報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

連日の雨に伴い、笑い話を1つ。

2017-10-20 23:29:39 | 日記
 最近、憂鬱な雨ばかりが続いている。
 雨だけならまだしも、底冷えの寒さが門番勤務の私にはとてもキツい。
 それはさておき、実はそれで1つ思い出したことがあったのでご紹介したいと思う。

 皆さんは相合傘をしたことがあるだろうか?

 いや、別に若い男女でなくてはダメということではないよ。
 例えば女性の場合なら、仲の良い友達と相合傘をすることがあるだろう。
 何せ、バレンタインデーに「友チョコ」が流行るくらいだからね。

 それで、だ。

 相合傘というのは通常、1つの傘に2人の人間が入ることを言うね。
 その際、傘を持つのはどちらになるだろう?
 男女ペアの場合、ほぼ絶対男性が持つことがセオリーになっているようだ。
 昔の浮世絵を見ても、最近のマンガやアニメを見ても、普通は男性が持つことになっている。
 それがどうしてかの理由については、後述する。
 それを踏まえた上で、だ。

 これは私が実際に体験した話。
 それはちょうど今くらいの時期だった。
 本当にあった話といっても、怖い話じゃないよ。
 この記事のタイトルにある通り、私の失敗談にして笑い話だ。

 実は私の場合、相合傘をしたことは何度かある。
 但し、それは子供の頃、母親にしてもらっただとか、従姉にしてもらったとか、そういう身内ネタだ。
 本当に他人の女性としたことがあるのは、たったの1度だけ。
 どういう経緯でそうなったのかは申し訳無いが、説明は省く。
 強いて言うならば、もしこんな失敗などしていなければ、もしかしたら私は法華講を辞めるに至ることは無かったのかもしれない。

 私の身長は162cm〜163cmほど。
 一部のスピンオフ作品を除く“ユタと愉快な仲間たち”シリーズ主人公の稲生勇太より2〜3cmほど低く、“アンドロイドマスター”シリーズ主人公の敷島孝夫より10cmちょっと低い。
 対する相手の女性は170cmほど。
 この時点でピンと来た人がいれば、その人は勘の鋭い人か、既に何度も相合傘を異性としている人だろう。

 その人と待ち合わせをして、まずは軽くお茶でもしようと駅の外に歩き出した。
 すると、突然雨が降り出してきた。
 私は傘を持っていた。
 しかし、女性は持っていなかった。
 すると、選択肢はほぼ1つしか無いね。
 私は傘を差し、良かったら一緒に入りましょうと誘った。
 そこまでは良かったのだが、しばらく一緒に傘に入って歩くと、どうも据わりが悪い。
 腕を挙げてみたり、私と女性の位置を変えてみたりしたのだが、どうもしっくり来ない。
 何だろう、この違和感?と思っていると、女性の方が気づいてくれた。
 そして、こう言った。

「あの……私、(傘を)持ちましょうか?」

 そう。
 他人の女性と相合傘などしたことが無かった私は、正にマンガやアニメのキャラクターのマネをして失敗したのだ。
 相合傘で傘を持つのがどうして男性なのか?
 それは相手の女性の方が、身長が低いからである。
 だからこそ成り立つ、ほのぼのした情景なのである。

 仏法でも自分の身長は上げられないからねぇ……。

 もちろん、この女性とはその日限りであった。
 その人、法道院支部の……おっと、名前は出せない。当たり前だ。
 もしこのままお付き合いできていたら、辞めるに至ることは無かったんだろうなと、今でも相合傘をしている人達を見ると思い出すのである。

 もしあの時、雨が降らなかったら?
 もしあの時、相手の女性の身長が私より低い人だったら?
 宿命は転換できても、運命は変えられない。
 万能ではない仏法に完全に見限りを付けた瞬間。

 それが昨年の今月である。
 離檀してから、凡そ1年が過ぎた。

 ま、単なる失敗談だ。
 笑い話になるかどうか分からんが、笑えたら笑ってください。
 あと、相合傘をする時は自分の身長と隣の人の身長差に注意だ。
コメント (2)
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