老舗旅館

大分県玖珠町にある旅館に泊まった。

いい立地にある、古き良きって感じの宿だ。
ここの夕食のお肉が最高というのを聞いていたので楽しみにしていたけど…

旨い！
想像以上の旨さだ！

生肉は好きだけど、そんなボクでもちょっと心配になるほどのレア具合。
焼肉なので、焼こうと思ったらいくらでも焼けるんだけどね。
でもこのレア具合が基本らしいので、言われた通りの加減で焼き、それを塩で食べる。

旨いなぁ。

その後のしゃぶしゃぶも、しゃぶしゃぶとは思えないほどの分厚さ。
これがまた旨い。
たらふく食べて、ボクにしてはたくさん飲んで、楽しく過ごしましたよ。

しかし残念な事が一つ。

撮影機材持ってきてんだよね。
つまり、明日の撮影の仕事の為に前日入りしているだけなのだ！

普段、仕事で前日入りする時は、最安の宿を探すんだけどね。
多少遠くてもいいから、ボロッボロでもいいから、とにかく安いとこを探し出す。
そういう時はだいたい一人ってのもあってさ。
夕食に至ってはコンビニ弁当をその激安宿で寂しく一人で食べるのが普通だ。

でも今回は、他の方がメインの仕事で、数人による撮影。
そのスタッフがこうして前日入りしているんだけど、気を使ってくれていい宿を用意してくれたようだ。

ありがたいなぁ。
これで
「もう明日は撮影しなくてもいいですよ」
と言ってくれたらもっと最高だけどなぁ。
さすがにそうはいかないようだ。

１７時から深夜１時頃まで、盛り上がりましたわ。
そうして解散。
じゃあ温泉に入って寝ようかな。

みんなは明日の朝入ると言うので、一人で行く事に。

宿泊客が多いとこではないので、さすがにこの時間には誰も入ってないだろう。
と思って脱衣所に行くと、そこに人の姿が。

うわっ！
しかも、バスタオルを肩の辺りから全身に巻いている。

え？
女性…じゃないよな？
どう見ても男性だ。

そしてそのバスタオル男性。
そのまま脱衣所から出ていってしまったではないか！

え！？
そのまま？

脱衣所を出ると、誰もいないような薄暗い廊下だけど…

何だったんだ、あの人？
なんかちょっと怖いぞ！

不安のまま風呂に入り、もしあの人が戻ってきたらイヤだななんて思いつつ、一人きりの温泉を堪能しましたわ。
いい宿であればあるほど翌日の撮影のプレッシャーが強くなるけど、でもいい宿だったね。
頑張って撮影しなくちゃなぁ。

ガンダムと王蟲

「ガンプラを作りましょう！」

という呼びかけが、元保育園仲間であるＭ氏からあった。
大人が作るんじゃなくって、子供達に作らせるって事ね。
Ｍ氏はガンダムマニアらしく、よく作ってるみたいなのよ。

ガンダムか…。
ボクは最初のガンダムくらいしか知らないぞ？
でもまあ息子（６歳）は物を作るのが好きだから、たぶん喜ぶだろうな。
という事で数人で集まって作る事にしましたよ。

「あ！じゃあ、私はアレ作ろう！」

と言い出したのは愚妻。

おおっアレか！

１０年前くらいだったかな。
愚妻が義弟から誕生日プレゼントで貰ったプラモがあったんだよね。

「風の谷のナウシカ」

の、王蟲のプラモだ！



愚妻がナウシカ好きだからチョイスしたんだろうけど…でも何で王蟲？
もっと他にキャラあるだろうに。
でもせっかく貰ったんだから作ろうか。

と箱を開けたら！

無数の足のパーツ！！



なんだこりゃ！
他のパーツは少ないのに、足だけは異様に多いよ。
全てボンドで付けなくちゃいけないので、これはかなり手間がかかりそうだ。

という事でソッとそのままフタを閉じ、１０年間放置されていたそのプラモ。
遂にそれを作る事が来たんだね。

息子は今日に備えてガンプラを購入。
もちろん子供向けの簡単なやつだけどね。
そうして今日の会場であるＫ氏の家に向かった。

まずはＫ氏家で恒例のバーベキュー。
小雨が降っていたけど屋根がある場所なので問題なく、モリモリと食べた。
そしていよいよプラモ作り開始。

一人だったらともかく、みんなで集まっていてちゃんと作るのか？
と思っていたけど、案外みんな集中して作っていたよ。

その横では愚妻が王蟲を作り始めた。
プラモを作ってるの見た事ないぞ？
しばらくして覗きに行くと、あまり進んでいない。
足を付ける前の段階で戸惑っている。

昔のプラモだからか、これが特殊なのか分からないけど、パーツがピッタリ合わさらないんだよね。
普通のプラモってこっちとあっちのパーツがピッタリ合わさるからそれを接着すればいいと思うんだけど、これは微妙に隙間があるのよ。
本気でやろうと思ったら、パテでうめたりしないといけないっぽい。

