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一切の情を排した文字通りの非情の世界。
自然と人間、人間と人間が生のまま向き合っている世界が、辺境の、美しいというよりは過酷な背景の中に展開する。
チベットカモシカの密猟者と私的ボランティアのようなパトロール隊の死闘が描かれる。両者は半ば天敵のように、敵を探し出し戦わずにはいられない。なぜ戦うのか、それは相手がそこにいるからとしか言いようがないようだ。
どちらが善でどちらが悪とも言えない。結果的には同じことをやっているからだ。むしろ、その心のありようが問題だというわけだ。近親憎悪に近いものとも言える。
「チベットの僧は汚れた身なりをしていても心は清らかで美しい」という意味の台詞が劇中にもある。
ほとんど宗教のような映画と言ってもよいだろう。
「人は何のために生きるのか」ということを考えさせる。だけどその答えが映画の中にあるわけではない。
自然と人間、人間と人間が生のまま向き合っている世界が、辺境の、美しいというよりは過酷な背景の中に展開する。
チベットカモシカの密猟者と私的ボランティアのようなパトロール隊の死闘が描かれる。両者は半ば天敵のように、敵を探し出し戦わずにはいられない。なぜ戦うのか、それは相手がそこにいるからとしか言いようがないようだ。
どちらが善でどちらが悪とも言えない。結果的には同じことをやっているからだ。むしろ、その心のありようが問題だというわけだ。近親憎悪に近いものとも言える。
「チベットの僧は汚れた身なりをしていても心は清らかで美しい」という意味の台詞が劇中にもある。
ほとんど宗教のような映画と言ってもよいだろう。
「人は何のために生きるのか」ということを考えさせる。だけどその答えが映画の中にあるわけではない。
僕の出身国ペルーにはビクーニャと言う動物がいますが、ビクーニャの線維は世界1細いといわれている。
チベットカモシカと同じ運命を今でも抱えています。政府では守りきれない部分があるので、民間の貧しい人々がボランティアパトロールをしています。
この映画を見て、ペルーを思い出しました。
いつか、人間は自然・生命を尊重するようになってほしいですね。
コメントありがとうございます。
未知の世界には想像を絶するものがあります。映画の力で人の良心が喚起され、大きなパワーを持つようになれば素晴らしいですね。