再会

Ｒ氏、Ｉ氏と居酒屋に行った。
最初Ｉ氏が指定した店に行ってみたんだけど、駐車場がいっぱい！
しかたなく、アテもなく車を走らせていき、目についた店に入った。
Ｒ氏は１０年前くらいに来た事あるらしいが、ボクは初めて来る。
恐らくこんな機会じゃないとこんな店には来ることないだろう。
車を停めて店内に入る。
「っらっしゃい！！」
という威勢のいい声が聞こえてくる。
と、すぐに気付いた！
この声は…
実は以前ボクは寿司屋でバイトをしていた事がある。
もう７、８年前になるが、自ら希望してではなく、たまたま知り合った寿
司屋の大将に気に入られて、たまに手伝い程度でバイトをしていたのだ。
ボクも何かと忙しくなってバイトを辞めたのだが、それからしばらくして
その店は経営不振で閉店してしまった。
風の噂で聞くと、かなりいろいろ大変だったようだ。
で…
その大将がここにいた！
カウンターの向こうで料理を作っていたのだ。
いやぁ～、こんなとこにいたとは…
下を向いて料理を作っているせいか、ボクに気付く様子はない。
ボクらはカウンター近くの座敷で食べていたにも関わらず、最後まで大将
はボクに気付く事はなかった。
いや。
たぶん気付いてたんだろうな。
かつて雇っていた奴に今の姿を見られたくなかったんじゃないかな。
ま、元気そうでなにより。
そんなしんみりとしていたボクの前でＩ氏とＲ氏は「ウンコについて」を
テーマに楽しそうに語り明かしてましたわ。
なんだかなぁ…