昨日、ものすごーく久しぶりに、家のピアノの調律をしていただきました。ピアノの中って、こんなふうになっているんですね~。
このピアノ。今は娘が弾いていますが、元々は、私のおばあちゃんが、私のために買ってくれたものなんです。遠い、遠いむかし‥私が小学校の低学年の頃だったと思います。
習い始めたのは、幼稚園の年中組の頃だったのですが、ちっとも熱心な生徒ではありませんでした。近所の方の、お知り合いの「音楽院」のようなところで‥通い始めた頃は、送迎専用の運転手さんがいて、家の前まで迎えに来てくれました。(今思うと、なんだかすごいですよね)
送迎付きで安心だったのと、なんやかやと忙しかったからでしょうね。私の記憶の中では、母は、一度もレッスンに付き添ってはくれませんでした。
いつ頃からか、送迎車もなくなってしまい、それからは、15分くらいの距離を、バスに乗って通っていました。今のように、小学生が「不審者」という言葉を知らなくてもよい時代だったので、同級生の友達や、その後には妹と‥子供同士で、子どもだけで、バスに乗って。
ピアノを習っていた頃のことを思い出すとき、練習した曲や、教えてくれた先生や、発表会のことなんかより、行き帰りのことを、いつも一番先に思い出します。
去年の秋、ピアノなひととき というタイトルで、このblogに、娘がピアノを習い始めたいきさつをすこしと、教えてくださっている先生のことを載せました。
その中で「自分自身のピアノとの苦い思い出」と書いていますが、それは間違いで、自分自身の「寂しい思い出」が正解です。ピアノを習っていた小学生の自分を思い出すとき、いつも一緒に「なんとなくさびしい」気持ちがついてくるのです。
※ ※ ※ ※
時代は移り‥。娘のrはいいですね~。
ピアノを教えてくれる先生は、家から自転車で5分のところに住んでいるし。先生と両親は友だちだし。近くても、先生とおしゃべりしたい母は、必ず付き添ってくれるし。おまけに、先生はとても誉め上手。これで、ピアノの腕が上達しなければ、それは自分のレッスンが足りないせいにほかなりません(笑)。
調律が済んだあとで、すぐにピアノに触ってみました。
こんなに鍵盤白かったんだあ、と思いながら、ぽろん、ぽろんと鳴らしていると、ひとつひとつの音が、私の指先から「立ち上がって」くるのがわかりました。もっともっと、音を聴いてみたくて、娘のバイエルを取り出して、弾けそうなところ弾いてみたりなんかして‥。
rには、今練習中の「トルコ行進曲」を、帰宅後すぐに弾いてもらいました。
和室にある仏壇で、私のおばあちゃんも、私の父も、rの演奏を聴いていてくれたと思います。
音がとても澄んで際立っていたの、わかったかな、おばあちゃん。
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新しいピアノは、新しいなりの苦労があったのですね、知りませんでした。
くっちゃ寝さんのところでも、いつかピアノの話、載せてましたよね。ほんとにピアノが1台あらば、1台なりの話が、どの家にもあるものですよね。大きいし、値もはるものだし、他の楽器を習ったり、やめたりするよりは、多くのドラマが存在するのかもしれません。
うちの娘も、ちっとも練習しなくて、日曜日の午後に(レッスンが月曜日なので)まとめて?練習していく程度なんです。でも、先生が誉めてくれるせいか、ピアノは自分の「得意なこと」と位置付けている、しあわせものです。
一緒に習っている子のおうちでは、毎日練習する事を、習う時の条件にしていたりもしますが、それはちょっと息苦しいかなと、私は思ってしまいます。
おっしゃるように、楽しんでピアノを弾いてくれるのが一番ですよね。
娘がピアノを習ってくれたおかげで、おばあちゃんが買ってくれたピアノが無駄にならなくて、ほんとによかったと思っています。
娘が弾くのを見ていると、ピアノに触りたくなってきて、楽譜をみては、ぽつぽつ音を出してみます。
「消えていく音がキレイ」
ほんとにそうですね。
自分がピアノに馴染めなかったのは、つきまとう寂しさのせいだと思っていましたが、きっと、努力も足りなかったし、想像力も不足していたんだと思えてきました。
