ごま盛り

コンビニに行ったら、驚愕の商品を発見した。

『サンポー焼豚ラーメン　ごま盛り』というもの。

おおっ！
ごま盛り！
新製品じゃないですか！！

サンポー焼豚ラーメンと言えば、九州ではおなじみの大人気カップラーメンだ。
九州人なら誰もが食べた事があるだろう。
主食と言っても何ら問題がないほど。
みんなこれを食べて育ったものだ。
ミルク代わりにサンポー焼豚ラーメンの汁を飲んでいたという人も多いのではなかろうか。

それほどまでに九州人に浸透している定番カップラーメンだけど、また新製品が出ましたか。

今までにも黒いのとか、高菜が乗ってるのとか出したもんな。
人気にあぐらをかかず、この攻め続ける姿勢が素晴らしい。

今回はボクの大好きなゴマだ。
絶対に旨いに決まっている。

しかしゴマが加えられた分、このラーメンで一番旨い紅ショウガが無くなってしまっているのはいかがなものかなぁ。
あのスッパイのが合間に入るのがいいのに。

ま、サンポーさんのやる事には文句は言うまい。
ここは新製品を楽しもうではないか。
お湯をいれて３分待つ。

そしてさらに！

今日は！
さらに嬉しいアイテムがあるのだ！

『カップラーメンが更に旨くなる魔法の粉』



おお～！
なんだこりゃ！
なんか凄いぞ！

愚妻がいつの間にか買っていたんだよね。
いつも無駄な買い物ばかりしてるけど、たまにはいいもの買うじゃないか。
こんなにワクワクする商品は、タマゴかけご飯専用醤油を初めてみた時以来だよ。

なるほど。
魚粉が中心の粉なのね。
それは旨そうだ。

早速ドバドバかけて食べてみる。

ほほぅ。
確かに味が濃くなったな。
いつもの焼豚ラーメンの味とはちょっと違う。
別のラーメンを食べているような味になるね。

けど…

今日の場合は別のラーメンになる必要なかったな。
なんでボクは新製品を初めて食べる時にこれを使ってしまったんだろう。
そのまま味のほうがいいって事もあるのだ。

そしてさぁ。
辛いんだよね！
ブラックペッパー味なんだけど、ボクが分量間違えて入れ過ぎちゃったからさ。
小さじで１～３杯って書いているのに、ドバドバ入れちゃったもんな。
そりゃ辛いはずだわ。

味が濃くなり過ぎて、もう何だかよく分からなかったよ。

そしてこれを使う時のオススメは、『塩味か醤油味』と書いてある。
豚骨にはあんまり会わないのかな。

ま、まだまだ粉はたくさん残っているから、これから色んな味で試してみよっと。
しばらく昼ご飯が贅沢で楽しいものになりそうだ。

電話帳

家のチャイムが鳴ったので出てみると…

「新しい電話帳をお持ちしました～」

笑顔のオジさんがタウンページを差し出してきた。
そりゃご苦労さんですね。
受け取って電話の下に置いたんだけど…

そこには１年前に受け取り、まだ袋に入ったまんまのタウンページ。
開くどころか、袋から出す事すらしてなかったんだよね。

そういえばここ何年も、タウンページで調べるという行為をしてないなぁ。
最後に開いたのはいつだ？
う～ん。
最後に１０４の番号案内を使ったのがうっすら記憶にあるくらいで、タウンページを使ったのは記憶にもない。
もしかしたら平成になってから使った事ないんじゃないかなぁ。

恐らく世間の人もそんな人が多いと思う。

いるか？

今の時代、電話帳なんているか？

いや、もちろん必要とする人はいるのは分かっているよ。
ネット環境がない人には便利だろうしね。
引っ越してきて周囲の事を知らない人にとっても便利だろうしね。
オレオレ詐欺の方々や、石原良純さんにとってもタウンページは便利だ。

だから必要な物だとは思う。

けどなぁ。
やっぱり大多数の人が使ってないと思うよ。
どう考えても、わざわざ全家庭に配布・回収する手間をかけるほどのものではないだろう。

もうさぁ。
必要な人だけが持っていけるようにさぁ。
市役所とかさぁ。
ニッセンのカタログみたいに、コンビニとか本屋さんとかに平積みにしておけばいいのにな。

どの地域の人にでも持っていけて問題があるかもしれないけど、オジさん雇う分のお金で電話料金を大幅に下げてもらいたいものだよ。



夜は、先週お子さんが産まれたマサキ夫妻のお見舞いへ。

ちょうど、ちょっとした治療中のためにガラス越しでしか会えなかったけど、元気そうな女の子だった。
眠っていたって事もあって、どっちに似てるかは分からなかったな。

名前はまだない。

ほぼ決まっているらしいんだけどね。
奥さんの候補の中には、ボクの『和』の字が入ったものがあったけど、ボクの顔が浮かんでマサキが即却下したらしい。

なんでよ！
失礼な！
大尊敬しているであろうボクの名前なんだから、ありがたく付けなさいよ！

いっその事、『和田直樹子』とかにしてもいいくらいだわ。

しかし、あの倹約家のマサキがわざわざビデオカメラやらチャイルドシートやらいっぱい買ったそうだから、子供のパワーは凄いな。
買ったのはダイソーあたりだとは思うけどさ。

