さよなら

ついに今日は旧居が最後の日。
６年以上住んでいただけに、感慨深いものがある。
今年の始めには、外壁を紫に塗られて、各方面から大反響を呼んだビル
だったが、それも今となってはいい想い出だ。
で、最後という事で、みんなで焼肉をする事にした。
テニスメンバーなど、数名を誘っていた。
が…
実際に来たのは２人！！
ボクと愚妻を含めてたったの４人！！！
寂しい～～！！！
いつもならこんなイベントの時は１０人くらいは集まるってのに…。
まあ、たまたま残業やら夜勤やら会社の飲み会やら、みんなちょうど用
事があったようで仕方ないのだが、それでも４人ってのは寂し過ぎる。
途中まで本気で『これドッキリだろ？途中からわんさか人が来るんだろ
？もう気付いてるんだから、そんなに演技しなくてもいいよ！』って思
ってたくらいだもんね。
ま、少ないながらも焼肉は楽しかったし美味しかった。
荷物はほぼ運び出され、ガランと部屋の片隅でポツンと食べていながら
も、それなりに盛り上がった。
Ｔ氏とＡ氏の二人ともがズボンのチャックが開いているという、壮絶な
ハプニングもあり楽しかった。
それから、部屋にずっと置いていた花火をやる事になった。
遅れてきたＯ氏も交え、５人で海沿いに行く。
かなり前に買った花火の残りなのだが、残り物の為にほとんどがロケッ
ト花火だ。
Ｔ氏とＡ氏がボクに向けてロケット花火を打ち込んで来る。
危ない危ない！
必死で避けていく。
冬の夜、寒い海沿いの原っぱを必死で逃げ回っていくボク。
花火ってこんなに疲れるものだったのか…。
ボクの足に命中しても、二人は攻撃の手を休めない。
もうこの人達と花火やるのは懲り懲りだわ！
でも終わった後、Ａ氏の手を見たら見事に火傷してましたわ。
おまけに、髪が焼けて、一部分がパーマをあてたようになっている！
けけけっ！ざまみろ！！
花火も終わり、再び旧居へ戻る。
ついにここもホントに最後だ。
ここにはとても書けないような想い出がいっぱい詰まった部屋だ。
最後の荷物を運び出し、ホントに何もなくなった部屋を眺める。
ちょっと泣きそうだ。
記念にあちこち写真を撮っておきましたよ。
ブレーカーを降ろし、玄関の鍵を閉めて、ついに長年住んだ家とサヨナ
ラする事になった。
今までここを訪れた人はのべ２００人くらいだろうか。
御愛顧いただいた皆様、どうもありがとうございました。