万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

初参式

2011年06月26日 | Weblog
                           

 昨日6/25 仏婦法座に併せて初参式を行いました。5人の出席申し込みがありましたが当日体調が悪く欠席1名となり4名

のお子たちのお参りでした。

 仏前においての表白に なかがわあきら先生の「いのちのであい」の詩を組み入れさせていただきました。

   おとうさんとおかあさんと ほとけさまとあなたとの
   ふしぎないのちのであいが いまはじまるのです
   
   あなただけの たったひとつの 
   あなたにめぐまれた あなたのいのち

   たくさんのたくさんの
   いのちに生かされて
   いま

   ほら おとうさんとおかあさんと
   ほとけさまの
   あたたかな 手と
   やさしいこころと まなざしのなかで
   うれしいですね

   いのちねがわれて
   つづいていくのです
   いのち生かされて
   つづいてきたのです

   生きとしいけるもの
   すべてのいのちが

 お世話くださった仏婦役員と一緒に記念撮影をして庫裏広間でプリンを食べながら歓談いたしました。

 健やかに直ぐく大きく成長されますように、


 1時からの仏婦法座には福間義朝先生がいつもながら軽妙なお話で「知識」と「智慧」の大きな違いについてお話くださいまし

た。現代は知識について云えば100年前の成人の知識は現代日本のの6才の子供の方が知識量は多いでしょう。しかしその知識

が多いからと云って「しあわせ感」は生まれては来ないでしょう。ありがとう、おかげさま、と云う智慧の心がはたらいてこそよ

ろこぶ心が生まれ「しあわせ感」が恵まれてくるのです、とお話くださいました。

 そうですね、沢山の仏典も親鸞聖人のお書物もすべてキラキラ輝く智慧のお言葉なのです。遇いがたくして今遇うことができま

したと、大慶喜心身に満ちる世界を述べてくださっているのです。知識として読んではならいことです。光を浴びる姿勢が大切な

ことと聞かせていただきました。ありがたし、


                                     
                                     福間義朝先生
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仏教婦人会法座

2011年06月25日 | Weblog
         
         45年の歴史を刻んだ仏婦会旗

 今日6/25(土)午後1時より仏教婦人会法座が開催されます。講師は三原市大和町から福間義朝先生がご出講くださいま

す。

 午前中には子供たちの初参式を行います。始めてもう45年にもなるのですがその頃に初参りした子供たちが今はお母さん、お

父さんです。一代はほんとにアッと云う間のことです。ですから恵まれたご縁を大切にお聞かせあずからなければならないことで

す。

                      
                    仏華はアジサイを主に生けました
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沙羅の開花

2011年06月21日 | Weblog
                       
                    玉響(たまゆら)ともいうべきか、 

 昨日めやすを付けていた二輪の蕾を暁鐘(5:30)を撞いてから見に行くと開き始めていました。このように力を蓄えて鞠のよう

に丸く膨らんでいる時が一番魅力的です。今朝は雨に濡れていますからより一層の美を感じました。

 雨に濡れて咲く繭玉のような輝きに見入りながら脳裏に「たまゆら」の言葉が期せずして思い起こされて来ました。

たまゆら・・・、

 部屋に帰って「たまゆら」を辞書で引くと、漢字表記は「玉響」(たまゆら)、意味は「しばらく」「しばし」「かすか」と云

うような意味で使われて来たようです。しかし原初的な意味は玉と玉が触れあってかすかな音がする、その一瞬の時と云うような

意味であったのではないかと思いました。

 この朝ぼらけに雨に濡れて密やかに咲こうとしている二輪の沙羅の花の情景は「玉響たまゆら」がふさわしいと思いました。


                     
                    6:40頃にはこのように開花していました。 
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姫沙羅(ひめしゃら)