ま、今日は触る事も出来なかったので、退院したら自宅のほうに行ってベッタベッタ触ってやろっと。
ケチが遺伝してないかも確認しないとな。
楽しみだ。

再検査

愚妻がこないだの健康診断で、胃の精密検査をするように言われていた。

「まあ大丈夫だろうけど念のため…」

という事だったからそれほど心配じゃないけど、でもやっぱり『精密検査』だの『再検査』だのという言葉は恐ろしいね。
大人になった今、オバケとか鬼とかよりもよっぽど怖くて聞きたくない言葉だよ。

んで、病院によると『出来れば、ご家族の方も一緒に…』との事。
結果がどうこうってのじゃなく、胃カメラを飲む時に麻酔をするから連れて帰ってもらったほうがいいって事でね。

んじゃあまあ仕方ない。
時間的に息子（５歳）を保育園に連れて行くのも微妙だったのでそれも休ませ、朝から行く事にしましたよ。

こんなに鳴るものなのか？
と思うほどキュルキュルお腹が鳴りまくっている愚妻に見られつつも朝ご飯を食べてから病院へ。
胃カメラを飲みに向かった愚妻を降ろしてからは息子と２人の時間になった。

さて。
看護師さんに聞くと、２～３時間後くらいに迎えにくればいいらしい。
う～ん。
中途半端な時間だなぁ。
１人ならともかく、息子と一緒にここで待つのはキツすぎる。
かといって家に帰ってもすぐまた出る事になる。

という事で近くにある大型スーパーのゲームコーナーへ行く事にした。

おお。
平日の朝っぱらだけあって、ガラッガラだな。
広いゲームコーナーだけに、かなり寂しいよ。

スーパーのゲームコーナーっていつも子供が溢れかえっているイメージあるけど、２、３人くらいしかいないもんね。
その２、３人も、どこのメダルコーナーにも必ずいるような、メダルを大量に持ったここの主（ぬし）のような人だ。
黙々とメダルに向かっているだけなので、全然賑やかさがない。

そんな横で息子と２人、色んなゲームをしていると…

いいのだろうか？

という気持ちが芽生えてきた。

平日の朝っぱらからボクはこんなとこでこんな事をしていて本当にいいのだろうか？
と不安になってくるのだ。

いや、大丈夫だよな。
何も悪い事はしていないよな。
まあやらなきゃいけない事はあるけど、けど社会的にも法律的にも仕事的にも、問題ある行為はしていないハズ。

けどやっぱり平日朝のゲームコーナーってのは、自分がダメ人間になったと思わせるくらいのパワーがあるね。
あんまり落ち着いて楽しめるものじゃないな。

それから他のオモチャ屋さんとかに行って時間を潰してから、再び病院へ。
結果は何事もなかったので一安心。
検査は怖いけど、こうしてちゃんと診てもらえると安心出来ていいね。

生まれてこのかた、一度も胃カメラ飲んだ事ないボクもそろそろ飲んだほうがいいんだろうなぁ。
バリウムってのすら味わった事がないもんね。

行くのは怖いし面倒だけどね。
家で寝ている間に、いつの間にか診てくれてるってサービスがあったらいいのになぁ。

電車

とある場所で撮影をしていたら…

ガタンゴトンガタンゴトン！

という轟音。

あら。
気付かなかったけど、すぐ横が線路だったのね。
後ろのほうから電車が来てるみたいだよ。
と振り返ってみると、そこに現れたのは…

ななつ星！！

おおっ！！
これが噂のあの高級電車さんか！
初めてみたよ！

正直、全然鉄道には興味ないんだけど、急にこれが登場して思わずゾクゾクするほど感動しちゃったね。

有名人を見かけた時のような「これがあのテレビで見た…」という感覚。
ボクでそれくらいだから、鉄道大好きな人だったらもう絶叫しちゃうほど嬉しいんだろうね。
ま、鉄道大好きな人は運行ダイヤを把握しているだろうから、ななつ星を偶然見かけるような事はないんだろうけどさ。

突然のななつ星ながらも、ちょうど手にはビデオカメラ。
仕事の撮影中だったとはいえ運良く１人で自由に撮っている時だったので、ガッツリとななつ星さんの姿を撮らせていただきましたわ。

いや～。
こりゃ人気あるの分かるわ。
この重厚で重みのある雰囲気。
他の電車とは全然違うよ。
外見だけが人気あるわけじゃないんだろうけどね。
それでも、素人が見ても圧倒的に存在感のある見事なデザインと風格があるもん。

