カウントダウン・ムービー第2作(最後から3番目)は話題の007最新作となった。
シリーズのお約束であるアバン・タイトルのワンエピソードがまず見応え十分。ボリュームがあって、しかも今後の展開に大影響の異例の事態が描かれる。
続くタイトル・アニメが毎回のごとく素晴らしく、ここまでですでに十分に元をとった感じがする。
ダニエル・クレイグ・ボンド3作目で、ドラマ性が最も強く、シリーズ誕生50周年の23作目にしてボンドシリーズの「世代交代」を謳っている。豪華配役で、交代する今後のレギュラーにも強力な布陣である。
また、ハビエル・バルデムが屈折した悪役を見事に演じる。対するクレイグ・ボンドは年齢のためか、復帰試験の成績は芳しくないものの続投してくれるようだ。銃やナイフといった伝統的アイテムで原点回帰を狙ったアクションがヒーローではない、生身の諜報員の人間臭さを感じさせる。
世界各地に展開するロケも素晴らしい効果を上げている。
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