2011年06月20日 | Weblog
                         
                        姫沙羅の花

 昨日 午後から雨が上がったので庭の皐月の剪定を始めました。電気バリカンで刈り揃えて行きます。坊守、若坊守が剪定くず

を掃除すると云う作業です。調子よく作業は進んだのですが途中からまた雨が降り始めたので残りは明日にして止めたのですが昨

夜から今日も雨・・・・。皐月の剪定はお預けとなりました。

 沙羅の花も咲き始めましたが今は姫沙羅の花が盛りです。姫沙羅の花は小さくて質素ですがその樹形と木肌には惹きつけられま

す。40数年前に沙羅を求めて庭の中心に植えたのでしたが、実はそれは姫沙羅だったのです。その後本沙羅が入手できたのです

が、沙羅は山際に植えて姫沙羅はそのままにしておきました。そうしたら姫沙羅は立派な樹形となって庭の中心の役を十二分に果

たしています。山際に植えた本沙羅も場所がよかったのかすくすくと大きくなり今年も一杯蕾を付けています。間もなく一斉に咲

き始めることでしょう。今年は昨年より一週間ばかり遅いようです。沙羅(夏つばき)はまた後日紹介いたします。


                          
                          擬宝珠(ぎぼし)
                          花茎が何本も伸びています。
                          昨年は異常発生した毛虫に食われて無残な
                          姿となりましたが、今年はきれいな斑入りの葉が
                          揃いました。 
 
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西品寺(さいほんじ)を訪ぬ

2011年06月15日 | Weblog
                    
                    西品寺本堂向拝
                    巨大な太鼓が吊してあります。

                                          
                                          山門


 去る6月13日、東広島市高屋の西品寺をお訪ねいたしました。前住職の平賀雪乗師より「来山されたし!」のお電話をいただきお訪ねす

る機縁ができたのです。雪乗師のお祖父さんと大伯父さんのご兄弟が私の父(三智)の生まれた東広島市白市の養国寺から入寺していて深い

因縁のある寺ですのにどうしたことか私はお訪ねしていなかったのです。

 西品寺は鎌倉時代より関ヶ原合戦頃まで安芸国加茂郡周辺を所領地としていた「平賀氏」に関係濃い寺でご門徒が広範囲に偏在している大

寺です。白市養国寺の近くにある白山城(しろやまじょう)城址は戦国期に「平賀氏」が城を築き主城としていたことをこの度初めて知り得

ました。

古刹を物語る法宝類を数々拝観させていただきました。蓮如上人筆と伝えられている「光明本尊」、この名号は六字名号で構成されていて極

めて珍しいものと感じました。それから蓮如上人筆の「六字名号」。

 開基本尊と考えられる一貫代(タテ184ヨコ63.6㌢)の阿弥陀如来空中住立尊絵像。見事な裁金(きりがね)が施されています。保存状態が

頗る良好です。
                   
                   空中住立尊絵像、上半身部分


 これらの法宝類を拝見しながら安芸国の浄土真宗の歴史や平賀氏のことなどについて新しい知識を聞かせていただくことが出来ました。至

福の時に恵まれましたことを有り難く思います。父が少青年時代に我が家と同じように親しくしてしていた高屋の西品寺様へお参りさせてい

ただいてホーッと嬉しさが涌いて来る心地がしております。

           
           経堂前に据えられている石製の風呂桶
           病気治療の為の薬草風呂として使われていたもの
           で、極めて珍しいものであるとのこと。
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あじさい その2

2011年06月12日 | Weblog
 「あじさい」も「ゆきのした科」に属している植物ですがあじさいの種類は非常に多く、植えた土地の酸性、アルカリ土などの違いや受光

の多少などによって微妙に色合いが変化しますから面白さがあります。額あじさい系が本来のあじさいのようです。

     
     「星あじさい」と云うのでしょうか、

                             


                                                  
                                                  山あじさい

      

                           
                          先日ご法事にお参りの来られた方から
                          いただいた鉢植えのあじさいです。
                          小さなミニの額あじさいです。

