で帰途に着きましたが、皆様ににお会い出来た何とも云えない嬉しさを噛みしめつつウトウトしたことです。
今年来れなかった方も来年は是非ご参加下さいませ。年に一度大三島の古里が京都のご本山に出張する集いです。
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額紫陽花(がくあじさい)

2014年06月20日 | Weblog
 今、どこに行っても紫陽花が真っ盛りです。この紫陽花の種類も夥しく多くあるようです。別に集める気などはないのですが、昔から庭や境内に植わっているのや、頂いたものや、鉢植えのをプレゼントされたりで、随分の紫陽花がこの梅雨期には咲いてくれます。
 今日アップしますのは、紫陽花の中の額紫陽花の種類です。それずれ名前がついているのでしょうが、覚えていませんので花だけにしておきます。

                
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梅雨の花

2014年06月20日 | Weblog
 昨日は終日梅雨空、今日は梅雨の晴れ間。朝7時からのサッカーギリシャ戦を晨朝勤行後からテレビの前に座りました。日本はよく攻めましたがゴールに至らずドロウとなって残念です。
 試合のことを忘れるべくカメラを持って庭に出ました。
 沙羅も今が真っ盛り、次々と繭のような花が見えます。サッカーの始まる前の方が断然きれいだったのでしょうが・・・、

            


 野で採集して庭に植えた「紫露草」頗る元気で花を咲かせています。実はこの露草は北アメリカからの渡来種で今では全国の山野に自生しているのですが、高校時代の生物の時間にこの紫露草の細胞の並びを顕微鏡で見ながらスケッチした思い出の草なので庭に植えておいたのです。草花としては極めて地味な品位を持っています。
             
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仏教婦人会法座

2014年06月16日 | Weblog
 6月14日(土)庫裏で用意されたおむすびの昼食後、午後1時より仏婦法座を開催いたしました。開座の勤行は正信偈、過去2年間に亡くなられた物故会員5名の追弔法要として全員焼香をいたしました。
 勤行後、「み仏に抱かれて」を全員で斉唱し、故人を偲びました。

 ご講話は三原市大和町萩原 教専寺ご住職 福間義朝先生
  いつもと変わらず軽妙なお話でなお且つ、重くて鋭いお味わいを語られ感動いたします。

 寺報「赤光」(しゃっこう)に掲載されたご法話をまとめられたご本『赤光』をお持ち下さいました。この一冊に35篇のご法話がまとめられています。その最初のご法話「視点が変わること」をご紹介しておきます。
                 

