ひろの映画見たまま

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映画「ルルドの泉で」、聖地ルルドで奇蹟は起きるのか?

2012-10-02 14:45:38 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

フランス=オーストリア=ドイツ映画。

ルルドとは、フランス領でスペインの近くの小さな山村。そこの泉で奇蹟が起こったということで有名になり、聖堂も立ち、聖地であり、観光名所でもある。

映画は、首から下が硬直して動かない身体障碍者のクリステーヌが、この地で泉の沐浴を受ける物語。

まず、身体障碍者の団体が、この地の介護者(女は看護婦の姿、男は警官のような征服)に介護され、車いすに乗ったり、食事の世話を受けているところから始まる。

以後、淡々と、行事の進行があり、この泉で本当に奇跡が起こるだろうかなど、いろんな、声が聞こえてくる。一方、神父が、面談し、キリスト教の根本を話します。そこでは、奇跡で直るというようなはなしはでません。あくまで、心の癒しを訴えます。

でも壮大なミサというか大聖堂でのお祈りがあります。

クリスチーヌの奇蹟の話ですが、映画の中ほどで、手が動き、奇跡の壁に触れることができ、いわゆる奇跡のような現象が起きます。

ただ、ここで面白いのは、この奇蹟を認定する委員会というのがあって、医学的に検証がなされます。(あとネタバレ)






















だが、結局、映画は、奇跡を中途までしか描きません。治ったのか治らなかったのか。それはもうどうでもいいことなのです。

この奇蹟の街をドキュメンタリー風に描いて、見るものに、宗教的、医学的、メンタル的に考えてくださいと訴えるのです。

途中で、クリスチーヌの恋愛話もあって、飽きずに見せてくれます。



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