時々は練習して、好きだなあと思う曲、弾けるようになってみようと思います。
幼稚園で教えたり、グループレッスンだったり、当時もそんなところもあったと思うのですが、近所の会社の社長さんの弟さんが、音楽院のような立派な教室を経営されていて、そこを紹介してもらったのでした。
ピアノのほかのヴァイオリンや、フルートなどを習いに来ている人もいたような‥。2階のホールにはグランドピアノがあって、発表会の前にはそこでリハーサルをしていました。
娘に言わせると、先生のところにあるグランドピアノはとても弾きやすいのだとか‥。調律後、こんどはどう?と聞いてみましたが、「ふつう」という答えでした。
おばあちゃんも、そして、父も、rの弾くピアノだったら、きっとにこにこで聴いていますよね、わたしもそう思っています。
あまりに久しぶりの調律に、恥ずかしささえ感じていますが、ブログに書いておくことは覚書にもなるので、自分の思い出をまじえて書いてみました。
送迎車‥私専用ではないんですよ~。私の前に、ひとり女の子を乗せてきてました。いつも同じ子だったのに、全然友だちになれなくって(とても人見知りだったのです)、その子は運転手さんととても仲良しで‥そんなのも、寂しい気持ちの一因だったのかもしれません。
しばらくして、送迎なしになったのは、その運転手さんがノイローゼになってしまったから、と大人が話しているのを聞きました。子どもを乗せていることでとても神経をつかっていたらしいとの話でしたね。
娘のピアノ歴は、1年ではなく、1年半くらいだと思います。昨年、記事にしたときは、習い始めて半年くらいたっていたと思うので。あえて、弾いた曲名を書いたのも、この頃こんな曲を弾いていたのだなあと、思い出せるために、そうしました。(ちょっと親バカもまじっているかなあ)
私もピアノは小4まで習っていたけれど、「毎日こつこつ」が苦手な私は、レッスン日の前日しか練習せず怒られてばかり。
いやいや弾いた思い出しかありません。
こんな母親に似ず、ピアノが大好きな次女。
賞をとってやっと、義母が買ってくれた本物のピアノ(それまではお古の電子ピアノでした)で練習できるようになったのでした。
新しいピアノって、しょっちゅう音が狂い半年に1回は調律してもらっていました。
最近ようやく音が落ち着いたようですが。
その次女も中三。
音楽のほうへ進むわけでもなく、受験もあるし、ピアノもそろそろやめる時かなあ、と思っています。
だんだん難しい曲を弾き始め、本人もしんどいみたいだし・・・。
ピアノ買って、まだ3年なのになあ。
最近「お母さん、ぼけ防止に弾いたら?」なんて言われています。
rちゃん、これからまだまだ楽しみですね。
本人がピアノを弾いて楽しい、と感じることが一番大切なんだと思います。
コンサートに行くほど好きになったアーティストを上げていったらなぜか、その人の前にピアノがあることが多い。
たぶん、あの響きが好きなんだと思います。消えていく音がキレイ。
だから、調律音と聞いただけでなんだかうっとりしてしまいます。一番キレイな音を見つけていく作業ですもんね。
この本のことを思い出したので、TB入れさせていただきますね。今日、紹介した加古さんの「まさかりどん・・・」にもピアノが出てきます。道具たちがピアノを作る姿がかわいい♪
黒くて美しい、とても大切な大きなもの、なのだと思いました。決して勝手に触ってはいけないもの。
それにしても、rucaさんのピアノ教室は凄い所だったのですね?
近所のオルガン教室を一月余りで逃げ出した私には想像も出来ません(笑)
お父様もおばあちゃんも
きっと笑顔で聞いていたと思いますよ♪
うちも娘がピアノをやめてしまったのに、あえて去年
わたし自身のために、調律しましたよ。
調律後の音は、やっぱり気持ちがいいんですよね♪
送迎つきのピアノのレッスンなんて、すごい思い出で、びっくりです。すてきだな。
わたしもやっぱり、母の付き添いなしで、バスに揺られて40分、通った口ですよー。
昔はそんなでしたよね。
ピアノというと、サザエさんといじわるばあさんが芋ずる式の記憶で、いつも待ち時間がタノシミでした。
rちゃん、一年間でトルコ行進曲が弾けるようになっているとは・・・すごい!