   視点が変わること
 人生において視点が変わることで、辛いことが一瞬にして有難いことにもなります。仏法とは病気が治ったり、急にお金が入ったりしていいことが起こる教えではなく、仏法を聞くことによって視点が変わり、今までの愚痴や瞋りが感謝や懺悔に転ぜらえてゆくことが仏法の働きです。
 これはインターネットに載っていたいた話です。あるサラリーマンの人が投稿されておられました。ある日彼は会社の仕事で出向先までバスに乗ったど、バス一杯だったそうです。ぎゅうぎゅうのバスに乗ったら、中はすごい熱気で最悪の状態だったそうです。しかもバスの奥の方で赤ちゃんがぎゃーぎゃー泣いています。彼は何でこんなバスに乗ったのか、自分の運の悪さを嘆いたそうです。すると赤ちゃんの泣き声がだんだん大きくなりました。不愉快も限界だと思ったら、赤ちゃんを抱いたお母さんが人の中を近づいて来ていることに気づきました。お母さんはバスを降りようとしてこちらに来ていたのです。彼はやれやれ良かったと思いました。そしてバス停でお母さんを降りようとした時、運転手さんがお母さんに聞かれたそうです。「どこまで行きたいんですか?」と。するとお母さんは「大学病院まで行きたいのだけど、この子が泣いてみんなに迷惑をかけるので、ここで降りて歩いて行こうと思います」と答えました。「赤ちゃんがびょうきなんですか?」と聞くと「熱があってしんどいようなんです。風邪をひいたのだと思います」とお母さんが答えます。すると運転手さんはマイクを持ってみんなに云いました。「ここに風邪をひいて熱のある赤ちゃんとお母さんがいます。みんなに迷惑になるのでここで降りて歩こうとしています。大学病院まで停留所はあと三つです。みなさん、がまんしていただけませんか」。
 一瞬乗客はシーンとなったそうです。その後何人かの人が拍手をしました。そしてその拍手はバス全体に広がり大拍手になりました。お母さんは赤ちゃんを抱いたまま泣き始めました。そのサラリーマンの方も目頭が熱くなったそうです。そしt思ったそうです。「自分は素晴らしいバスに乗れて良かった」と。その後赤ちゃんが泣いても人の熱気でムッとしても、むしろそれらが有難く感じられたそうです。
 このバスの運転手が言われたことが仏法です。バスにのっている人は不愉快感でイライラしていたと思いますが、運転手さんの言葉で視点が変わりました。自分のイライラの思いが赤ちゃんの風邪へと向けられ、何とか赤ちゃんが大丈夫であるようにという思に転ぜられたました。みんなが他の
人のことを案ずる思いはとても素晴らしい雰囲気を作ってくれます。だからバスの中は最高の雰囲気になったのだと思います。
 家庭でも職場でも今とても辛い環境にあっても、視点が変わったことによって相手に「有難う」と感謝することだって起こります。それがお仏壇に手を合わすことです。一日に一回は仏様の前で手を合わせることは、忙しい日々の流れから一瞬でも「おかげさま」と視点を変える時でもあります。

  有難うございます。『赤光』を読んでみたい方はお知らせ下さい、お届けいたします。
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仏教婦人会年次総会・法座

2014年06月16日 | Weblog
 6月14日(土)午前11時30分より万福寺仏教婦人会年次総会とご法座を開催いたしました。梅雨期と云えいいお天気で暑くもなくさわやかな好日でした。
 新旧の役員方、早朝より参集され、昼食のおむすびの準備、総会のリハーサルなどで大わらわです。

 定刻の11時30分開会、

          
       勤行は「讃仏偈」

                           
                   司会進行は越智一二美さん

                
                「仏婦綱領」菅 正子さんの先唱に続いて一同唱和いたします。昭和46年仏婦発足以来ずっと唱和し続けて来ました。
 
 私たち仏教婦人は 真実を求めて生きぬかれた親鸞聖人のみあとをしたい 人間に生まれた尊さにめざめ 深く如来の本願を聞き開き み法の母として念仏生活にいそしみます。
  一、ひたすら聞法につとめ 慈光(みひかり)に照らされた日々をおくります。
  一、念仏にかおる家庭をきずき 仏の子どもを育てます。
  一、「世界はみな同朋(きょうだい)」の教えにしたがい み法の友の輪をひろげます。

 そして、仏婦会歌であります「アソカの園」を斉唱と続きます。この会歌も40数年歌って参りました。
   
1、暁の ひかりとあおぐ
  み教えの ふかきみちびき
  母なれば 妻なればこそ
  ささげまし この手この業
  とうときは 法のみひかり
                2、安らぎの 胸にぬかずく
                  みひかりの ふかきみ恵み
                  ほほえみは 泉とわきて
                  み名よばん アソカの園に
                  とうときは 久遠の誓い
                                3、海はろか 外国人(とつくにびと)も
                                  慕いよる 法のともしび
                                  悲しみも 怒りも越えて
                                  たのまなん 両手(もろて)あわせて
                                  とうときは ほとけの教え
           
     会長の藤原京子さんの挨拶と過年度行事、事業報告


会計報告 会計担当の相原妙子さん

 役員の任期満了にともない、次期会長に野々江支部の越智英子さんが互選され報告承認されました。     
           
            新任の越智英子さんより挨拶と次年度諸計画が発表されました


        
               旧役員の皆さん、大変お世話様になりました。これからもご聴聞に励んで下さい。


        
               新役員の皆さん、宜しくお願い致します。
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仏教婦人会総会とご法座

