万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

香草(ハーブ)の花咲く

2012年06月27日 | Weblog
                      


                                  

実に鮮やかなレッドの花がチョウチョが飛んでいるように咲いています。これはチェリー・セイジと呼ばれ、いい芳香がします。
矢張りしそ科の植物です。しそ科の植物はいい香りのものが多く人間にとっては無くてはならない有用植物、有用食物です。



                      

 このブルー色の花は「ブルー・サルビア」と云います。矢張りしそ科でサルビア属の花です。

 三度三度頂く食事で味覚と同じくらい重要なのが香りです。日本料理でも香りが重要視されて来ました。ゆず、山椒の若芽、しそ、芹、三つ葉、牛蒡、などなど。お料理に香りがなっかたならば味覚も半減するでしょう。
 
 如来様はお供えのお仏飯もお菓子も果物も香りだけで頂かれますと、教えられてまいりました。それほどに食における究極は香なのだと思っています。


                      

                                    

 ハーブを植えているヶ所に咲いていたので、これもハーブであろうと思って撮影したのですが、ハーブではないそうです。しかし、またまた名前わかりません。アザミによく似た花です。 

 ◎ らんこさんよりコメントがあり、「モルダナではないでしょうか、ベルモットともタイマツバナとも呼ばれます。矢張りしそ科の花でハーブの一種です」とありました。ありがとうございます。
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仏教婦人会総会

2012年06月24日 | Weblog
                                  
                                  大内会長の挨拶

6/23(土)午前11:30より万福寺仏婦平成24年総会が開催されました。讃仏偈のお参り、仏教婦人会綱領の唱和、アソカの園斉唱と開会式典が進み、議事に入りました。先ず大内美保子会長挨拶、平成22年度、23年度の活動報告、藤原京子会計委員より両年度の会計報告がされ、続いて次期役員が次のように選出されたことが報告され承認されました。
 会長藤原京子、副会長菅正子、同越智一二美、会計相原妙子、委員村上洋子、藤原やよい、今井利恵子、小池千秋の8名の方々にお世話いただくことになりました。宜しくお願いいたします。
                   
                   司会進行は市川美保子さん
                                       
                                       会計報告をする藤原京子さん

        
        新役員メンバー

                                   
                                  新会長の藤原京子さんの挨拶

 
                    
                    昼食はいなり寿司
                    早朝より新旧の役員皆さんの心ずくしです。                                      おいしくいただきました。


          
          庭の瓶に植えている睡蓮が仏婦法座の朝咲きました。

 午後の部は午後1時より物故会員の追弔法要をお正信偈皆さんでお参りし、お焼香をしていただきました。続いて「みほとけに抱かれて」を斉唱しお浄土の方々を偲んだことです。
                                   
                                         
 ご講話は、いつもながらの軽妙な語りで、満堂の会員を爆笑の渦を起こさせながら、最近の急激に変化している葬儀の様相を通して人の絆がより希薄となりつつあるとともに死生観と云うものを考える機縁となるものが極めて少なくなり、人間の文化的生活は崩壊しかねないような社会的問題を起こしつつあることをご法義を中心にお話下さいました。
 秋のお彼岸法座には山下先生のご子息がご来講くださることになっています。楽しみにお待ちいたします。

                                               
                                               沙羅樹遠望
   
 
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仏婦法座の準備

2012年06月22日 | Weblog
                               
                               お内陣の仏華
                               アジサイと菖蒲を沢山使いました。

 台風が相次いで襲来、梅雨前線を刺激して各地が豪雨に見舞われましたが、しまなみ海道周辺は被害が生じるような降雨ではありませんでした。
 今日は不快指数のい暑さで明日の仏婦法座は猛暑の日になるかも知れません。
 若院は千葉県方面の常例布教のため仏婦法座は留守です。寺族3人で気合いを入れて準備をしました。

                
 庫裏広間の床に恵信尼さま(親鸞聖人の御内室)の御絵をいつものようにお掛けしました。本紙は龍谷大蔵でこれは複製です。 

                                           
 講師間床には大谷籌子(かずこ)裏方の短冊をお掛けしました。「のちのよは やみもまよわじてりわたる のりのともしび たのむ身なれば」。籌子裏方は大谷光瑞門主の内室で九条家から嫁せられましたが、明治44年、30才で早世されました。仏教婦人会の初代総裁となられ、京都女学園や相愛女子学園、東京の千代田女子学園などの創設にも力を注がれた方でした。

