万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

正信偈練習会第2夜(しょうしんげれんしゅうかい)

2010年06月30日 | Weblog
6/29(火)午後8時より正信偈練習会の2回目を開催いたしました。11時からワー

ルドカップ、パラグアイ戦があり一寸そわそわ気分もなきにしもあらずなのですが研修部委

員さんを含めて25名の出席がありました。

 今回は「念仏和讃」の初重、二重部分の唱え方を学びました。後2回の研修で正信偈がお

唱え出来るようになって下さればと念願いたしております。明専寺様の要領を得たご指導で

住職自身も間違い、思い違いなどが是正されるようで有難く思っております。

 画像は本堂での正信偈練習風景。
 
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張扇(はりせん)を作る

2010年06月28日 | Weblog
 明夜は2回目の正信偈練習会になります。前回から指導をいただいている明専寺様が拍子をとるのに何かありますかと申されましたが何の用意もしていなかったので次回までに作っておこうと「張扇」(はりせん)について少し調べてみました。ネットで調べていましたら何と「張扇」の作り方が出ていましたのでそれを参考に作ってみました。
 「張扇」は邦楽、能楽、雅楽、声明、講談などの練習の拍子取りに必備のものです。皮張りのものなど和楽器店で入手できるようですが、手作りのものが以外と多く使われているようです。和紙の張りぐわいなどで音の高低や響きなど調整ができるので自分が作る方が面白いと云うことです。

 材料は短歌用の短冊1枚、竹ヒゴ1本、和紙、糊 です。舞扇くらいの大きさに短冊を切り、中央に竹ヒゴを骨にし、和紙を糊で包み貼って行きます。4枚和紙を貼って見ました。乾燥に少し時間がかかりました。

 張扇で叩いて拍子をとる「拍子台」は本堂建築の時の斗組(ますぐみ)の「ます」が一個余っていましたので残していたものを利用してみました。硬い材の欅ですから適当です。赤のラッカーをスプレーしその上に黒ラッカーをスプレーして仕上げました。

 乾燥したので叩いて拍を取ってみました。これならどうにか使えるでしょう。中々いい音が出ます。自画自賛。

 画像は住職作の張扇と拍子台
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原山洋司個展

2010年06月26日 | Weblog
 原山洋司さんの個展が公民館の3階で催されているから是非観覧してくださいとのご案内を受けました。
 三三五五観覧者があって賑わっていました。丁度原山洋司氏も場内におられてしばらくお話をうかがうことができました。
 洋司さんは大三島上浦の赤尾家に生まれられ、長生して縁あって因島の原山家を継がれたとのことです。絵画は少年時代から好きであられたそうですが、本格的に油彩を始められたのは壮年期からでほとんど独習であられたそうです。
 印象的な作品は屋久島の縄文杉や大山祇神社の楠などの大樹、古木を描かれた作品など素晴らしく、重量感がみなぎっています。
 6/28(月)午後3時まで展覧されています。

 写真は大山祇神社の楠の大樹の作品 
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ちいさないのち

2010年06月23日 | Weblog
 雨期である6月(ジュン)はお花のきれいな月でもあります。紫陽花がしぶい七色の花を

さかせ、気品高い沙羅が、蛍袋、擬宝珠、雪の下、どくだみ、そして画像の虎の尾などな

ど、6月に咲く花は原色で咲く花は少なくてしぶい花が咲くことが魅力だと思います。

 この虎の尾は白い地味な色ですが形がユニークで虎の尾っぽのように見えたのでしょう

「虎の尾」と呼ばれています。本当の虎の尾は長い尾っぽなのですが・・・・。

 この虎の尾は一輪挿しても、他の花の添えにしても様になる容姿をしていますからよく使

います。

 もう50数年も前に教わった讃仏歌に「いのち」と云うのがあります。なんともしみじみ

とした歌で好きになりました。6月の草々の花を見ていますと、思わずよみがえって来まし

たので紹介しておきます。作詞は藪田義雄さん、作曲は下総皖一さんとなっています。

 1、野の花の ちいさないのちにも
   ほとけはやどる
   朝風とともにきて
   つつましい 営みをあたえる
   おなじように
 3、白露の はかないいのちにも
   ほとけはやどる
   月しろと ともにきて
   ひと夜さの 安らぎをおしえる
   おなじように 
 