2014年06月11日 | Weblog
                         


 ご案内いたしましたように、来る6月14日(土)に仏教婦人会総会とご法座を下記のように開催いたします。ご多用ののことで

しょうが、時間を作って是非お参りくださいませ。


  日時  ○6月14日(土)午前11時30分より 年次総会 ①過年度の行事・会計報告
                               ②新役員紹介と承認
 
      ○昼食 おにぎり

      ○ご法座     ① 物故会員追弔法要 お正信偈、焼香
               ② ご法話  2席
                           講師  三原市大和町萩原
                              教専寺ご住職
                                 福 間 義 朝 先生  
       福間先生はもう30年以上も前からご教化いただいております、おなじみの先生です。今は若手布教使の育成に情熱       を注いでおられます。




 仏教婦人会のご法座の頃には境内には紫陽花が色とりどりに咲く季節です。そして沙羅の花も咲く頃なのです。

         
       本願寺光真門主さまが平成13年2月にお立ち寄りになられ、お手植え下さいました沙羅の花がさいています。光真門主さまは去る6月5日退任なされ、6日に光淳新門さまに継職されました。


               
                この小ぶりな花は姫沙羅といいます。                                 
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宗方の櫂伝馬イベント

2014年06月01日 | Weblog

                         


 本日、6月1日(日)午前10時より宗方いこいの家海岸で櫂伝馬を伝統のように漕ぐイベントがありました。10数年前から宗方に行われて来た「十七夜祭」は諸事情から宮浦での夏のイベント「鶴姫祭り」として櫂伝馬は行われるようになっていました。本年は“瀬戸内「しまのわ」2014”の一環で宗方地区の総力を結集して立ち上げられたイベントなのです。おつむや顔つきとは考えられないような太鼓の打ち込みとかけ声、そして櫂さばきに一瞬、遠き古を彷彿とさせるに十分な迫力を感じました。ベリーグッド!

            
 櫂伝馬に乗せる神輿は器用な方が竹だけを使用した模擬神輿。村上水軍が使った「小早」はかくあったかと想像できます。
 突如、ハラグライダーが飛来して来てビックリ、空からの取材なのでしょうか、

                        
                         いこいの家は古の宗方小学校の校舎を利用した宿泊施設で、風光明媚な三つ小島の浮かぶ側にあります。
           


当万福寺とこの櫂伝馬と少しだけ関係があったと云いますと誰も首をかしげることでしょう。でも明治時代の当山の住職釋断流師の日事記録にはその事が記述されています。
 それは明治38年旧暦6月19日のことでした。京都ご本山へお願いしておりました(現在もお内陣に奉懸しております)各ご絵像が出来上がって二人の寺総代さんが京都へお迎えに参り、宗方まで14日にお帰えりになられました。19日の朝、宗方と口総の2艘のご座船に分けて奉安しそのご座船をそれぞれ3艘で、都合6艘の櫂伝馬が曳いて宗方から口総まで太鼓打ちながら漕いで迎えたとの記録が見えます。そのご座船の周りを百数十艘のお供船が取り囲むと云う壮大な海上絵巻が繰り広げられたことが知られます。土手にも多くの観衆が詰めかけ、宗方・口総始まって以来の盛事であったと伝えています。その頃には口総にも櫂伝馬の祭りが伝えられていたようです。このような面白い発案は宗方の旭屋総代、口総の万城屋総代などに依っているのだろうと想像します。
 その時の櫂の漕ぎ手は全て20代前半の若者達であったのですから、時代の激しい変わり方には甚だしいものを感じます。
 

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6月の法語

2014年06月01日 | Weblog
                              

   深い悲しみ 苦しみを通してのみ
   見えてくる世界がある
                  平野恵子 

 もう真夏に突入したような天候になりました。今年のこれからの梅雨が思いやられます。ゲリラ豪雨に襲われそうな予感がいたします。皆様ご用心ください。6月の絵はピチピチチャプチャプな感じで安らぎます。
 今月の平野さんの法語についての所感は2、3日後にアップ予定です。お待ち下さい。悪しからず。 
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