 浄土真宗の800年になろうとする歴史で女性の活躍はある面では男性以上と云ってもいい程のはたらきが見られます。在家教団を旗印とする浄土真宗では当然と云えば当然のことなのですが・・・・・、法雨あまねく降り注ぎ、いのち弾めり。
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仏教婦人会法座

2012年06月21日 | Weblog


 6月23日午前11時開始で、万福寺仏教婦人会総会(会長大内美保子)を開催いたします。平成22年から23年度にわたる

活動報告と会計報告がされ、役員の任期満了に当たり次期役員の選任が行われます。

 昼食はいなり寿司が用意されます。

午後1時からのご法座の勤行は会員物故者の追弔法要としてお参りいたします。2年間で23名の方々がお浄土にお帰りになられ

ています。

 続いての記念法話のご講師は岡山県高梁市浄福寺ご住職、山下義円先生です。お馴染みの先生です。どうかお誘い合わせてお参

り下さいますようご案内申し上げます。
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次々と沙羅が咲き始めました

2012年06月18日 | Weblog
                                

 昨日の雨は遠のきましたので、急いで皐月の刈り込みの残りの作業を行いました。家族総出で行いましたからきれいに片づきました。
 沙羅の花が次々と咲いています。日が昇った頃にはこのように全開となります。

              
              全開の沙羅の花をしげしげと・・・
              花径は7㌢前後です。

                          
                          これは姫沙羅の花です。幹も葉っぱも沙羅と一寸見分けがつきません。

                  
                  花は沙羅よりずーっと小振りで花径3㌢くらいです。お茶の花によくにています。

夏椿と呼ぶのが正式名でつばき科に属す落葉高木です。姫沙羅も本名はサルスベリ、サルナメリ、アカラギなどと呼ばれていたことが牧野富太郎博士の『新日本植物図鑑』に述べられています。「シャラノキ」の呼び名については「この木をインドのシャラノキ(沙羅樹)と間違ったことに基づく」とそっけなく述べておられます。これは植物学者としては当然のことでインドのシャーラ樹もしくはサーラ樹とは科目も全く相違している樹木であることは間違いないことです。
 インドのクシナガラのシャーラ林の双幹のシャーラ樹が四方に立つ中にやすまれてお釈迦さまは80才で涅槃(入滅)に入られますが、その折りシャーラ双樹の色が悲しみの色に変わって行ったと仏典には伝えています。
 そのシャーラ樹は「ふたばがき科」に属す常緑大喬木で高さ30㍍~50㍍に達し、幹の直径1~1.50㍍にもなる巨木なのです。用材としても非常に重要で漢訳仏典では「堅固樹」と訳されています。また、3月中旬頃に無数の白い小花を咲かせ雪を被ったようにそれは美しいと云います。その花が咲いたシャーラ樹を仏典には白い鶴が止まっているように見えることから「鶴林」とも訳されています。
 仏典を通してしか知ることが出来ない「沙羅双樹」を想像し憧憬し、深山を経巡る修行の最中にふと見た「夏椿」の真っ白に無数の花を咲かせている光景に、行くことも出来ない果てしなく遠いインド、お釈迦様の涅槃の地クシナガラの沙羅林を焦がれ思う想いが、一日のはかない花のいのちながら華麗に輝いて白く咲く「夏椿」を「沙羅」と見立てて呼ぶようになったのでしょう。
 「夏椿」を「沙羅」と呼んだその思いに、聖地インドへの萌えるような憧憬の熱い想いをうかがい知ることが出来るのです。その時代は平安・鎌倉の古き日本の深い精神の培われていた時代の頃のことであろうかと思うのです。
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大三島パワースポット88

2012年06月16日 | Weblog
                               

今春、上載のような「大三島 パワースポット88」と題された大三島の観光案内マップが発行されて大三島の各道の駅に置かれています。
 大三島町、上浦町のよく知られている名所や隠れた名所88ヶ所を住民が選び、イラスト絵地図が編集されたのです。眺めていますと千年を越える大三島住民の生活の歴史などが偲ばれてヒストリアの世界に浸れます。


        
        多々良岬の「村上三島記念館」を①として大三島を左回りに番号が付され、万福寺は48番目に挙げられていて、「阿弥陀三尊像、山岡鉄舟筆山号額、中島千波筆ふすま絵ーー必見です」と紹介されていました。

                                      

