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朝。
いつものように
「よっ!大将!起きて下さいよ!」
という軽快な声が部屋中に鳴り響く。
ボクが20年近く愛用している目覚まし時計だ。
いつものように、手のとこにあるスイッチを押そうとしたとき…
ツルッ!
ガシャッ!
やってしまった!
今までも何度も落下したことはあったが、今回は完全に破壊されてしまっている。
あ~あ。
こりゃ新しいの買わなくちゃな。
次はどんなのにしよう。
目覚まし時計って、どれもこれも似たようなのばっかりで大差ないんだよね。
もっとバッチリ気持ちよく目覚めるような物はないのか?
例えば…
何か美味しいものでも食べさせてくれるってのはどうだろう。
美味しいものといえばモンブランケーキしかない。
寝る前に目覚ましにモンブランケーキをセットしておくと、朝になれば自動的に口元にもってきてくれるのだ。
それをモッシャモッシャと食べながら目覚める。
なんという至福の時であろうか!
毎朝、快適な目覚めが楽しめるだろう。
いや、まてよ。
いい思いをしたらマズいんだよね。
目覚まし時計って、「ああ!もう!うっとうしい!」と思えるやつのほうが目覚め率が高いハズだ。
あまり快適すぎたら段々慣れちゃって、段々起きなくなるものだ。
モンブランでも毎日だったら飽きちゃって慣れちゃうだろうし…。
だとすると…
ボクが今まで一番うっとうしいと思ったことを思い出せばいいわけだ。
う~ん。
う~ん。
やっぱあれかな。
高校時代、剛毛のI氏から顔のヒゲをこすりつけられたことしかないな。
ボクの顔に頬をすりつけ、ゾ~リゾ~リとされたのだ。
あれだけ不愉快だったことは、後にも先にもないだろう。
一時期それが大ブームになり、休みのたびにやられていた想い出がある。
思い出しただけで鳥肌たってくるわ。
だとしたら…
ボクにとっての目覚まし時計は、I氏が適任ってことか。
毎朝、指定された時間になると、ボクの頬にゾ~リゾ~リするのだ。
速攻で目覚めるだろうね。
何年続いても絶対に慣れるものでもないし、バッチリだ。
彼は最近転職を考えてるらしいから、第2の人生はボクの目覚まし時計として活躍してもらうことにしよう。
給料は、大根でもやっておきゃいいわ。
いつものように
「よっ!大将!起きて下さいよ!」
という軽快な声が部屋中に鳴り響く。
ボクが20年近く愛用している目覚まし時計だ。
いつものように、手のとこにあるスイッチを押そうとしたとき…
ツルッ!
ガシャッ!
やってしまった!
今までも何度も落下したことはあったが、今回は完全に破壊されてしまっている。
あ~あ。
こりゃ新しいの買わなくちゃな。
次はどんなのにしよう。
目覚まし時計って、どれもこれも似たようなのばっかりで大差ないんだよね。
もっとバッチリ気持ちよく目覚めるような物はないのか?
例えば…
何か美味しいものでも食べさせてくれるってのはどうだろう。
美味しいものといえばモンブランケーキしかない。
寝る前に目覚ましにモンブランケーキをセットしておくと、朝になれば自動的に口元にもってきてくれるのだ。
それをモッシャモッシャと食べながら目覚める。
なんという至福の時であろうか!
毎朝、快適な目覚めが楽しめるだろう。
いや、まてよ。
いい思いをしたらマズいんだよね。
目覚まし時計って、「ああ!もう!うっとうしい!」と思えるやつのほうが目覚め率が高いハズだ。
あまり快適すぎたら段々慣れちゃって、段々起きなくなるものだ。
モンブランでも毎日だったら飽きちゃって慣れちゃうだろうし…。
だとすると…
ボクが今まで一番うっとうしいと思ったことを思い出せばいいわけだ。
う~ん。
う~ん。
やっぱあれかな。
高校時代、剛毛のI氏から顔のヒゲをこすりつけられたことしかないな。
ボクの顔に頬をすりつけ、ゾ~リゾ~リとされたのだ。
あれだけ不愉快だったことは、後にも先にもないだろう。
一時期それが大ブームになり、休みのたびにやられていた想い出がある。
思い出しただけで鳥肌たってくるわ。
だとしたら…
ボクにとっての目覚まし時計は、I氏が適任ってことか。
毎朝、指定された時間になると、ボクの頬にゾ~リゾ~リするのだ。
速攻で目覚めるだろうね。
何年続いても絶対に慣れるものでもないし、バッチリだ。
彼は最近転職を考えてるらしいから、第2の人生はボクの目覚まし時計として活躍してもらうことにしよう。
給料は、大根でもやっておきゃいいわ。
これからは、いい目覚めが出来そうだ。
しかし、今でもたまにあの感触を思い出すことがあるわ。
いい武器もってて羨ましいなぁ。