じゃあちょっと手伝ってやるか。

するとしばらくして愚妻は「トイレ」と行って去っていった。
そしてそのまま帰ってきやがらない！

気付けば隣の部屋で楽しそうにケーキ食べたりしていやがるではないか！
なんだよ！

結局ボクが作る事になってしまった。
どうにか頑張って外側が完成し、一個一個目玉も取り付け、そしていよいよ足。

無数のパーツを接着していく。
かなり手間かかる作業だ。



ボクはゴールデンウィーク真っ只中の真っ昼間に、いったい何をやっているんだろう…。
と、悲しくなっていく。
切なすぎて涙が出てきそうだよ。

誰からも注目されず、部屋の隅っこでひっそりと付け続け、どうにか完成。



色を塗ったらもっとカッコいいんだけど、もうこれ以上は勘弁してもらおう。
せっかく作ったので、庭で写真撮ったりして遊んだけど…







本当は、息子らがガンプラで戦いごっこしているとこに、ボクも王蟲で参戦したかったなぁ。

白ヘビ

今日はせっかくの休みだけど、特に予定はない。
何かゴールデンウィークっぽいことしたほうがいいのかな。

という事で鍾乳洞へ行ってみた。

鍾乳洞がゴールデンウィークにふさわしいかどうかは微妙なとこだけどね。
そして誰一人、特に行きたいってほどの場所じゃないんけどね。

でもまあそれほど混んでなさそうって事と、まだ息子（６歳）が行った事ないとこってので決めたのよ。

前回来たのは、シャインクラブの『ゴー！ゴー！トレジャーハンティング』の撮影の時かな？
なので数年ぶりだったけど、意外と細かいとこまで覚えていて「ああこんな感じだったな」という感じで歩いていく。
覚えているとはいえ、水中鍾乳洞の内部は神秘的な感じでなかなか楽しい。
日常を忘れさせてくれるような時間になった。

けど…

鍾乳洞を出たら現れたのが、何故かマリリンモンロー！



なによこれ！
なんでこんなとこに置いてあるんだよ！
しかもスカートがまくれあがっている瞬間という、鍾乳洞の余韻を台無しにさせる人形だ。
横にはプレスリーもいるしさ。

以前来たときはこんなの無かったと思うけどなぁ。
あったっけ？
どういう意味で置いたのか、関係者に話を聞きたいものだ。

そんなモンローを越えると、滝だの鐘だの色々と置いてある。

そしてそこに白ヘビもいた。
ちょっと祭ってあるような感じで、賽銭箱とかあり、白ヘビグッズも売っている。
白ヘビは金運がアップするらしいからね。

愚妻がこういうの好きでねぇ。
２０００円もする、白ヘビお守りを買おうかどうか真剣に悩んでいるよ。

バカか！
これに２０００円出す時点で、既に金運は下がってるっての！
結局買う事はなかったけど
「白ヘビが動いてるとこも見て金運上がってるはずだから、帰りに宝くじ買おう」
と言ってやがる。

まあ止めはしないけどさ。
そんな簡単に金運なんて上がらないよ。

なんて言いながら鍾乳洞は終了。
せっかく来たんだからついでに近くの名所に寄ったり、ソフト食べたりする。
そんな中、道の駅で何気なく、おまんじゅうコーナーを見ていると…

「それ、今からちょうど半額にしようと思ってたのよ～」

と、店員のオバちゃんが近づいてきた。
おお。
別に買うつもりじゃなかったけど、せっかく教えてくれたんだし、お得だし、即購入しましたよ。

いや～儲かった。
タイミングよかった…

って…
あれ？
もしや、これが白ヘビ効果か？
だとしたら、確かにしっかりと金運はアップしてたよ。

でももうこれでその運は使い果たしちゃったんだろうなぁ。

出来ればもうちょっと大きい額がアップしてもらいたかったものだね。

関西人

テニスに行った。

今日はいつもより参加者が多い。
１試合ごとに休憩出来るくらいの人数。
いつもこれくらいだったらちょうどいいんだけどなぁ。
この状態を保てるようにしたいものだな。

その中のＫ氏は半年ぶりくらいの参加。

大阪に転勤になっちゃったんだよね。
さすがにそんな状況ならテニスも辞めるかと思いきや、帰省の時はしっかりとテニスに顔を出すとはなかなか律儀な男だよ。

しかしもうすっかり大阪に染まっちゃったんだろうなぁ。
何しろ半年も経っているんだからね。
全く別人のようになっていてもおかしくないよ。

と思って会うと…

あら？
全然変わってないじゃん。
こっちにいた時と同じように、好青年ふうな感じでニコニコしているだけだ。

ヒョウ柄のトレーナーとか着てないじゃん。
指でバーンってやったら、死んだマネもしないじゃん。
アメちゃんくれたりしないじゃん。

つまんないなぁ。

てっきり「まいど！」とか言いながら現れるかと思って期待しちゃってたのにさ。
大分弁すら抜けてない。
せめてサービスで「もうかりまっか！」くらい言いなさいよ！

ったく…。

おまけにまだ甲子園にもＵＳＪにも行ってないらしい。
なんだよそれ！
何にしに大阪に行ってるんだよ！
仕事なんてしているヒマあったら、ＵＳＪに行って白い泡で口ヒゲ作ってこいってんだよ。
勿体ないよなぁ。

そして半年ぶりくらいだってのに、結構打ててるのが悔しい。
やっぱ上手い人っていくらブランクがあっても関係ないんだね。

まあ、お土産に阪神タイガースのお菓子を買ってきてたから今回は許してやろう。
良いチョイスだ。
次に会うときにはガラッと変わっていてくれるのを期待しておこっと。