      
      所謂あじさい

                                                     

                            
                         このコバルトブルーは水性そのものです
                                 
昔から植わっているものや、挿し芽したもの、苗木をくださったものなど境内や庭の隅々に植えておりましたらいつの間にか、このように何

種類ものあじさいが見られるようになりました。

 梅雨の大雨は心配ですが、しとど降る雨に濡れて咲く「紫陽花」を傘をさしながら見る楽しみは梅雨時期ならではのものです。 
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あじさい その1

2011年06月12日 | Weblog
 早い梅雨入りで曇天か雨天の日が続いている所為か今年の「あじさい」いづれも日焼けなしに咲いているように見えます。

「あじさい」の性(しょう)は水性です。太陽の光線は必要にしても間接光か木漏れ日が相応しい花だと思います。

昨日梅雨の小やみになった早朝に境内の「あじさい」の花を撮影して回りました。

     


                        
                       かしわ葉あじさい

                                               
                                                    

     
     虎姫

                        
                       清澄沢(きよすみざわ)


 「あじさい」は「あつ」(集まる)「真」(さ)「藍」(あい)の約された呼び名で、藍色の花が集まって咲く様子から出来た名の様で

す。                                                      
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岩藤(いわふじ)

2011年06月07日 | Weblog
                         
                         岩藤(庭藤とも)

 昨年、高知の牧野植物園に行った時に記念に求めた小品盆栽風の「岩藤」が今年も花をつけました。小さいながら藤の風格を充

分に有していて一世界にあると見えます。
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離郷聞信徒の集い 第2回

2011年06月06日 | Weblog
                
                阿弥陀堂前で集合写真(住職撮影)
                都合で早く帰られた方もあります。

                                       
                                      安穏殿でのご法話聴聞


6/5(日)午後10時30分より本山(西本願寺)安穏殿2階仏間で第2回万福寺離郷聞信徒の集い(京阪神地区)を開催いた

しました。あれやこれやでご連絡が遅くなったにもかかわらず33名の方のご参加がありました。昨年も参加された方、今回初め

ての方など一堂に会して旧交を温めることができました。

 先ず、安穏殿仏前で永代経のお勤め(正信偈)、順次お焼香。

 次に、本願寺布教専従職の苗村(なむら)先生のご法話、「大悲無倦」(だいひむけん)の如来さまのお心を日常の体験を通し

て分かりやすくお話いただき一同感銘いたしました。

 次に、お弁当(スナックVONN製)で会食。

 次に阿弥陀堂前で記念撮影後、阿弥陀堂、ご影堂にお参り。

 次に帰敬式(おかみそり)今回は7名の方が受式されました。他の参加者は国宝書院など拝観。

 次に龍谷ミョージアムに入館を計画しておりましたが本日はあいにく休館。不手際をお詫びいたします。やむなく茶房「いちょ

う」に入り休憩。ダベリングに花が咲いて時間が過ぎました。ここで来年の再会を期して解散といたしました。

 大三島からは住職、若院、総代の相原文刀さん、大内博三さんの4名が日帰りで上山いたしました。ご本山で郷里の人たちに会

うのはいいものです。来年は大三島からも大勢行くようにしたらとのご意見もあります。来年も又お会いいたしましょう。
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馨竹先生の書簡

2011年06月04日 | Weblog
                 
                昭和62年年末
                 アヒル  

 国貞馨竹先生は昭和55年頃から年末になると必ず歳暮のご挨拶状を下さいました。
 俳画を書かれ紙面一杯にお便りがバランスよく書かれていました。

                  
                  平成3年年末
                   仙料


                              
                              昭和63年11月
                               はぜ
                                今治大丸での個展について

 国貞馨竹先生は実名は冨喜子、筆名は扶木子を使っておられました。
○画面をクリック、尚クリックして最大にしてご覧ください。
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