ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ヒトラーに屈しなかった国王」、ノルウェーの王ホーコン7世の苦悩!

2018-09-17 18:05:58 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆

歴史映画好き ☆☆☆★

ノルウェー映画

第2次世界大戦時、ナチスドイツの侵攻に激しく抵抗したノルウェーの国王ホーコン7世の下した決断と運命の3日間を描く。

ホーコン七世は、現国王ハーラル5世の祖父にあたる。ハーラルは孫として、本映画でも描かれる。

ドイツ軍の攻撃や、宮廷内の家族の姿などが描かれるが、監督はこの映画撮影のため、国王の姉をはじめ、インタビューをし、当時の雰囲気を再現している。

当然、ノルウェーとしては、国の一大事の時の王の決断であるから、観客動員も多く、映画賞などにも輝いている。

ノルウェーとドイツの関係、王室の立ち位置など、初耳のことが多く、知識が増える。

前半は、国王と家族の関係が描かれ、後半の決断への流れとなる。

一方、ドイツ側の公使の活躍が描かれ、何とか戦争を避けたい活動が描かれる。

結局、ドイツ公使の願い(国王とさしで話す)はかなうのだが、国王はがんとした態度をとる。

この結果、ノルウェーはドイツに占領されてしまうが、王と政府はイギリスにわたり、ゲリラ活動を支援する。

ドイツの敗戦により、国王の抵抗は報われる。

王は、立憲君主制の建前を貫き、ドイツ公使との密約を避けたのである。

国王を演じるのは、イェスパー・クリステンセン。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ヒューマン・ハンター」、... | トップ | 「判決、ふたつの希望」、ア... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ヨーロッパ映画」カテゴリの最新記事