 裏面のジャンル別コースの「ミュウージアム 体感コース 大三島」にも万福寺が入れられていて「金地の4面に、満開の枝垂れ桜が描かれています」と紹介されていました。
  (大山祇神社)国宝館・海事博物館、大三島美術館、万福寺、ところミュージアム、伊藤豊雄建築ミュージアム、岩田 健「母と子のミュージアム」の順路ですが、逆順でもいいのです。万福寺の拝観料は無料、住職か若院が在院の折は説明をさせていただきます。
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沙羅の花咲く(夏椿)

2012年06月15日 | Weblog
                    

                                            

 今日、6/15 皐月などの刈り込み作業をしていたら予報通り雨になりました。片付けをしながら沙羅の木を見上げると、高枝に白く見えるものがある。沙羅が咲いたのだ、側に寄って見ると、1輪まさに沙羅が咲いていました。今年の初花です。雨がポツポツと降る中を撮影しました。
 昨年は6/21に2輪開花したのでしたが、今年は拙寺では少し早いようです。いい写りではありませんが記録に留めておきます。
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離郷門信徒の集い 第3回

2012年06月14日 | Weblog
本年も京都本願寺で万福寺離郷門信徒の集いを開催いたします。先日、アドレスの分かっている方へはご案内を差し上げました。このブログで初めて知られた方、何方でも参加出来ます。ご希望の方はコメントやEメールでも受付ますのでお知らせ下さいませ。

  日時:7月1日(日) AM11時    受付
               11:20  永代経法要
               12:15  会食

               01:00  両堂お参り
               01:30  帰敬式(おかみそり)
               02:00  龍谷ミュージアム入館

  会費:1家族 2、000円  会食費 1人1、000円 (当日受付にてお願いいたします)
  持参品 : お念珠、経本、門徒式章(ない方はお貸しいたします)

  会場 : 西本願寺境内北東隈 「安穏殿」(あんのんでん)2F

  申し込み:℡ 0897(83)0032
       eメール manpuku@me.pikara.ne.jp
又は 当ブログのコメントでも可

先に亡くなって逝かれた方々のご恩を偲び、お法のご縁に遇わせていただき、同郷の方々と懇親の時と場をもたせていただく集いです。皆さま誘い合わせてご参加下さいませ。



                



                                            


                


 カメラの中古店でニッコール180㍉大口径レンズを入手致しました。勿論ピント合わせも露出も手動です。被写体との距離は150㌢くらいまで近寄れます。ずっしりと重いクラッシックなレンズで、ズッシリとした重さになんとも云えない充実感を覚えます。
 これら紫陽花の画像はテストに撮影してみたものです。矢張り三脚は使うべきだと思いました。
その昔、このレンズが発売された頃は私には高嶺の花でしたが、今中古のレンズを考えられないくらい安価に入手しましたが、その価値は変わりません。いつも枕辺に置いて寝ています。幸せ・・・
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あじさいに蝶蝶

2012年06月13日 | Weblog

紫陽花に黒揚羽蝶が・・・・

 紫陽花は水の精のような花なので、甘い蜜があるとは考えられないと云うイメージを持っていましたが、矢っ張り蝶蝶はとまるようです。花蜜はあるのですねェ。黒揚羽蝶がとまっていました。
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岩藤(いわふじ)

2012年06月09日 | Weblog
                                       
                                       岩 藤

東北地方まで入梅したようです。雨の季節の女王紫陽花が一斉に咲いて安らぎを与えてくれております。


 6/6、宗方のT.Fさんが急逝され8日に葬儀が行われました。Tさんは先日5/26日の降誕会法座にもお参りされ喜んでおられましたし、昨年の4月にはご本山での親鸞聖人750回大遠忌法要にもお参り出来たことを喜ばれました。ご主人が数年前にご病気で車椅子生活を余儀なくされるようになられ、その介護に献身の毎日の中を団体参拝に参加されたのでした。ご自分の辛いことや難儀なことは全く口にされず嬉しかったことや有難かったことを素直に喜ばれる方でした。

 葬儀が終わり最後のご挨拶をご長男の信吾さんがされました。その中に母はいつも「今が一番幸せ!」と云っておりました、と謝辞の中に申された言葉に会葬者は涙と感動の波が起こったことでした。

 心悼むことでございますが、お法(みのり)のみ光の中に悲しみも辛さも抱かれてあることを身心に受け止めさせていただきます。和南



               
               鉢植え山あじさい
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