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「オリーブの林をぬけて」、アッバス・キアロスタミ三部作の最終作!

2024-08-13 16:38:14 | 映画

おすすめ度 ☆☆☆

Unext 鑑賞  1994年製作

名匠アッバス・キアロスタミの「友だちのうちはどこ?」に始まる「ジグザグ道3部作」の完結編。

前作の中での若い夫婦のエピソードがそのまま使われる。その撮影の舞台裏を開示させることで、出演した男女(役者ではない素人)二人の恋模様を我々にそっと覗き見させるようなアプローチで捉えている。

今回の作品は何とその『そして人生はつづく』の撮影風景をドキュメンタリータッチで描いている。

撮影の裏側でのタヘレとホセインの関係がとても興味深かった。タヘレは大地震で両親を亡くしてしまっている。タヘレの祖母は、家もなく字も読めない者の元へ孫を嫁にやるわけにはいかないとホセインを退ける。ホセインは祖母が反対しているだけで、タヘレの気持ちは自分に向いていると信じ切っているが、実際タヘレはホセインとは目も合わせず口も聞こうとしない。そのせいで映画のシナリオがなかなか思うように進まないのがおかしかった。

コメント
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