SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

映画 「情痴 アヴァンチュール」

2007年04月16日 | 映画(サ行)
 ガッカリした。配役もテーマも面白くなりそうな素材だけに。

 それなりに見る気にさせる、そそられる予告編だったのだ。しかし、話は淡々と進む。

 夢遊病がテーマで、劇中、ビデオテークにエンジニアとして勤務する主人公の職場のモニターに、怪奇映画「ノスフェラトゥ」の吸血鬼に操られて夢遊病状態になった女性が映ったりする。
 ビデオという素材の一種いかがわしさや夢遊病の得体の知れなさ、夜のパリ、とムードを演出する素材は揃っている。

 近所に住む女性(リュディヴィーヌ・サニエ)が夢遊病らしいと気付いて、それがまた美人なものだから、何とかしてあげたいと近づく主人公は家宅侵入に近いことまでやっている。

 それぞれの人間関係が訳ありで、だけどそれが何なの?、どうなるの?というメリハリがなく、なぜそうなるのか良く分からないがとにかくこうなりました、という面白くも何ともない結末で終わる。

 お勧めしません。予告でそそられた方だけ行って下さい。


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