R氏とY氏が来た。
鍋をして食べる。
といっても、今日は遊びに来たわけではない。
こないだボクが撮ったイベントの責任者である2人が、完成したDVDの確認に来たのよね。
ここをこうして欲しいとかさ。
ここが間違っているとかさ。
みんなに配る前に、確認してもらうって作業。
鍋を食べつつも、2時間かけてDVDを見る。
そして終了。
あら。
今回は何も指摘がなかったな。
今年は例年よりも凝るべき箇所がなかったって事もあって、映像については問題なしだった。
よかったよかった。
でも、ここからが問題だ。
テロップチェック開始。
合計で200人くらい出演しているので、その分の名前があるんだよね。
さらに、タイトルなどを含めて数多くのテロップがある。
その文字に打ち間違いがないかをチェックすんのよ。
普通の文字ならそれほど間違えないんだけどさぁ。
人の名前って、このイベントに限らず、よく打ち間違えているんだよね。
それも、漢字の細かいミスが多い。
宮崎の「崎」が「凬」だったりとかさ。
渡辺じゃなくて渡部だったりとかさぁ。
読みは一緒なんだけど、ちょっと違うってのが漢字には多過ぎるんだよ!
読めるんだからこっちの漢字でもいいじゃんか!
とは思うけど、自分が間違えられた立場だとしたら、決して気分のいいものではないだろう。
「和田直樹」を「和堕直樹」なんて書かれからガッカリしてしまう。
なので間違いがないように細かくチェックする。
でも。
今日は珍しく順調だぞ。
前半を終わったとこで間違いなしだ。
これはもしや。
このイベントでは初のノーミスってことになるんじゃないか?
毎年どこか訂正が入ってんだよね。
確認のためにDVDまで仕上げているので、出来ればこのまま作り替えずにいたい。
また作るのって作業自体はたいしたことないんだけど、意外と時間がかかったりするのよね。
いけ!
このまま最後までいってくれ!
と言うと…。
2人の顔色が変わり、さっきまで以上に真剣にチェックを始めるではないか。
それはDVDの為のチェックというよりも、ボクのミスをどうにかして見つけたいという感じだ。
いや。
そういう間違いを含めてのチェックなんだから、それは正しい事なんだけどね。
でもそんなに必死にならなくてもいいじゃんか!
ボクだってたまにはノーミスでいきたいよ。
そんなボクの願いが届いたのか、8割ほど見ても依然ノーミスが続く。
悔しそうに画面に見入る2人。
でもこれはもう完全にいったでしょ。
と思った瞬間!
「あった!あった!ここ!ここ!この漢字が間違ってる!」
という2人の嬉しそうな声が響いた。
うわっ!
本当だ!
「尾」が「屋」になっちゃってるよ…。
せっかくここまできたのに…。
またDVD作り直しか…。
しかしまあ、発見した時のR氏の嬉しそうな事といったら。
鬼の首を取ったように、「あった!あった!」とアピールしてたな。
困った人だよ。
結局、間違いはその一箇所のみ。
作り直す手間は一緒なんだから、どうせならもっと間違っていて欲しかったよ。
今年もまた余計な時間がかかっちゃったな。
来年こそはノーミスで終わり、2人をガッカリさせてやりたいものだ。
鍋をして食べる。
といっても、今日は遊びに来たわけではない。
こないだボクが撮ったイベントの責任者である2人が、完成したDVDの確認に来たのよね。
ここをこうして欲しいとかさ。
ここが間違っているとかさ。
みんなに配る前に、確認してもらうって作業。
鍋を食べつつも、2時間かけてDVDを見る。
そして終了。
あら。
今回は何も指摘がなかったな。
今年は例年よりも凝るべき箇所がなかったって事もあって、映像については問題なしだった。
よかったよかった。
でも、ここからが問題だ。
テロップチェック開始。
合計で200人くらい出演しているので、その分の名前があるんだよね。
さらに、タイトルなどを含めて数多くのテロップがある。
その文字に打ち間違いがないかをチェックすんのよ。
普通の文字ならそれほど間違えないんだけどさぁ。
人の名前って、このイベントに限らず、よく打ち間違えているんだよね。
それも、漢字の細かいミスが多い。
宮崎の「崎」が「凬」だったりとかさ。
渡辺じゃなくて渡部だったりとかさぁ。
読みは一緒なんだけど、ちょっと違うってのが漢字には多過ぎるんだよ!
読めるんだからこっちの漢字でもいいじゃんか!
とは思うけど、自分が間違えられた立場だとしたら、決して気分のいいものではないだろう。
「和田直樹」を「和堕直樹」なんて書かれからガッカリしてしまう。
なので間違いがないように細かくチェックする。
でも。
今日は珍しく順調だぞ。
前半を終わったとこで間違いなしだ。
これはもしや。
このイベントでは初のノーミスってことになるんじゃないか?
毎年どこか訂正が入ってんだよね。
確認のためにDVDまで仕上げているので、出来ればこのまま作り替えずにいたい。
また作るのって作業自体はたいしたことないんだけど、意外と時間がかかったりするのよね。
いけ!
このまま最後までいってくれ!
と言うと…。
2人の顔色が変わり、さっきまで以上に真剣にチェックを始めるではないか。
それはDVDの為のチェックというよりも、ボクのミスをどうにかして見つけたいという感じだ。
いや。
そういう間違いを含めてのチェックなんだから、それは正しい事なんだけどね。
でもそんなに必死にならなくてもいいじゃんか!
ボクだってたまにはノーミスでいきたいよ。
そんなボクの願いが届いたのか、8割ほど見ても依然ノーミスが続く。
悔しそうに画面に見入る2人。
でもこれはもう完全にいったでしょ。
と思った瞬間!
「あった!あった!ここ!ここ!この漢字が間違ってる!」
という2人の嬉しそうな声が響いた。
うわっ!
本当だ!
「尾」が「屋」になっちゃってるよ…。
せっかくここまできたのに…。
またDVD作り直しか…。
しかしまあ、発見した時のR氏の嬉しそうな事といったら。
鬼の首を取ったように、「あった!あった!」とアピールしてたな。
困った人だよ。
結局、間違いはその一箇所のみ。
作り直す手間は一緒なんだから、どうせならもっと間違っていて欲しかったよ。
今年もまた余計な時間がかかっちゃったな。
来年こそはノーミスで終わり、2人をガッカリさせてやりたいものだ。