ひろの映画見たまま

映画にワクワク

フランス映画「最強のふたり」、障碍者と黒人との強烈なタッグマッチ。

2012-09-09 17:08:02 | フランス映画
おススメ度 ☆☆☆☆

冒頭ドライブのシーン、次々と車を追い越していき、カーチェイスの趣。後ろからはパトカーが。そして捕まる。だが、身体障碍者を乗せていたので急いでいたのだと言い訳。パトカー先導で病院まで、堂々と走り抜ける。

だが、実際は乗っていた障碍者のお芝居。車は高級車、運転は軽めの黒人。

で、そもそもの出会いのシーンへ戻る。

この冒頭のテンポからして軽妙で惹かれる。

この映画は、パラグライダーで首から下が不随となった富豪と、彼に雇われる介護士の物語。介護士は黒人で、面接試験で並み居るベテランを押しのけて仮採用。彼の傍若無人の態度に堅苦しい介護人に飽き飽きしていた富豪が食指を動かしたからだ。

当然何も知らない黒人のこと、失敗のオンパレード。でもそれをおおらかに受け止める富豪と、しゃあしゃあとだが、割と神経質にこなしていく黒人。二人の息はあっていく。

そして、黒人は、富豪を連れまわし、それがまた映画を楽しくしていく。

この二人には、実際のモデルがいて、監督が映画化を申し出許可されたらしい。

後半になると、富豪には文通だけの恋人がいることがわかり、黒人は二人を会わせようとする。そのちぐはぐが滑稽だ。

富豪の思い付きで、黒人がやったことのない、パラグライダーに挑戦。首から下不随の富豪も、援助者に助けられ、大空気分を満喫する。

いっぽう、音楽の趣味の全く違う二人だが、それぞれの音楽を尊重し、映画は楽しい。

最後は、黒人は解雇されるが、新しい介護者に不満の富豪は黒人を呼び出し息抜きをする。

生涯二人は、最強の友人だろう。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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1+1=∞ (iina)
2015-09-16 10:10:00
無遠慮なドリスは、成り行き上解雇されるでしょう。
障害者を配慮しない態度の方が、人間らしいと悟って再雇用して、1+1は2以上の「最強のふたり」になりました。

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1+1 (ひろ)
2015-09-16 16:14:42
コメントありがとうございます
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