原題は「kinsey」とシンプルだが、日本では「レポート」が付かないと何のことかピンと来ないのだろう。ただこのレポートはセックスに関するもので、「愛」は映画の中でも探求が難しいものであることが語られている。
単なる好奇心を満たすための作品ではなく、とても丁寧につくられている。
昆虫の研究から対象が変化していくくだりの説得性、父との確執が理解にいたるくだり、誰もが知らないがために陥っている不安に対して研究がいかに救いとなったかを描くラストのインタヴュー、としっかり書き込まれていて破綻がない。
地味な作品なので好奇心を引くタイトルを付けているが、配役は豪華だし、単館公開に準じる公開規模ではもったいない感じがする。でも、ヒットはしないんだろうな。
単なる好奇心を満たすための作品ではなく、とても丁寧につくられている。
昆虫の研究から対象が変化していくくだりの説得性、父との確執が理解にいたるくだり、誰もが知らないがために陥っている不安に対して研究がいかに救いとなったかを描くラストのインタヴュー、としっかり書き込まれていて破綻がない。
地味な作品なので好奇心を引くタイトルを付けているが、配役は豪華だし、単館公開に準じる公開規模ではもったいない感じがする。でも、ヒットはしないんだろうな。