万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

出組

2006年11月30日 | Weblog
今朝は晴れ、今日は写真の隅出組の上に隅木が取り付けられます。隅木が付けられると軒垂木の取り付けが進んで行くことでしょう。亀山建設の亀山義比古社長は軒反り工法で現代の名工に選ばれている方ですから軒の完成が楽しみです。
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西王母

2006年11月29日 | Weblog
10日ほど前から寺庭の片辺に西王母(せいおうぼ)椿が盛んに咲いております。桃色とうす桃色のマダラ模様で一寸大振りな豪華な花、なお且つ気品高い花です。初冬の移ろいが庭一帯をセピア色に変える中で「西王母」は一際めだっております。初嵐や白侘助も静に咲き始めました。庭はいつの間にか冬の装いを急いでおるようです。
 本堂の工事は現在8人の大工さん達によって夕方遅くまで連日進められています。今軒を支える出組がほぼ完成しました。明30日に棟梁さんが帰任して隅木が取り付けられ予定だそうです。住職記
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玄関棟

2006年11月21日 | Weblog
本堂の付属棟が建てられ始めました。玄関、玄関ホール、後堂、講師室、物置などです。これらの付属棟は本堂の軒が出来ると建てるのが難しくなるために軒工事の前に建てておき、その屋根に足場を組み上げて本堂の軒の取り付け工事をするのだそうです。
 本堂の軒の仕事は向拝の施工もふくめて一つの大きな山場となるようです。
 天候不順ですが、一雨毎に秋が深まっています。朝夕はめっきり寒さを感じるようになりました。
 12月10日午前10時より上棟式を挙行いたします。お天気がよければいいですが、小春日和ならいいですが、 沢山の人に棟木綱を曳いていただきたいものです。散餅もあります。                     南無 住職
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高松教堂

2006年11月11日 | Weblog
 昨日は、高松教堂(高松市)へ常例布教にまいりました。常例布教とは、別院から派遣される布教使によって、毎月決まった日になされる「法話会」のことです。教堂とは本山直属の布教所です。常例布教では、教堂だけでなく一般寺院も含めて数ヶ寺を布教使が巡回していきます。毎月、違った布教使が複数の寺院を巡るのです。
 高松教堂は初めて参拝したのですが、高松市の街中にありました。朝、昼2座のご縁でした。法座の数は「座」と数えます。1座は一般的に お勤め(読経)30分、法話40分 休憩 法話40分の約2時間です。今回は昼を挟んで2回あったので2座となるわけです。一つの法話を「席」とも呼びます。一座二席というと、法話の間に1度、中休みが入ることが解ります。この呼び方は、落語にも用いられています。
 昼休み、お手製のうどんをいただきました。私は大のうどん好き。お代わりまでいただきました。讃岐に来た!という感じで本当に嬉しかったです。ごちそうさまでした。
 大三島に戻り、寺に着いたのは午後6時半ほどで、もうすっかり暗くなってました。驚いたことに既に、本堂の棟が上がっていました。投光器の光に浮き上がった本堂は、神秘的に見え、感慨深いものがありました。
 今日は、雨のため作業はお休みです。亀山建設のみなさまお疲れ様です。ゆっくりご休養ください。(若院)

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掛矢

2006年11月09日 | Weblog
7、8日で本堂の柱が立てられそれらの柱に虹梁(こうりょう)や貫(ぬき)などがはめられました。今日はその柱に丸桁がはめられ、小屋組が始まりました。3人が打ち込む掛矢(かけや)で次々と組まれて行きます。約7㍍の高さで松の丸太がかけ声とともに3人打ちで打ち込まれて行きます。見事なチームワークにしきりに感心したり、怪我がなければと気が気ではありません。
小屋組の梁材は末口が尺から尺5寸と云う大きな赤松の丸太が使われています。聞けば信州の山地から切り出されたものだそうです。交通が発達した今日だからこそこのようなことが可能になったのでしょう。
 重々無尽のご縁の不思議に感動いたします。              住職
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虹梁(こうりょう)

2006年11月08日 | Weblog
 今日、全ての柱の据え付けが終わりました。と同時に、欅(けやき)材の虹梁(こうりょう)も設置されました。柱が垂直に本堂を支えるのに対して、虹梁は水平方向に力を保ちます。本堂の外陣に7本用いられます。これが地震の際、力を発揮するそうです。文字通り、虹のようにしなったフォルムには彫刻がほどこされていて、装飾的な意味合いもあるようです。
 
