masumiノート

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「請負人 越後屋」の資料的記事

2010年05月22日 | ガソリンスタンド
老コンサルの残日録さんのブログより

http://ameblo.jp/tkjsk0231hzannitiroku/entry-10135817696.html

小泉さんが総理大臣に就任した時、
<中略>

彼の規制緩和のひとつに『石油業法の廃止』があります。油の元売りを保護(これが規制緩和?)する一方で、業界に対して価格指導が出来なくなり安定供給の義務ずけも出来なくなりました。油は社会のインフラなのに、それを維持するための法律を廃止しました。

その結果どういう事が起きたでしょう、新日本石油・出光興産・昭和シェル・コスモ石油…元売り各社は、国内で重油で売るより利益が大きい産業用軽油やジェット燃料やガソリンに転化精製して、中国・アジア地域・米国などへ輸出するようになりました。そのために国内に重油が無くなりました。各社とも、そのための設備投資を今でもドンドン進めています。

漁業者は、燃料の高騰ばかりでなく油が無い、休漁したり、アジアから高い重油を買って事業をやっています。廃業やむなし、という漁業者も多いとか。バラマキで油代の補助で済む問題ではありません。もしかしたら軽油もソウかもしれません。陸運業界が軽油の値上がりに困っています。ホトンド中小零細企業なので、荷主に値上げ要求ができない、経費節減のために運転手さんは減給・高速道路が使えないための労働強化、廃業機運が高まってるそうです。

『石油業法』を廃止してしまったために、元売りが国内需要を守る義務が無くなり、完全自由化した石油製品の輸出もやりたい放題になった(資源エネルギー庁幹部)、んだそうです。小泉改革って何だったんでしょうね。重油が高騰する、漁業者が減る、軽油が高騰する、陸運業者が減る、我々庶民にとって一番身近な大衆魚が値上がりする、これも弱者切捨てのひとつでしょう。

こういう大事な法律が、≪規制緩和≫・≪自由化≫の美名のもと、我々が気が付かないところで作られ改変されているんです。社会のルール(法律・条令)作りを、政治家・官僚の善意を信じて任せておいていいんだろうか、断然NO!!ですよね。

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下の画像は燃料油脂新聞です。

不公平取引まん延


別口座で違う仕切り


地下タンク問題 SS淘汰に拍車


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元売さんは公明正大にお願いしますよ。

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