SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

百日紅(さるすべり)~ 小さな自然

2006年08月09日 | 日常生活・事件

 約三ヶ月の間、美しい紅花が楽しませてくれる、名前どおりの花だ。鉢植えで50cmほどの樹高だが今年は特に花の付きが多く、花屋の店頭に並ぶ商品よりはよほど見栄えがする。

 昨年は逆で、今年は咲かないのだろうかと思う頃になってようやく蕾が見え始めた。その反動なのか?
 これまでと違うのは液肥を定期的に与え始めたこと。1000倍に薄めて週1回与えるというのだから、1リットルも買えば何年使い続けることになるのか?

 その効果か、たくさん蕾が付いた時はうれしかったが、開き始めは白や淡いピンクの花が混ざった感じで変異が起こったのかと心配した。しかし、じき本来の色で大量に、細い枝がたわむほどに咲き始めた。ミツバチもよく来ている。

 冬になると伸びた枝をそっくり切り落としてしまうのだが、時期が来ると律儀に枝を伸ばし葉を付け、100日間の楽しみを与えてくれる、鉢植えの小さな自然だ。

 たまに行くグラウンドの敷地内に、こちらは見事な百日紅の大木がある。大木といっても樹高が3m程度、実に枝振りが良く、ほぼ円形に、直径にして5~6m程度に広がっているだろうか。それが炎天下で燃えるように紅色の花を付けている様はたとえる物が見当たらない。

 一度写真に撮りたいと思ってきたが、その炎天下に出かける気がせず、また来年があるさ、と思ってしまう。さて今年は?