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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

にせニセ題名ずかん?

2006-08-30 15:25:51 | 好きな絵本

 こんな楽しい絵本の存在、みなさんご存知でしたか?

 私は以前、percyさんのblog「バンザイ」で紹介されていたので、知ってはいたのですが、
実物を見たのは京都の恵文社一乗寺店さんに行った時でした。
 

 恵文社一乗寺店は、ほんとうに魅力的なお店でした。もし生まれ変わったら、京都の
美大に進学して、毎日のように自転車で通いたいくらいです(笑)。
 絵本のためのスペースは、生活館の方もあわせると、1/6ぐらいでしょうか‥。
他にもアート、写真、音楽、リビング、料理、小説などなど、どれをとっても好みのラインナップで、
どっから見ていいのか、頭の中がくらくらしたほど。絵本を見て、別の棚に移って、雑貨を
見て、また絵本に戻って、写真集を見て、絵本に戻って‥の繰り返しの中で、(やっと
しぼって)3冊の本を買いました。そのうちの1冊がこの本です。


   にせニセことわざずかん

  『にせニセことわざずかん』
     荒井良二 作

 もともとは、福音館書店の「おおきなポケット」に連載していたようです。(連載時は
「似せニセことわざ図鑑」1998年4月号から2000年3月号)加筆修正、再構成されて、
のら書店より2004年に発行されました。写真だと、わかりませんが、縦13cm、横19cmの
小振りの絵本です。


見開きに右側に、ほんとのことわざが一つか、二つ。
左側には、にせニセのことわざと、それにちなんだイラストが描かれています。

 お気に入りはたくさんありますが‥。

「とどのつまり」と「団栗(どんぐり)の背比べ」→
     トドのまつり と どんぐり乗せくらべ 
    
っていうのが、かなり好きです。

 トドの村(?)でのお祭りで、どれくらいの数のどんぐりを、参加者のトドたちが、手の平
(前足)に乗せることができるかを競う「どんぐりのせ大会」。その様子が、とてもリアルに
荒井良二さんのイラストで、再現されています。

 
 毎晩寝る前に、「ことわざずかん」で学んでいたのことが、影響したのでしょうか‥。

 娘が先日、こんな「にせニセ題名ずかん」を作っていました。

 「フラダンスの犬」



 「はがズキンちゃん」


 他にも、顔がうなぎの白焼きになっている「しらやきひめ」や、裏側だけが縞柄になって
いる服を着ている「うら・シマたろう」というのもありました。
 この夏の娘のお気に入りの本、『ジュディ・モードはごきげんななめ』のジュディ・モードを
もじった「ジュディ・モードー(盲導)」は、盲導犬に思いっきり引っ張られている、ジュディの
絵が描かれていました。

   ジュディ・モードはごきげんななめ

 夏休みの間、娘が一番熱心にしていたことは「お絵描き」だったようです。

※あの‥よくよく聞いてみたら、この「にせニセ題名ずかん」、タイトルは
ほとんど夫が考えたのだそうです。すいません。なんかすべて娘が一人で
やったみたいなこと書いてしまいました。でも、絵はすべて娘rのオリジナルだそうです。

コメント (12)
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