 夕方、ランニングにいきました。今日で4日目です。神社の階段を駆け上がり、そこからゆっくり緑の村運動公園までジョギングしました。グランドでは日本ウエルネス高校の野球部員が監督の指導の元、練習されていました。すこし大回りして、ネット裏席からしばし見学。初めて生徒さんを実際に拝見しました。今春の開校以来、全国から集まって、スポーツを主に精進されています。甲子園出場の夢が実現するよう、心から応援しています。(若院)
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 丸柱

2006年11月07日 | Weblog
 早朝から柱の据え付け作業が始まりました。その規模の大きさに仰天です。想像していたよりもかなり大きな丸柱が、ずらり立ち並んでいく光景は圧巻です。
 本堂には、直径一尺(30センチ)以上の丸柱が、36本使われ、全体で大屋根を支えます。桧(ひのき)と欅(けやき)の二種類が使い分けられていますが、特に荷がかかる場所には、強度のある欅が使われます。外陣(げじん)に立つ2本の柱は特別重要で、直径1尺3寸(約40センチ)の欅柱が用いられます。この2本の柱の設置はどうやら明日のようです。
 今日の作業では、柱の約半分が設置されました。明日中に全体が立ち上がると思います。近隣の方は是非見に来て下さい。一見の価値ありです。
 
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背取り

2006年11月06日 | Weblog
 新本堂の主たる柱が今日、到着しました。岐阜を出発した20トントラックが午前7時30分ごろ、口総・長瀬の御島工業に着きました。
 御島工業は大型船のブロック工場です。大変忙しい中、無理をお願いし、背取りの場所とクレーンをお借りしました。御島工業の会長の川上氏に、本堂の建築委員を務めて頂いているご縁で、快くご協力いただきました。御島工業のみなさん、ご協力ありがとうございます。
 背取りとは、大型トラックから、中型トラックに小分けして移し替える作業の事です。今日の作業では、境内に乗り入れ可能な4トン車に移し替えられました。
 長瀬から寺までは約5分、複数の4トントラックがピストン輸送します。境内では大型クレーンが待機しており、トラックの到着と同時に、荷下ろしの作業が始まりました。
 作業は夕方には、ほぼが終了し、ブルーシートで真新しい建材が覆われました。いよいよ明日、本堂を支える大柱が次々と立てられていきます。 
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いのこ

2006年11月03日 | Weblog
 今日は口総の「いのこ」の日でした。「いのこ」とは「亥の子」のことで、‘ごりんご’という石に綱がついたものを大勢で引っ張り、地をつく祭りです。
 この「いのこ」は、子供を中心とした行事で、私も子供の頃、参加しました。私自身、初めて、親元を離れて外泊したのがこのいのこでした。
 いのこが近づくと、中学生の大将を中心に、集落を「金」あつめのため、歌を歌いながら回ります。 
 「いちかけ、にかけて、さんかけて、しかけ、ごかけて、はしをかけ、はしのらんかにこしをかけ、はるかむこうをながむれば~」
 このフレーズ、大三島だけかと思ってましたが、あるテレビCMで観月ありささんが口ずさんでいるのを見ました。結構、全国区なのかもしれません。
 今日はあたたかく、いのこ日よりでした。夕方から集会所で、ごりんをつき、子供同士で相撲をしたり、なかなか賑やか。そうした光景を眺めていると、二十数年前の事が、昨日のことのように想い出されます。缶ビールを2本と、美味しいおでんをごちそうになり、「大人のいのこ」を味わわせて頂きました。(若院)

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足場の設置

2006年11月01日 | Weblog
 基礎工事が終わり、一昨日からの2日間で、本堂建築用の足場が設置されました。約6メートルの高さでぐるり四方をとり囲んでいます。この高さに、本堂の軒がくるそうです。
 今月6日、7日に20トントレーラで用材の第一陣が岐阜関市の工場から、大三島へ搬入されます。直径1尺(30センチ)以上の丸柱が中心です。口総・長瀬の御島工業(川上さん)の天井クレーンをお借りして、4トン車に積み替え、小分けにして境内に運び込まれます。
 7日の内には、おもだった柱が立つそうです。今月中旬に棟があがります。
 上棟式は12月10日(日)午前10時から。餅まきもありますので、万福寺門信徒であるなしかかわらず、ぜひご参詣下さい。この頃には垂木がほぼ取り付けられ、本堂の大屋根の形が姿を現していることと思います。(若院)
 
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