masumiノート

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2010年05月24日 | ニュースから一言二言
宮崎県で口蹄疫の為、殺処分の作業に従事しておられる職員さんや獣医師の皆様
辛いお仕事を、本当にご苦労様です。

朝日新聞 朝刊より抜粋

獣医師が大きな剪定鋏のような器具で豚の腹を左右から挟み、電気を流した。
「豚は一瞬、金縛りのように硬直して、これまで聞いたこともない、悲鳴のような鳴き声を上げた」
排泄物が防護服に飛び散り、マスクをしていても強烈な臭いがした。
息絶えるまでに1~2分。「つらい時間だった」

獣医師は電気を通すとき、一呼吸置いて、逃げようとする豚を器具でしっかり押さえた。
本来なら、動物の命を助ける仕事。
「苦しめないように、せめて短時間で済ませようとしていたんだと思う」
一頭を処分するたびに、獣医師は汗だくになっていた。

農場主の男性は、畜舎の外で座り込み、ぼうぜんとした表情で作業を見ていた。
県職員が豚の扱いにてこずっているのを見ると、豚の追い込みを手伝ってくれた。
「農場主には、豚もおとなしく従った。それが切なくて・・・」

午後は効率を上げるため、二酸化炭素による殺処分に切り替えた。
2トントラックの荷台に豚25~26頭を乗せ、シートを被せてボンベからホースでガスを送る。
10人掛かりでシートを押さえた。
暫くすると中で豚が一斉に暴れて鳴き始めた。
シートを突き破ろうと当たってくる豚を必死に押さえた。
シャツも下着も、汗でぐっしょりぬれていた。

・・・・・


畜産農家の方々にはお慰めする言葉も見つかりません。


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