my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

ちょうどよい重さのちょうどよい味方~あるいは特異日のはなし

2018-05-21 17:52:25 | 好きなもの・おでかけ

FBをやっている中でのよいことの一つに「過去のこの日」というのがあります。

5月21日だったら、2017年(作年)は、「庭とアトリエ展」を観に
ギャラリーらふと へ行っていて。
今から6年前の2012年は、皆既日食の日でしたー。
(娘が高校1年の時って、もう6年も前なんですね~なんか感慨深いです)

晴れの特異日というのがあるように、遊びにも特異日があって(笑)。
昨日5月20日は、昨年ビールまつりに行ったり、5年前佐々木マキ展の後に
武道館ライヴに行ったりと、楽しい特異日‥昨日も日本橋小舟町の
ヒナタノオトへ「アトリエ倭 木の仕事-扉の先へ-」へ行ってきました。



アトリエ倭さん。
工房からの風のワークショップや、百貨店での「工房からの風から展」で
お会いしているので、おなじみな感じですが、個展をひらくのは初めて
ことだそうで‥美しい、この5月の気候を待っていたかのような、水色の
扉の中での「扉の先へ」展、とてもよかったです。

ヒナタノオトさんのサイトでも大きい作品‥や引き出しや本棚、スツールなど
紹介されてますが、コンセプトや説明を聞けば聞くたび「ほほぉー」と思わず
声が出てしまう工夫が凝らしてあって、気が付けば、いつか部屋が片付いたなら
いつか新しい家を建てたとき(!)と、遠いとこを夢見ている自分がいました(笑)。

一方、先日の伊勢丹のときにも展開されていた「大人ノ文房具」シリーズ。
文房具好きとしては、心躍る作品の数々ですが、その中から、欲しいなあと
思っていた鉛筆削りを選びました。


実はわたし、ずいぶん前に、このシャープナー本体と同じもの(もしくは
限りなく似ているもの)の金色を、持ってました。いや今でも持っていると
思うのですが、家の中のどこかで行方不明になっていて。
シゴトでは、シャープペンも使っているのですが、鉛筆も大好きで、小さく
なっても使いきることができるように、エクステンション?も2本買ったのです。

引き出しの中で眠らせていたちびた鉛筆、今朝、アトリエ倭さん作
鉛筆削りできれいに揃えることができましたー。ちょーきもちいい。


シャープナーの切れ味もよいのですが、その本領を発揮させるために
考え出されたと思われる、木の部分の質量といいますか、大きさと重さが
実によいでのです。
木のところを左手で持って、右手で鉛筆をくるくると回す‥その動作が
こんなに楽しいなんて(笑)、です。

帰る間際にアトリエ倭の佳子さんが、大人ノ文房具で、最初に作ったのが
鉛筆削りなんです、と教えてくれて‥「使うときだけではなく、どこかに
置いておいても、その場で絵になるような」と、そっとヒナタノオトの棚の
上に立ててくれて。その瞬間「おおっ」とひとりココロの中で、どよめいた
ことは言うまでもありません。

その存在感といい、つい手に取って触りたくなる、木のよい触り心地といい、
きっといつまでも、私の机の近くに居てくれると思うとそれだけでとても
心強い味方を得たような、ふと見上げた空に細い月が出ているのを見つけた
時のような、しあわせを感じます。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2018年4月~2019年3月 | トップ | 清らか。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

好きなもの・おでかけ」カテゴリの最新記事