万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

4月の法語

2014年03月31日 | Weblog
     


一切(いっさい)は 
   縁(えん)において生(う)まれ  
 縁(えん)においてあり
   縁(えん)において去っていく
                  宮城 (みやぎしずか)

 宮城 先生のお言葉は昨年の12月に「念仏者とは 一切衆生を 御同朋として 見出して

いく存在」の深いお言葉が 掲げられていましたが、それに続いてのお言葉です。

お念仏のお味わいから宮城先生自身の深い思索を通して語られているのでありますが、今月の法

語は「一切の存在の相(すがた)」について語られています。それは「縁」に依らない存在は全

く無いのであり、全ては「縁」によって動く存在となっているのであります。

 縁が無ければ仏法を聞くことも、お念仏申させていただくようになることもあり得ないのであ

ります。人生を喜ぶことも、一切のご恩を感ずることも起こらないのです。

      

 今、野も山も、里の家々も花盛りです。寒い冬だっただけに花の美しさが凝縮されていて一際美しく目に映ります。
 写真は「ばら科」の花たち・・・ソメイヨシノ、梨の花、桃の花。
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百花繚乱

2014年03月30日 | Weblog
              
               連翹(れんぎょう)
                        
                               
                                  雪柳  

              
                四手辛夷(しでこぶし)

                                
                                 辛夷

              
                雪柳の向こうに卜半椿が咲いています

                                 
                                  三つ葉躑躅

              
               これも雪柳と云うのでしょうか、少し薄紫色がかっています。

 いつの間にか寺庭は種々の花が処々に咲きこぼれています。草木の持っている体内時計は正確

で、驚くことしきりです。
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草萌ゆる

2014年03月29日 | Weblog
         
   貝母

                             
                               マメ草


  一人静の叢


                       ひよこ草?



    仏の座(三蓋草)「仏の座」と云っても春の七草の「仏の座」ではありません。


     
   たんぽぽ たんぽぽに関西たんぽぽと関東たんぽぽの違いがあるとのこと、これは関西たんぽぽになるのでしょう。
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ご法座が終わって桜開花

2014年03月27日 | Weblog
 昨日で永代経法座が満座となりました。島根県温泉津町からご遠路を菅原昭生先生はお車でお越

し下さいました。

 いつものように歯切れのいいご講話、溜飲が下がるような、目の鱗が取れるようなお話の展開で

有難いご縁でした。

 自分自身の考えや思いの中で良い悪いを行ったり来たりして喜んだり悲しんだり、嬉しがったり

腹が立ったり、高慢になったり極度に卑下したりで安らぐことがありません。そのような我々を

両方ともに懐き摂り「大丈夫」と呼んで下さるのが南無阿弥陀仏さまであるとご講話を通して味

あわせていただいたことです。ありがとうございました。

 昨日は終日お天気の良くない日でありましたが、皆さまようこそのお参りでありました。

 宗方のお世話人さん、おときのお世話有難うございました。「おもぶり」大変美味しくいただ

きました。

 午後1時からの定例世話人会にはご多用のところご出席下さり、平成25年の万福寺活動などご

承認頂きありあがとうございました。本年のご法座などの活動も宜しくお願いいたします。


 今朝、境内の「染井吉野」の開花は如何と枝枝を眺めますと、5,6輪は咲いているようなの

で、万福寺の桜開花を認めました。

 午後4時頃に出て見ますと、暖かい陽気に誘われるように開いた桜が枝枝に沢山見られました。

明日は3分咲きくらいになるでしょう。

           

    3月27日午後4時頃の万福寺境内の染井吉野の咲き具合。

昨日の夕方の咲き具合から明日には3分咲きになるでしょうと書きましたが、今朝は少し冷え込

んでいましたので蕾みに動きが止まったようです。2、3日遅れそうです。

 瀬戸内海の丁度中心に位置している大三島の桜開花は意外と遅いのです。それは何故かと云い

ますと瀬戸内海の中心には春を運んでくる太平洋からの暖流が入り込まないからで、冬に冷え込

んだ潮が停流しているために朝方の気温が冷え込むためなのです。日中は暖かいのです

が・・・、大三島では海に近い所の桜ほど開花が遅い傾向があります。
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彼岸桜・山茱萸(さんしゅゆ)満開

2014年03月22日 | Weblog
             

                                    

春のお彼岸が来ると間違い無く咲くのが「彼岸桜」です。幹も枝も花も一寸小ぶりで上品です。

誰が見ても「ほっ」とするやさしさが伝わります。

 今咲いている木は植えてまだ3年くらいなのですが、昨年から盛んに咲いています。この木は

三代目で、以前は境内や庭に明治頃に植えられた「彼岸桜」が3本ありましたが、境内などの造

成工事やこの度の本堂改築工事などで残念ながら撤去されたのです。今植えられた子苗は菅富二

男さんが10年くらい前に境内の彼岸桜のひこばえを持ち帰り育成されたのです。それが今では

かなり大きくなり、またひこばえが沢山に出ているものを数年前に下さったものなのです。前の

境内にあったものから云うと孫に当たるのです。

 『牧野 新日本植物図鑑』によれば 「本種は昔からヒガンザクラといわれていたいろいろな

ものの本家本元であって」とあり、さらに「花はサクラ中で最も優美で、また一番早く花を開

く」と述べられています。 


 山茱萸の花も少し盛りを過ぎましたが、彼岸桜と並んでさいています。「春黄金花」(はるこ

がねばな)とも呼ばれます。 
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春季彼岸法座

2014年03月16日 | Weblog
◎当山若院は、3月16日〜19日までご本山の常例布教講師として本日上洛いたしました。ご

本山北境内地の聞法会館1階にある「総会所」(そうがいしょ)で午後2時、7時に講話いたし

ます。また16.17日にはご影堂でご晨朝法要に続いて法話をさせていただきます。ご縁ある

方はどうか足をお運びくださいませ。春のお彼岸でもあります。また、16日は宗祖のご命日法

要でもあります。


◎万福寺の春彼岸法座と永代経法座は下記のような日程で厳修させていただきます。どうかお誘

い合わせてご参詣下さいませ。

  ○日時   3月25日午後1時開座
           
        3月25日午後7時 宗方集会所出張法座

        3月26日午前10時 ご満座法要
             正午   おとき(庫裏)