 昨夜は「お正信偈練習会」の第1夜でした。25名の参加があり、大西の明専寺さんのご

指導をいただきました。都合4回の予定です。お疲れの中のことでしょうが最後まで受講を

お願いいたします。

 
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千暁寺壮年会

2010年06月21日 | Weblog
 今日は梅雨の晴間、暑くもなく快適な日となりました。昨日は皐や雑木の剪定に西原庭師

が来て下さり、寺族4人で剪定柄を片付けることができました。西原さんが云うには今年の

皐の花が遅いので来年の花はどうなるか自信がありませんと云うことです。

 AM10時頃、広島市宇品の千暁寺さんの壮年会の方々20数名がご住職さま、坊守さまと

ともにご参詣になられました。ご住職さんの調声で皆さん声高らかに「讃仏偈」を勤行され

、お御堂が尊くさわやかな空気が満ちました。

 この大三島の地域と広島(安芸)との歴史的な深い関係やお宮殿(くうでん)の由来、本

堂改築事業、襖絵についてなどお話をし、ご説明させていただきました。

 千暁寺の皆さんは宮浦で昼食し伊予西条経由で松山道後に泊されるとのことです。

安芸教区広陵東組に所属される千暁寺さんは当山住職の姉理子、長女弥子の嫁している真

光寺、西向寺と同組で親しい間柄の寺院です。ようこそお立ち寄りご参詣くださいました。
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仏婦総会と記念法座開会

2010年06月20日 | Weblog
 6/19(土)、昨日は終日つゆの雨、19日も雨模様の予報でしたが起床した5時頃には止んでいました。
 7時ころから幹事さんたちが清掃に来られ、9時頃から新旧の役員さん16名で昼食用のおにぎりがむすばれ始めました。順調に準備が進められました。
 厨房からは時折笑い声が巻き上がり賑やかなこと賑やかなこと・・・、笑い声も一緒に握られたからでしょう、大変おいしいおむすびでした。隠し味です。

 11時から総会行事、過年度の会務報告がなされ、次期の新役員さんが紹介されました。
 会長に大内智保子さん、副に相原妙子さん、中根貞子さん、会計に藤原京子さん、委員として市川美保子さん、藤原美代さん、今井利恵子さん、池田弘子さんがお世話下さることになりました。宜しくお願いいたします。
 「みんなで歌おう」の時間があっておむすび昼食。

 午後1時より記念法座、会員物故者25名(2年間で)の追弔法要をお勤めしご講話の時間へと進みました。

 ご講師の広島市教雲寺ご住職藤井聡之先生は「いきいきした仏婦活動」と題されてお話くださいました。
 私どもの人生でいきいきしない時やその状況は「老い、病、死」でありましょう。これらは誰もまぬがれることのできないことですが、如来様のお心はそのような時も変わりなく抱き続けて下さってあります。
 聞信如来弘誓願 仏言広大勝解者(如来さまの必ず救うとのお心を聞かせていただくままのこの私を釈迦如来さまは100点満点のあなたよ、と呼んでくださいます。おそれ多いことです)と、親鸞聖人はお正信偈さまにお述べ下さってあります、とお説き下さいました。

 7月からまた各支部や万福寺で例会活動を行って参ります。時間を作ってご参加ください。

 画像は仏婦法座での藤井先生のご講話の模様。
 
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ピースサミット

2010年06月17日 | Weblog
 去る6月12日に広島市の青少年センターで小学生による「ピースサミット」が開催されました。
 そのサミットに広島に居る孫の樹南(みきな)が出席をしてコメントを発表したことをメールで知らせて来ました。
 その内容は昨年(平成21年)の宮中で行われた歌会始めに史上最年少で選ばれた福岡県久留米市の中学2年生北川 光君の原爆遺石を歌った短歌、

  熱線の人がたの影くっきりと生きている僕の影だけ動く

 その北川君が樹南の住む西向寺の墓地へ被爆墓石を見に来られ北川君に偶然にも出会い、彼の話を聞き、彼の平和を願う思いに強烈な影響を受けたことを中心に語った内容でした。
 8月6日AM8時からの平和記念式典で「平和の誓い」を読み上げるお役をいただいたとのことです。多分当日のNHKのテレビ実況中継で会えることだろうと思っています。

 大三島の地域では50年回の次に66年回のご法事をお勤めいたします。原爆で亡くなった兄綜智の66年回に本年が相当いたします。原爆投下から66年になる年に孫樹南が平和の誓いを読ませていただくとは・・・、不思議な縁(えにし)を思わずにはおれません。 

 画像はエスペラント文「HIROSIMA・NAGASAKI Bilda Dokumento pri la Atombombado」より原爆ドーム辺をコピーさせてもらいました。原爆ドームの左後ろ辺りに樹南が今住んでいる西向寺が在ったのですが完全に瓦礫となっています。その西向寺の墓地辺りが爆心地であろうと云われているのです。
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仏教婦人会総会と記念法座のご案内

