万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

夏の名残の花たち

2014年08月28日 | Weblog
           
                                                    
             寺庭の百日紅(さるすべり)


 今年の夏は天候不順に何度も台風や低気圧の接近でゲリラ豪雨が各地に猛威を振るい多くの犠牲者が出ました。痛ましいことです。
 ふと、庭に目を向けると猛暑の中も、台風の中、豪雨の中も平然と咲き続けていた夏の花たちが鳴く力が弱まった蝉の声の
中に揺れていました。今年の夏も終わりです。

        

                                           
          野牡丹の魅惑の紫も来年まで見れません。名残の花です。
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夏の思い出

2014年08月28日 | Weblog
                              

                                                   


お盆が過ぎて一段落した頃に広島の孫たちが家族でやって来ました。久しぶりの来訪です。成長期にある孫たちですからその成長に目を見張るものがあります。
カラオケに行きたいと云うリクエストで、両家族で行きました。誓悟(せいご)君のボーイソプラノで歌う「花は咲く」には感動しました。数年先には誓悟君のボーイソプラノは聞けなくなるでしょう。高校一年になった樹南(みきな)さんはアニメ映画「アナと雪の女王」のテーマソング「ありのままで」を英語で歌ってくれました。これにも爺も婆も感動しました。
 草や木のように知らぬ間に変化し続けている現実を改めて感じたことです。
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唯南(ゆいな)ちゃんの初離乳食

2014年08月24日 | Weblog
                 

 孫の唯南ちゃんが誕生から6ヶ月を過ぎました。昨日、初めて“おもゆ”を3匙食しました。味覚が感じられないのか無表情で口をもぐもぐしていました。これから少しずつ人らしい食べ物が与えられてゆくのでしょう。
 今のところ不調もなく健やかです。少しずつ心が通じている感じがします。
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お盆が終わって

2014年08月24日 | Weblog
 お盆が終わって広島の孫たちが家族でやって来ました。その日の未明、広島の安佐南区・安佐北区方面は1時間に100数10㍉と云う考えられないような集中豪雨に襲われて大変な災害となりました。
 懸命な捜索、救助活動が行われています。あの辺りには大三島からの出身者も多く住んでおられる所で安否が気遣われます。

 災害により亡くなられた方、衷心よりお悔やみを申し上げます。また、被災された多くの方々にお見舞いを申し上げます。復興の少しでも早からんことを念じおります。
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雨の盆踊り

2014年08月16日 | Weblog
 宗方地区の合同盆法要は8月14日午後7時より宗方老人集会所で行われました。これには若院が参りました。法要に続いて広場で盆踊りが行われましたが。降雨の中での踊りになりました。

 15日は野々江地区、口総地区の盆踊りが行われたのですが6時30分頃より雨となりました。
広島のRCCテレビが取材撮影に来られましたが、生憎の雨で残念なこととなりました。野々江地区に伝わるソウメン箱に御名号と初盆の方のお名前を書き、蝋燭とお花をお供えして背中に背負って踊る盆踊りは雨の中を野外で行われ撮影したとのことでした。口総地区は法要中に雨が激しくなり本堂内で踊ることとなりました。それでも様々な仮装が参加されてユニークな盆踊りが楽しめました。テレビ局の撮影も行われ、9月21日に編集放映されるとのことです。


    

                
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歎異抄影印集成

2014年08月13日 | Weblog
                   


 去る8/1日付で京都永田文昌堂から表記の集成が出版されました。今は龍谷大学の名誉教授であられる矢田了章先生と現教授林智康先生の監修により現存の歎異抄の写本5篇が影印集成されて出版されたのです。今までは蓮如上人の写本(本願寺蔵)は影印によって見ることは出来ていましたが、他の4篇についてはこの度の集成本で初めて世に見ることが出来る様になったのです。
 歎異抄の著者の原本が早い時期に失われている今日、この集成の果たす意味の重大さを思います。有難いことです。
 
