こういう本を「好きな絵本」の中で紹介していいのかなあ。
やっぱりちがうよね、と迷いながら‥。
旅日和 COTO 絵と文は、山本祐布子さん
切り紙の手法を用いて作られたイラストと文章の本です。
本の帯にはこんなふうな文が添えられています。
これは風の中にふくまれた記憶の香りのこと。
自分のあの日にもそんな香りがあったことを
絵の中に身を置きながら、思いにまかせ
深呼吸した。
そもそも、山本祐布子さんの絵を知ったのは、学生の頃ころからの友人と、
この春15年ぶりに再会し、そのあとで互いにカードを送りあった時、その友人が
選んで送ってくれたのが、山本さんの絵のカードでした。
白く切り取られたボトルの中に、小さな玉が入っている‥といった感じの絵。
いただいたその時は、この本の存在はまるで知らなかったのですが、図書館に
リクエストを出し、やっと手にしてみたら、帯に↑こんなふうな言葉があって‥。
あのポストカードの中の「玉」は思い出の香り玉なのかもしれないと、
勝手に思ったりしています。
思い出の中にも、匂いがあること。
香りそのものが、思い出の「もと」であったりすること。
本を開く前から、胸の中がしんとしてきて、ひとり
「思いにまかせ深呼吸」したりしました。
‥つづく‥
最新の画像[もっと見る]
- 記念日 4週間前
- 2024年5月に観た映画 1ヶ月前
- 2024年5月に観た映画 1ヶ月前
- 2024年5月に観た映画 1ヶ月前
- 2024年5月に観た映画 1ヶ月前
- 2024年5月に観た映画 1ヶ月前
- 2024年5月に観た映画 1ヶ月前
- 2024年5月に観た映画 1ヶ月前
- 2024年4月に観た映画 3ヶ月前
- 2024年4月に観た映画 3ヶ月前
たまには 思いにまかせ深呼吸して開く本も読んでみたいな。山本祐布子さんのすてきな切り絵もみてみたいです。
こどもとともに読んだ絵本の思い出や、そこから一人立ちしていった、絵本へ寄せる気持ちと、旅日和を開いている時の自分の気持ちは、同じなのか、まったく別なのか‥。
同じ「私」なので、きっと奥の奥のほうではつながっているのでしょうね。