2010年06月16日 | Weblog
 来る6月19日(土)午前11時開会、午後3時閉会の日程で仏教婦人会総会行事と記念法座を開催いたします。

 菅律子さんを会長に副会長木村篤子さん、越智真奈美さん、会計藤原須奈恵さん、委員に市川香保子さん、渡辺恵利香さん、藤田ムツコさん、小池京子さん、そして各地区の幹事さんがこの2年会の運営に当たってくださいました。ご多用の中をご法義聴聞の時間を設けられご聴聞くださいました。尊く有難く厚く御礼申し上げます。

 来年度からは新しい役員大内美保子さん、市川美保子さん、藤原京子さん、藤原美代さん、相原妙子さん、今井利恵子さん、中根貞子さん、池田弘子さんによってお世話くださることになっています。宜しくお願いいたします。

 記念法座のご講師は広島市安佐北区教雲寺ご住職藤井聡之先生が「いきいきした仏婦活動」と題されてご講話下さることになっています。

 なお、昼食は特製の「おにぎり」が新旧の役員の方によってご用意されます。楽しみにお参りください。

 藤井先生のご著書にグリー族のことわざの一つが引用されていました。

   最後の木が死に 最後の川が毒され、最後の魚をとり終えたときに、
   人は、ようやくお金はたべられないと気づくのだ。

 と、 

 画像は庭に ほたる袋とどくだみ が仲良く咲いていました。ともいきの大地です。
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山陰 妙好人を訪ねて  組内旅行

2010年06月14日 | Weblog
6月10,11日の2日間、今治の浄土真宗のご住職や若院さん方と、島根県へ研修旅行に参りました。

妙好人ゆかりのお寺をお参りし、また世界文化遺産に登録された岩見銀山を見学する小旅行です。
妙好人とは、浄土真宗のみ教えを喜ぶ生活を送られた、尊い門徒さんのことで、それぞれ味わい深い歌や言葉を多く残されています。


初日、まずお参りしたのは、有福の光現寺さん。大三島から、観光バスで3時間あまりの距離でした。

こちらは、「有福の善太郎」と知られる、妙好人とご縁の深いお寺です。
ご住職さまから、丁寧にお話をいただきました。
「この善太郎がために」という言葉が端々に記されていることを、親鸞聖人の歎異抄の言葉「ひとえに親鸞一人がためなりけり」と同じ境地を、善太郎さんはいただかれていたとお話くださいました。

光現寺さんの右余間には、善太郎さん直筆の資料が展示されてあり、ご住職にお聞きした「この善太郎が」という文字を拝見し、その力強さを肌で感じました。


今回の宿は、光現寺さんから間近の、有福温泉の「竹と茶香の宿 樋口」さんにお世話になりました。その名のとおり、館内にはお茶の香りが楽しめるよう、いたるところに茶の葉を用いたアロマの器具が設えてありました。
小さな温泉街でしたが、外湯も3カ所楽しめると聞き、同部屋であった法珠寺の若住職さんと散策がてら出かけました。
レトロな小さな浴場で、44、4度はある熱い湯でした。長く入れませんでしたが、ぬめりのあるとても良いお湯でした。


翌朝は、温泉津の2ヶ寺にお参りしました。どちらも妙好人として有名な「浅原才市さん」にゆかりの深いお寺です。

まずお参りしたのは 西楽寺さん。ことらのご住職の菅原先生は、万福寺の遠戚にもあたります。
10間四面の本堂は、想像以上に立派で、境内もとても整った印象でした。
菅原先生から、才市さんの西楽寺でのエピソードを交えて、お話をいただきました。

本堂の壁面には、西楽寺の門徒さんで、本山で帰敬式を受けられ、法名を拝受されたかたの名前が記されていました。門信徒としての誇りを持つことの大切さを、お寺の活動を通して伝えておられるご住職の姿勢に感服いたしました。

(写真は西楽寺 余間)




後編につづく(若院)

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沙羅の繭肌

2010年06月14日 | Weblog
接近して撮影してみました。
 
柔い繭のような肌の質感が伝わりますか?

画像のような沙羅の姿が見れるのは早朝、午前6時頃です。日が昇るにつれて花びらが開

き、明朝にはほとんど落下してしまいます。沙羅の花と呼ばれる所以(ゆえん)は限りなく

美しく、限りなくはかないからなのでしょう。
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