ひろの映画見たまま

映画にワクワク

映画「わたしを離さないで」、日本人作家の作品を欧米で映画化!命について考えさせてくれます。

2011-04-11 20:19:15 | イギリス映画

わたしは、この映画を予見なしで見た。

その方がよい人は、これ以上見ないで見てください。

勿論、冒頭から、それらしい予感はするのですが、

途中で、登場人物の置かれた立場を知って愕然とする。

これは、サイエンスフィクションです。

こんなことは、あり得ないし、あってはならない。

ただ、登場人物はその運命を淡々と受け入れている。

ちょっと、理解しがたいシチュエーション。

でも、この映画のもう一つのテーマ。それは本当の愛。

本当の愛があれば、その運命を猶予されると聞いて、

主人公たちは奔走するが、その結末は、これもネタバレしたくない。

一人の男を巡る二人の女の感情。

それが、特殊な運命だけによけいせつない。

淡々と受け入れる(悲痛な叫びもあるが、全体として)運命。

綺麗な自然をとらえるカメラワークと、主人公たちを演じる俳優たちの素晴らしさが光る。

 

 

 

 

 

 


コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 恋せざるを得ない女のさがを... | トップ | 日本でもラッパーの映画があ... »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私を放さないで (こみゅ)
2011-04-13 12:54:55
怖い話ですね
返信する
私を放さないで (大正の黄門)
2011-04-13 21:38:09
今朝の朝日新聞『沢木耕太郎』さんの銀の街からに映画評が書かれていました、『宿命』を『受容』する儚さ、心理的な三角関係。
日本生まれの作家 カヅオ・イシグロ原作
何か哲学的な匂いがします、観劇中に眠りに誘われそうな予感がします。
返信する
わたしを離さないで (ひろ)
2011-04-14 20:48:28
哲学的というか、

要は、サイエンスフィクションです。

まあ、こんなことが起これば大変なのですが、

その運命を引き受けて、なおかつ生きようとする、愛に生きる。そんな話です。
返信する
私を放さないで (大正の黄門)
2011-04-14 23:00:02
本日の朝日新聞夕刊に英国作家『カズオ・イシグロ』さんの『人生は短い』原体験から『私を放さないで』の映画化コメントが記事として掲載されています。この作品俄然興味有りです。
必ず近日中に観る事にします。
返信する
わたしを離さないで (大正の黄門)
2011-04-16 18:36:52
小説の原作名と映画のタイトル名が違いましたネ、名絵画を見るような美しい映像画面と流れるような無駄の無い音楽其れと正反対の残酷なストリー生命科学(医学)の発展は人間社会に必要な事ですが、神の領域を超えては成らない、医学関連に従事する人達の倫理感が大変問合れるはなしです。この話に比例して現実に中国の農村地域、インドの貧困地域で突然子供達が行方不明に成り闇の社会で人身売買があるそうです。ヤン・ソギルの小説『闇の子供達』も関連の作品確か映画化されたはず、残念ながら観ていません。
返信する
私を離さないで ()
2011-04-20 11:26:55
まあ、生まれたときから、
死ぬのが義務付けられるなんて
返信する
わたしを離さないで (amin)
2011-04-27 11:31:25
生まれたときから、自己犠牲を強いられた運命、あなたならどうする。
苦しい叫びが本当だろう。
返信する

コメントを投稿

イギリス映画」カテゴリの最新記事