22日火曜日、念願の「おとなたちの絵本部屋」へ行ってきました。
国立にあるペンギンハウスというお店で、元店長のイーダちゃんが
しきっている講座です。
奇数月は作家別、偶数月はテーマ別で絵本を取り上げ、
途中ゲームをはさみ、最後は手作りのスイーツとお茶でしめくくる、という
なんとも魅力的なお部屋なんです。
フラニーさんやマーガレットさんが、参加されたときの記事を読み、
いつかは私も‥と思いながらも、川口→国立という距離に怯んでいたのと、
仕事を半日休むことができる曜日と、講座の日がなかなか重ならないという
問題点があったのですが、距離の方は武蔵野線を使えば、1時間弱だとわかり、
今月は1日だけ火曜日開催があったので、めでたく参加することがができました。
よかったよかった。
さて、1月は作家別で、M.B.ゴフスタインさんです。
あの「ゴールディーのお人形」の、あの「ピアノ調律師」の、あの「作家」の
ゴフスタインさんですよ。
やっと参加できるーと喜び勇んだ月が、ゴフスタインだなんて、
すごくラッキーと思ってました。
自己紹介などがひととおり済んで、その日取り上げる本のリストを開いて
みたら、載っている8冊の本は、全部ぜんぶ知ってるものばかり。
そうですよね。自分が好きな作家さんだもの、全部知ってる本でも当然です。
(もしかして、テーマ別の偶数月とか、あるいはあまり知らない作家さんの月を
選ぶべきだったのかなあ)正直、こころの中では自問してました。
でもね。
1冊、1冊、イーダちゃんが、参加者5人のほうに絵を向けて
丁寧に本を読んでくれるのです。
そういえば、わたし、娘に読んであげたことはあっても、誰からも
ゴフスタインの本、読んでもらったことないじゃない、と気付き、
自問してたことなんて、すっかりどこかへとんでいきました。
誰かに、本を読んでもらうのって、ちょっと特別ないい感じです。
そして、『ゴールディーのお人形』を、参加者5名+イーダちゃんの計6名で
1ページづつ、読んでいきました。
なんていうのでしょう? この‥1冊の本を分けてみんなで音読していく方式‥
わけ読み? 輪読?
これはやってみると、なんとも楽しい読み方なんです。
おもちゃであそびたい!む では、
「カルテット」というカードゲームをしました。
これも、絵本部屋では、お馴染みのゲームのようでしたが、
もちろん私は初めてで‥心地よい(?)緊張に包まれました。
自己紹介の際に、自分の名とその由来などを話して下さい、
ということだったのですが、それは、このゲームの時に
「名前で呼びかける」ためでした。
大きくなると、名前で呼ばれる機会はどんどん減っていきますから、
たとえゲームの中でも、名で呼ばれるのってわるくない気分でした。
ところで。
ゴフスタインさんは1940年生まれなので、なんと67歳!です。
最近の写真と思われるものが、別冊太陽「海外の絵本作家たち」に
載っているのを、イーダちゃんが見せてくれました。
年をとるのもわるくないかも、と一瞬(笑)、私に思わせてくれた
穏やかな笑顔がそこにありました。
今月のことり便で、『生きとし生きるもの』を選んだので、
この次に買うのなら、『おばあちゃんのはこぶね』がいいかな、と今思っています。
そうやって、少しづつ少しづつ、ゴフスタイン本が手元に増えていくのが
しみじみ嬉しいです。
おとなたちの絵本部屋…次はいつ参加できるでしょうねえ。