このところ、立て続けに、暴力による血のあふれ出る映画を見たせいで、
この映画を語るのを忘れていた。
韓国映画、どちらかというと、泥臭い、またそれがこの手の映画を引き立たせる。
婚約者を惨殺された男(刑事)の復讐劇なのだが、
殺人の目的がえぐい、狩猟だという男、追いつめてその恐怖の様を見るのが快楽。
もう一つは、性的目的、女性を犯して殺す、これまた男性の本能か?
そして、復讐。
男は、犯人にGPSをつけて追いかけ、半殺しにする。
その、やり方がえぐい。
殺さずに、婚約者が受けた以上の恐怖と痛みを味あわせようというのだ。
しかし、話はそれだけに終わらない。
GPSの存在を知った犯人は、それを逆手に取って、
男の心の急所に衝撃を与える。
復讐のつもりが復讐される側へ。
クライマックスまで、息を継がせない。快作だ。
イ・ビョンホンとチェ・ミンシクの対決が見もの。