バスターミナルなブログ

全国のバスターミナルやバス旅の紹介(※ブログ内のデータは原則として撮影時のものです)

泉観光バス 「NETWORK」

2016年06月27日 | バス旅
泉観光バス 「NETWORK」
東京駅八重洲南 鍛冶橋駐車場22時45分発




「22時45分発、新しいバスのご案内を致します。名古屋方面、泉観光、ネットワークが到着致しました。4番のりば、4番のりばまでお進み下さい。」

「新しいバスのご案内を致します」で始まる、鍛冶橋駐車場の独特なアナウンス。

待合室には液晶の発車案内表示器が設置されたものの、屋外でバスを待つ人にとってはアナウンスが唯一の情報源。ハッキリと、わかりやすく、必要な情報を的確に伝えています。



今回のバス旅は、泉観光バスが運行する「ネットワーク」。

東京ディズニーランドから、東京駅鍛冶橋駐車場、新宿南を経由して名古屋南笹島ライブまで向かう路線です。バスに向かうと、地上スタッフの方でしょうか、「預ける荷物はありませんか?」と笑顔でお声かけ。第一印象は良好でした。



車内は12列スタンダード仕様。(終点到着後に撮影)

座席は「3E」と聞いて、一瞬、位置関係がわからなくなりましたが、すぐに窓側だと理解しました。いわゆる観光バスタイプのために、C席が補助席で(もちろん販売はしていません)、運転手さん側がA・B席、ドア側がD・E席となるのです。



設備は、コンセント、ブランケット、使い捨てスリッパを備え、頭上のクーラー吹き出し口付近には「降車ボタン」がありました。トイレはなく、いわゆる観光バスがそのまま乗合になったような印象ですが、「降車ボタン」からわかるように、ワンマンバスの基準に対応しています。

22時45分、鍛冶橋駐車場を発車。車内を見回すと、複数のカップル、女性の二人組や単独の方もいて、総じて女性率が高いようです。東京ディズニーランド帰りの乗客が多いように感じました。その後、新宿南では男性が1人乗車して、この便の旅客は確定。合計すると20人位でしょうか。単独乗車の場合は、隣席を同性同士としているようです。

発車すると、運転手さんからアナウンス。消灯は約10分後の0時00分だとか。消灯を予告してくれるのは、就寝前の身支度が出来るので有り難いと感じました。シートベルト装着の放送が流れると、車内からカチャ!という音が聞こえてきます。休憩は海老名と牧之原を予定しているとの事です。



深夜の東名高速を走り、0時30分。最初の休憩場所である海老名SAに到着しました。この時間の海老名SAは高速バスの休憩ラッシュ。トイレから戻ると自分の乗車しているバスを見失ってしまいそうですが、真っ赤なボディと「・888」の希望ナンバーは目印となり、すぐにわかりました。

約20分間の休憩が終わると、再び暗闇の世界へ。

さて、今回は座席定員の多い、比較的安価な高速バスに乗車したくて、楽天トラベルで検索したのが乗車の始まりです。2月の月曜日、いわゆる閑散期です。パソコンの画面に並ぶ、わずか数行の紹介文を読むと、「コンセント付き」とか、「○年○月導入」、「イオン発生器」、「無線LAN」・・・なんて各ブランドが懸命のアピールをしています。

検索したのが乗車の前日(それも閑散期)だったので、全体的に価格は底の部類。個人的に「コンセント」と「ブランケット」があればいい。・・・こうして選んだのが、今乗車している2100円(東京~名古屋)の「ネットワーク」です。

価格が安いバスだと、ついつい経営や安全性を心配してしまいますが、毎日が2100円という訳ではなく、需要に応じた価格になるので、繁忙期は価格が上がります。私が確認した限りでは5600円の日もありました。その差は倍以上です。トイレはなく、座席数は49席もあるので、繁忙期に売り切れば結構な収入となると思われます。

車両は初年度登録が26年1月(車内掲示の表示ガイドラインより)と新しく、衝突被害軽減ブレーキも設置されているし、車内やボディは清潔。少なくとも目で見える範囲で粗探しをする余地はありませんでした。事業者によってかかるコストは異なりますが、必要な投資が出来て、事業が継続していけるのならば、低価格の日があっても問題はないと考えます。



深夜2時40分。トラックに囲まれた静岡県内の牧之原SAで最後の休憩です。

発車後はウトウト・・・zzz



そして、終点の名古屋南笹島ライブに到着。約7時間のバス旅でした。

最後に、今回のような低価格帯の高速バス全般が目指すところについて考えてみました。

需要によって、価格が上昇や下降をするのならば、需要の底上げが出来れば、価格は今よりも安定するはず。どこかに新しい需要はないものか。となると、頼りになるのは、やはり訪日旅行客ではないかと思います。もちろん、訪日旅行客だけに特化するのはリスクなので、国内向け需要も忘れてはなりませんが、需要が落ち込みやすい平日に乗車してくれる点は、訪日旅行客の大きなメリット。業界全体で、「閑散期」を「通常期」に 変えていけたならば、今よりも安定成長が出来ると思います。

冗談ですが、将来の格安バスの定義は 「外国からのお客さまに対応できないブランド」 になったりするかもしれません?!