 掲げた一葉は龍谷大蔵の「歎異抄」の序文末尾と一章目の影印。
 収録されている諸写本は次の5本です。

 1、本願寺所蔵蓮如上人書写本
 2、龍谷大学所蔵室町末期書写本
 3、中井玄道氏旧蔵室町末期書写本
 4、光徳寺所蔵室町末期書写本
 5、本願寺所蔵実悟抜書
   

 この編集に坂出市に今いる当山の次男林恵真(旧姓浅野)も一寸だけお手伝いさせて頂いたようで巻末に林恵真の名が見えることも親としてみれば嬉しいことです。
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14パーセント大きいお月様

2014年08月12日 | Weblog
                    

 今、お月様が地球に一番接近している周期にあって、8/10、11にはいつもより14㌫位大きいお月様が見られると云うことでした。10日は11号台風通過で曇天、昨夜11日は流れる雲はあるうものの快晴でした。
 私の寝室の頭側の窓を開けると本堂の大屋根の右横に満月が見えました。180㍉レンズにコンバーターを装着して倍の360㍉にし三脚を据えて撮影を試みました。21時頃の撮影です。
 14㌫大きいと云っても中天に上がるとそう大きいと感じるものではありません。
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台風11号

2014年08月10日 | Weblog
 大型台風11号は時速15㌔と云うのろい進行で四国の室戸に上陸、北北東に進んで現在兵庫県に再上陸との報道です。昨夜強い風雨に不安な夜でしたが、朝になると嘘のように静かになりました。大三島には今回も被害はなかった模様です。
 しかし今回の台風も広範囲に未曾有の豪雨を巻き込みながらノロノロな進行で各地に被害を広げています。ご用心ください。

 小生(住職)は数日前に境内の雨で出来た窪みに足を取られて、右足の甲を捻挫してしまいました。大事無いのですが今のところ正座が出来ませんのでスツールを使用しなければなりません。悪しからず。
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8月の法語

2014年08月01日 | Weblog
                    

 8月に入りました。台風12号の影響で大三島も夕方から雨が降り始めました。

 今月の法語は東井義雄先生のお言葉です。

   拝まない者も
     おがまれている
   拝まないときも
     おがまれている     
           東井義雄(とういよしお)

 東井先生は兵庫県但馬で小学校の教職にあられ、校長をも勤められましたが、60才の定年をむかえても地域の人たちが止めて貰っては困ると、嘆願書をもって教育委員会に願って留任された程の人間教育に重きを置かれた尊い先生であられました。その先生の中心に常に働いていた心は絶対他力のお念仏の心でした。

 拝む者が救われて、拝まない者は救われないと云うようなことではないのです。拝む者も拝まない者も同じように拝まれているのです。
 拝んでいる時に阿弥陀さまと通じ合うと云うことではなくて、拝まない時も阿弥陀さまはこの私を拝んで下さってあるのです。

 このお言葉を味あう時、山陰の妙好人浅原才市さんの同じようなお歌を思い起こします。

   わたしゃ、あなたにおがまれて、
     たすかってくれと、おがまれて
       ご恩とうとや、なもあみだぶつ  才市

 東井先生のご本にこのようなことが記述されていたことを思い出します。ある夜更けに電話があり受話器を持たれると次のような尋常で無い言葉が聞こえてきたのだそうです。「わしはこれから死んでやるんだ!死ぬるんだ!・・・」と、先生が何を云っても「死んでやる、死んでやる」と彼は云う。先生はこのように云われたそうです。「あなたは死ぬる、死んでやると云っていますが、あなたの心臓も呼吸も・・あなたの体全体があなたに生きて下さい、どうか生きて下さいと、働き続けているのですよ・・・」と伝えるとプツンと電話が切れたそうです。翌朝、その次の朝も気になって新聞記事を探すも自殺者の記事は無くてホッとされたと云うような内容でありました。
 先生のお創りになられた詩やご文には自分が気づいていようがいまいにかかわらず一切の目に見えるもの、見えないものによっていだかれ、生かされ続けていることが溢れています。
 
 
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