6月は映画館に3回、ライヴにも2度行き、
楽しくて忙しいときを過ごしました。
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劇場版 優しいスピッツ a secret session in Obihiro
以前WOWOWで放送されたときに何度も観たし、
録画もしてあるのですが、やはり劇場で観るのは格別でした。
スピッツのコンサートツアーに合わせて、日本各地の
映画館で順次公開というしくみになっていて‥。
私と娘はTOHOシネマズ日本橋で、プレミアムシートを
わざわざ購入して臨みましたよ。
すぐそばで、自分のために演奏してくれているような
錯覚に陥るというレビュー通り、幸せな時間を過ごしました。
@MOVIX川口
この映画もスピッツが主題歌を担当しているので、公開を
待って娘と観てきました。
コミック原作とのことですが、まるで内容は知らず‥
でも、広瀬すずさん、きれいな大人の女性になったなー、を
堪能しました。劇中で使われている小物(服や部屋の中の
置物など)も好きな感じで‥そうだよね、細部を描き込むことは
大切だよね、と思いました。
ちょっと年の離れた主人公二人の、これから始まる恋の予感、
の裏側には両親のかつての不倫関係が大きく影を落としていて。
その「両親側」に(年齢的にね)、自分は居るんだな。
こんなふうに子どもに苦しみを背負わせてしまうことに
なるんだなー(くわばらくわばら)と思ってみたり。。
@ユナイテッドシネマ浦和
近くのMOVIXでは時間が合わなかったので、
久しぶりにひとりで浦和へ。
予告を観て気になっていたのと、坂本龍一氏による音楽を
映画館の広い空間で聴いておきたいと思ったので。
ひとつの事柄を別の視点から見ると、浮き上がってくる
ものがあると同時に沈んでしまうものもあって。
人は自分の見たいことしか見ないし、聞きたいことに
しか耳を傾けないから‥。思い込みの中で、気が付かない
ふりをして生きていきたくはないけど、そういうふうにしか
守れないものもあるのかも‥。
印象的な場面はいくつもあって。
なぜ家に帰るやいなやミナトが髪を切り始めたのかー。
ブタの脳ってそういう意味だったのかー。
なかでもトロンボーンとホルンを吹き合うシーンは
この映画のタイトルを象徴しているようで、とっても
よかった。。。
思春期入口に立っている少年のココロと体はあまりにも
デリケートで、映画の終りが近づくにつれ、どうか
死なないでとそればかりを祈ってました。
嵐のあとに、突然10年後の二人が現れて、仲の良いまま
大人になっていてくれたらなーと。
@WOWOW
地味に(私の中の)伊坂ブームは続いてて、
映画化作品があると、やはり観ておきたい気持ちになって。
原作は『フィッシュストーリー』という短編集の中の
「ポテチ」という中編小説。
同じ年、同じ日、同じ街(仙台)で生まれたプロ野球の
スター選手「尾崎」と、空き巣を生業とする凡人の「今村」
そして伊坂作品ではおなじみの、黒澤がここでも登場し、
いったいこの話はどこに向かっていくのだろう?
なぜポテチ?と思いながら、小説を読んでいたことを
思い出しながら映画を観ました。
伊坂作品の映画常連者の濱田岳さん。この作品での
「今村」役がいちばん私の中でしっくりきました。
木村文乃さん、石田えりさんもよかったな。