ななつ星を鳥山明だとすると、そこらに走っている電車は蛭子能収くらいに違うね。
ななつ星を高級ホテルだとすると、そこらに走っている電車は野宿くらいに違うね。

予約が殺到しているみたいだけど、確かにこりゃ乗りたくなってしまうだろうよ。

ま、ボクはまだ『乗ってみたい』って気持ちは芽生えてこないんだけどね。
一瞬見ただけでテンション上がっておいて言うのもなんだけど、カッコいいけど乗りたいわけじゃない。

これに乗るくらいなら、セグウェイとかリニアモーターカーのほうが乗ってみたいな。
ななつ星は見るだけで満足だ。
いや、ななつ星が悪いって事じゃないんだけどさ。

中も高級感あって凄いんでしょ。
優雅に旅行が出来るんでしょ。
それは知っているけど、今のボクにはあまり魅力に感じなくってさ。

それより、外見はボロッボロの電車でも、
『中でケンタッキー食べ放題です』
ってやつがあれば、そっちほうが遥かに魅力的で乗ってみたい。

ああいう高級感あるような雰囲気に自分は似合ってないだろうってのもあってさ。

あんな落ち着いた電車には、落ち着いた大人になったら乗りたいって思えるんだろう。
葉巻とかヒゲの似合うようなダンディーな大人になったらさ。
まだまだ先だろうなぁ。

いつか乗りたいと思う日が来るのを楽しみにしておこっと。

ドラえもん

福岡で、藤子・Ｆ・不二雄展が開催されているらしい。
息子（５歳）が行きたがっているけど、１年前に東京の『藤子・Ｆ・不二雄ミュージアム』に行ったばかりだからなぁ。

でも今回のは等身大のドラえもんがたくさんいるらしい。
それはミュージアムのほうには無かったもの。
恐らく今日しか行ける日がなさそうだし、朝から行ってみる事にした。

福岡に到着後は、せっかく来たんだからついでに駅の辺りで買い物やら何やら。
宣伝のため駅前にもドラえもんがいるというのでそれも見たり。



その後は車で美術館へ。
３０分くらいで到着。
ここに来るのも久しぶりだな。
意外にも無料の駐車場が空いていてよかったよ。

息子が一目散に会場へと走っていき、ロビーで展示場所を探している。

が、クルリと振り返り

「お地蔵さんしかないよ？」

との事。

は？

何が？

どこかにドラえもんがいるはずでしょ？
お地蔵さんって何の事だよ。

と近づいてみると、確かに『法隆寺展』の案内しか見当たらない。



すると横にいた愚妻。

「ここ…場所が違うみたい」

へ？

『福岡市美術館』じゃなくって、『福岡アジア美術館』だったらしいんだよね！

え～！！

福岡の美術館ってここしか知らないから、もう絶対ここだと思い込んでしまっていたよ。
いや、ドラえもんの『ド』の字が会場外のどこにもなかったから不思議には思ってたんだけどさ。
まさか違う場所とは夢にも思わなかった。

調べてみると、あっちの商業施設のほうだった。
そこは１度しか行った事なかったから美術館があるとは知らなかったな。
無駄な時間を過ごしてしまったわ。

駐車場が無料だったってだけが、唯一の救いだね。

それからまた２０分ほどかけてようやく到着。
無事に大量のドラえもんや展示物を見る事が出来ましたわ。

　

運良くか悪くか、昨日下の階に『アンパンマンミュージアム』がオープンしてたからそれを息子に知られないように退散。
見たら絶対に行きたがるだろうからさ。
さすがに２つ連続で行くのはお金と時間が大変過ぎる。

そこから大分への帰り途中にあるアウトレットモールへ。

安いと言っても、しまむらやユニクロに慣れている身としては恐ろしく高いものばかり。
見るのは適当に済ませ、後は息子がレゴの店で遊ぶのを見守ったりしていたら…

あれ？
レゴの店の少し先のベンチに、レゴのオモチャが置きっぱなしになっているよ。
忘れ物か？

どうしよう。
レゴの店の人に知らせるべきか？
でもなぁ。
もし近くに持ち主がいて、「余計な事しやがって！」と殴られる事になっても困る。

どうせ近くにいるから、少し見張ってから考えよう。
すると小雨がパラパラとしてきた。
さすがにこりゃ持ち主は近くにいないだろうな。
誰かに取られる前にどうにかしよう。

と思った時！

その近くに近づく不審な男がいるではないか！
見るからに怪しい感じのおじさんだ。

あいつ！
絶対取るつもりだな！

持ち主とは思えない動きだので、ちょっと離れたところながらギッと睨みつけてやる。

するとボクの視線に気付いたのか、その場を離れてレゴの店に入っていく。
よしよし。
犯罪を防いだぞ。

と思っているとそのおじさん。
店の人に「あそこにレゴを忘れているみたいですよ」って教えているではないか。

え～！
悪人かと思ったらめちゃめちゃ善人じゃないですか。
しかもこっちがどうしようかとウジウジしているよりも先に動いている素晴らしい人だよ。
こっちのほうが余程ダメや人だったなぁ。
申し訳ない。