SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

映画 「アメリカ、家族のいる風景」

2006年07月21日 | 映画(ア行)
 自分の人生をどのような形で終着地点へ持っていくべきかを考え始める世代が主役。個人的には久々に見るヴェンダース映画だが、ずいぶん穏やかで優しい感じの作品になっている。

 脚本(主演も)のサム・シェパードもヴェンダースも熟年である。だがそこはアメリカ、「年老いた」と言うにはまだまだ若い。
 西部劇に登場する景観をたどってやがて地方の街にたどり着くロードムーヴィーとも言えるが、ほとんどその街が舞台になっている。しかし、本当に人も車も通らない静かな街だ。そこに人が住み、店も成り立っていくのだから不思議だ。

 かつて関わった女性との間に子供がいたことが分かった往年のスターだが、さてどうする? というのが主筋。しかし、一人のつもりが、実は同じ街にもう一人いたわけだから、全米に果たして何人いるのやら。

 主人公の母親役がエヴァ・マリー・セイントだが、昔の写真が画面に写るとジェシカ・ラングに面影が似ている。ジェシカ・ラングも老けたなあと思っていたら、彼女は別の役で颯爽と登場した。失礼 m(; _ _)m 。(二人の年齢差は25歳であった。)


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2 コメント

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ラング (kimion20002000)
2006-08-21 15:23:04
TBありがとう。

20年前の「パリ・テキサス」の頃、シェパードとラングは、熱愛中だったようですね。

時は流れる。「前作」のキングコングも思い出されました。
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舞台裏 (mach)
2006-08-21 22:08:51
kimion20002000さん



コメントありがとうございます。

そういう舞台裏を知っている人には、もう一段深い面白さがあったわけですね。

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