          26日午後1時より定例世話人会(本堂)  

○ご講師  島根県温泉津町 西楽寺ご住職 菅原昭生先生です。


  無常迅速ーーー人の一生はアッと云う間に過ぎ去って行きます。その時の流れの中で「まこ  と」に出遇うご縁はそう多くあるものではありません。心して向き合うことが必要なことです。



               
     春蘭 余胡蝶
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本日の地震について

2014年03月14日 | Weblog
本日3月14日午前2時7分、伊予灘にて地震があり、
大三島でも強い揺れを長時間感じました。
大三島では震度4でしたが、揺れている時間が長く
また深夜であったため、それ以上に感じひやりとしました。
お寺では、確認の結果、幸い被害はありませんでしたし、
他のお宅でも大きな被害はなさそうです。

ご心配いただきました皆さんありがとうございました。
(お電話、メール等ありがとうございました)
日頃から、備えが必要だと改めて感じました。
取り急ぎ、ご報告まで。

(若院)
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梅花の終わり

2014年03月13日 | Weblog
 日に日に春光が明るくなって行きます。ボツボツ桜のたよりがニュースに出始めて来ました。

寺庭の梅もそろそろ見納めです。梅も桜もばら科の花で従姉妹くらいの関係でしょうか、


    
     枝垂れ梅の最も枝垂れた先の花


                       
                     この古木の梅の幹はほとんど皮だけになって花を咲かせています。
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馬酔木(あせび)

2014年03月13日 | Weblog
                     

 数日前より馬酔木の花が枝垂れ咲いています。房状に白い花が咲くのですが極めてやさしい花です。一昨年園芸のお好きな菅富

二男さんから、どこかに植えておいて下さい、と頂いたもので庭の片隅に植えておいたものです。昨年、今年と花が咲いていま

す。

 馬酔木(あせび)はつつじ科の植物で「どうだんつつじ」などとも雰囲気が似るものがあります。ですが有毒な植物で、これを

馬が食べるとフラフラになり酔ったようになることから「馬酔木」と表記されているとのことです。「あせぼ」とも呼ぶ地域があ

るようです。
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ぴっぱら『和の家』(なごみのいえ)

2014年03月10日 | Weblog
               

                                     

 3/10(月)かねてより依頼を受けていた三原市大和町大草にある宅老サービス事業所ぴっぱら『和の家』(理事長徳正唯生

師、私の実弟)にお話に参りました。数年前より近所の無住になった寺院の庫裏を利用して上記のような宅老サービスのNPO法人

を地域の人たちと立ち上げたのです。昨年より活動を始めているのですが、私はその状況を見る機会がまだなかったのです。講話

の依頼を受けて初めて伺った分けです。車で行く途中から牡丹雪が舞い始め、大和町辺に来ると田んぼには積雪が見られました。

 『和の家』には開会の30分前頃着きました。出席者が雪の舞う中を三三五五やって来る姿が見えました。古い建物を少しリホ

ームし、畳敷きの和室にテーブルを置き、様々な椅子が設えてありました。地域の人達が不要になった椅子などを提供されたもの

のようです。正面の床にお仏壇が安置され、その前に講演用の卓が置いてありました。

 開会の10時には30人を越えるような人達が集まっていました。60代、70代の女性が大半で男性も4、5人見受けられま

した。

 お仏壇に向かって勤行(讃仏偈)、それから講話、中休みをはさんで約80分お話をさせてもらいました。

 講話後、にスタッフが造った昼食、驚いたことに懐石盆に一汁5菜、それにちらし寿司が付いているご馳走なのです。お野菜が

主なのですが、心のこもった昼食です。私は午後からご門徒の組法座(お寄り講)があるので食事は取らずに辞したことですが、

このような集会が月に4回開かれているようで、運営も中々大変であろうと感じられました。これも皆さんのご協力なくして活動

は出来ないことです。

 参考までにいただいたぴっぱら『和の家』の3月の予定を紹介しておきます。

  3/1(土) チエミさんの「心とからだのリラックス・呼吸法」      弁当
   10(月)[仏事に親しむ] 浅野純以師「夜半に嵐の吹かぬものかは   昼食 午後「歳を捨てましょう」
                                        リーダー西サカエさん他 
   17(月) 田原先生の「茶壽を生きるという人」           昼食 春の絵手紙 ~さくら咲く~

   24(月)「写経のひととき」お正信偈ほか
         ~和綴じのお経本作り~                 昼食 「初心者のための囲碁教室」&「大人の
                                        ぬり絵・脳活性カルタ」
   29(土)「元気へ一歩」 ~やさしいヨーガ~            昼食 冨田先生「歯の健康教室」
                                               ~歯周病は怖い~ 


  
  会食風景。あいにくカメラを忘れていたので携帯電話で撮りました。写りはよくないです。
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