梅茶漬け

Ｇ氏一家と居酒屋へ。

みんなで美味しく食べていると、Ｇ氏家の長男Ｋくん（３歳）が

「なんだお前は！熱いぞ！」

と、鳥天に対して怒り始めるではないか！

どうやら最近は、何に対しても怒っているらしい。
こないだは壁に対して怒っていたようだ。

その後も焼き鳥やチキン南蛮やチーズポテトに対しても怒りをぶつけるＫくん。
『怒れる大人』が少ない世の中、彼のような存在は貴重だ。

是非ともそのまま大きくなって欲しいもんだね。


と、ここで思い出した。

そういえばさっき頼んだ梅茶漬けがまだ来てないな。
かなり前に頼んだので催促するとしばらくして届いたが、今度はボクの分だけ足りない。
再び催促して、ようやく到着。

が…

その梅茶漬け。

ワサビがたっぷし埋まってますがな！！

この店のお茶漬けにはワサビが添えられているのは知っている。
でもそれはフチにチロッと盛られているだけ。
それをお好みの量で入れて下さいというもの。

でもボクの場合、既にお茶漬けの中に入れられてしまっている！

しかも、その量が半端じゃない！

他の人のと見比べても、明らかに多いワサビの量！

これ絶対にワサビ茶漬けと間違えて作ったんだわ。
それを慌てて梅茶漬けにしただけだわ。

いや、催促を繰り返すボクに対する嫌がらせなのかもしれないな。

ワサビは全然苦手じゃないけど、これはちょっと凄い。
梅の酸っぱさとワサビの辛さが見事にマッチして、とんでもない一品に仕上がっている。

かっれぇ～！！！
すっぺぇ～！！！

どうしても顔がしかめっ面になってしまう。

「なんでそんな顔なん～！？」

とＫくんに言われるが、これを食べてこの顔にならないほうが不自然だ。

どうにか無理矢理全部食べましたよ。

これをＫくんが注文してたんなら、最上級の怒りを魅せてくれてたんだろうなぁ。