そんな事を考えた夜行バスの旅でした。

<撮影2016年2月>

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与島

2016年06月25日 | 四国


香川県坂出市、瀬戸内海に浮かぶ塩飽諸島の一つ、与島。

1988年の瀬戸大橋開業により、本州側の児島や、四国側の坂出と道がつながり、島内には瀬戸中央自動車道の与島パーキングエリアが設けられました。



そのパーキングエリア内にある、バスストップ「与島」です。琴参バスと下津井電鉄が乗り入れます。



バスストップの待合所。多数のベンチが並んでいます。



2015年10月現在の時刻表。瀬戸大橋を渡る一般路線バス「瀬戸大橋線」が発着します。



与島と坂出を結ぶ、四国側の琴参バス。(※一部便は櫃石島まで北上)



与島と児島を結ぶ、本州側の下津井電鉄。(※下津井電鉄は児島駅前方向のみ停車)

路線バスにおける、四国側、本州側の乗り継ぎとなる島ですが、乗り継ぎはこの場所ではなく、島内の瀬戸大橋FWで行われるのが一般的です。



1993年まで運行されていた、瀬戸大橋高速バスの名残も見られます。



瀬戸大橋高速バスは、瀬戸大橋を介して岡山~香川の都市を結ぶ高速バスでしたが、継続する事は出来ませんでした。平行する鉄道の利便性は高く、現在の岡山駅~四国4県間の高速バスを見ると、岡山駅と松山駅、高知駅、徳島駅を結ぶ高速バスはあるのに、岡山駅~高松駅間だけが、空白になっています。



与島BSの階段を降りると、島内へのゲートにたどり着きます。



一般車輌進入禁止を表す看板。自動車で島内に入れるのは、原則として島民のみ。ゲートを通行するには専用のカードが必要です。



与島の島内から琴参バスがやってきました。



専用カードを挿入すると・・・



ゲートが上がります。





バスは与島PAに入り、瀬戸中央自動車道で坂出市へと向かいました。



続いて、下津井電鉄も通過。児島駅へと向かいます。



現在は一般路線バスしか発着しませんが、都市間高速バスが発着していた開業ブームの頃は、島に上陸する旅行客で大賑わいだったのかもしれません。

<撮影2015年10月>

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下津井電鉄・琴参バス 瀬戸大橋線

2016年06月19日 | バス旅
下津井電鉄・琴参バス 瀬戸大橋線
児島駅前14時55分発


「瀬戸大橋を一般路線バスで渡る」

その日は突然やってきました。

知人と四国を旅行していた時の事です。トロッコ列車に乗車して瀬戸大橋を渡り、児島駅に到着。どうやって四国へ戻ろうかと相談している時、ふと、一般路線バスで橋を渡れる事を思い出して検索してみました。すると、上手い時刻にバスがある事がわかり、私達は意気投合。瀬戸大橋線の旅が始まります。



下津井電鉄の瀬戸大橋FW行きが到着。



車内に入ると、ハイバックシートと、シートベルトが目につきます。高速道路を走行する、瀬戸大橋線のための仕様です。



児島駅前を発車。途中の天満屋ハピータウン前で2人の乗車がありました。バスは児島インターから瀬戸中央自動車道へと入ります。



「この先 瀬戸大橋」

案内標識に心が踊ります。鷲羽山北のBSを発車して、メガネのような形をしたトンネルを抜けると、いよいよ瀬戸大橋を渡ります。



瀬戸大橋とは、6本の橋と高架橋を繋ぎ合わせた総称です。最初に渡るのは「下津井瀬戸大橋」



海の上に出ました!!

先程、鉄道で橋を渡りましたが、一般路線バスだと、より地域に近い目線で見られるような気がします。



岡山県から香川県に変わり、櫃石島に入りました。バスは、そのまま「一般車輌 進入禁止」の標識のある側道へ進みます。

そう。バスならば、地元の方や緊急車両等しか降りられない、櫃石島に降りられるのです。



ぐるりと円を描きながら、車通りの少ないランプを降りていきます。



そして、高速道路の出入口と、島の出入口。2つの連続したゲートを通過して、島の内部へと進みました。



島民以外では、路線バスの乗客しか見られない景色。



漁港近くの櫃石という停留所で、天満屋ハピータウン前で乗車した2人が降車しました。海を越えて天満屋までお買い物だったのでしょうか。バスは進路を戻し、櫃石島を後にします。



再びゲートを通過して瀬戸大橋へ。車内では下津井電鉄の高速バス広告が流れました。

2つ目の橋である「櫃石島橋」へ進みます。



橋を渡ると、すぐに岩黒島に入りました。



岩黒島でも、ランプを下りて集落へ・・・・といきたいところですが、残念ながら岩黒島は本線上にあるBS。バスを降車した旅客は、エレベーターを使って島内へと降りて行く事になります。ちなみに島民の方の車は、櫃石島と同様にランプから降りられますが、四国方向にしかジャンクションがないので、本州方向へ向かって走行していると岩黒島では降りられません。この場合は、先程の櫃石島で折り返してくるそうです。



降りられなかった岩黒島の集落を車窓から望みました。降りられないとわかると、降りてみたくなるもの。いつか上陸してみたいです。



「岩黒島橋」「与島橋」と渡り、与島に入りました。この島の入口はパーキングエリアです。



ゲートを通過して与島の島内へ。



終点の瀬戸大橋FW前に到着しました。下津井電鉄が担当するのはここまで。この先の坂出へは、琴参バスの担当になります。



瀬戸大橋FW(瀬戸大橋フィッシャーマンズ・ワーフ)とは、瀬戸大橋開業に合わせて京阪電気鉄道が開発した商業施設です。開業ブームの頃は賑わったそうですが、現在は残念ながら閉鎖され、バスの乗り継ぎ停留所だけが残されたようでした。



乗り継ぎ時間は6分。バスを待っていると、頭上から「ゴーーー」と音が聞こえてきました。道路の音は比較的静かですが、鉄道の音は結構気になります。



さて、坂出へ向かう回生病院前行きがやってきました。これから乗車する琴参バスです。

琴参バスの始発は、与島の中心である浦城です。瀬戸大橋FW前が寂れた状態なので、下津井電鉄も集落の多い浦城発着にした方がよいのではないかと考えてしまいますが、折り返しの児島駅前行きを待つ釣り人が何人かいましたし、ここからでも、それなりに利用者はいるのかもしれません。

ちなみに、下津井電鉄の瀬戸大橋線は、国土交通省および岡山県・香川県から補助金が交付されています。高速乗合バスが幾度と行き交う瀬戸大橋ですが、同じ道路を走る一般乗合バスは、越境する一つの離島路線に過ぎす、維持は大変なようです。



瀬戸大橋FW 15時35分発

乗車した琴参バスは、与島パーキングエリアを経由して瀬戸大橋へ。残る橋は2つです。まず、「北備讃瀬戸大橋」に入りました。



そのまま最後の「南備讃瀬戸大橋」 へと移ります。

2つの橋は連結されていて、あっという間に通過してしまいますが、この場所こそが、瀬戸大橋建設の鍵となった場所でした。



↑与島から見た「北備讃瀬戸大橋(手前)」と「南備讃瀬戸大橋(奥)」(見学ツアー参加時に撮影)

橋の左側に2つの小島が見えます。北備讃瀬戸大橋の橋脚部分になった三ツ子島です。そして、2つの橋の境目にあるのが、橋台となった二面島。この辺りは海の銀座と呼ばれるほど船舶が過密している海域であり、船の通行に支障がないよう、スパンの長い橋が必要とされていました。巨大な橋脚や橋台を支えるには、強固な地盤が必要であり、そのために利用されたのが、これら2つの島です。どちらも岩礁と呼べる程度の、小さな無人島でしたが、建設工事の過程で姿を変えています。特に後者の二面島は、もう見ることが出来ません。

「夢の架け橋」が、夢から現実になったのには、これらを含む、塩飽諸島に存在する島々の功績があったからなんですね。



全ての橋を渡り、四国本島にたどり着きました。



坂出の市街地に入り・・・



目的地の坂出駅前に到着。バスは終点の回生病院へ向かって発車していきました。

児島駅前から坂出駅前まで、わずか1時間でしたが、瀬戸大橋の上から海や島を見下ろしてみたり、島から瀬戸大橋を見上げてみたりと、2つの視点で楽しめた「瀬戸大橋線」の旅でした。

<撮影2015年10月>
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・桜交通の「東京~南相馬・相馬線」は2往復へ

2016年06月16日 | 気の向くままに、、


東京と南相馬・相馬を直接結ぶ、唯一の高速バス、桜交通の「さくら高速バス」ですが、さくら観光のサイトによると、7月22日の東京方面(相馬方面は7月23日)から、1往復が増便されて2往復体制になります。また、車両の仕様が変わり、「スタンダード」からシートピッチの広い「リラックス4」になるそうです。

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・JRバス関東の「フリーWi-Fi」を使ってみました

2016年06月15日 | 気の向くままに、、


最近、JRバス関東で「FREE Wi-Fi」と書かれた緑色のステッカーを貼った車両を見かけるようになりました。この車両が「THEアクセス成田」の運用に入っていたので、乗車して実際に使用してみました。



座席ポケットに収納されている「サービスガイド」。5か国語で案内しています。

NTTBPのインターネット環境を使用しており、メールアドレスの登録後にフリーWi-Fiが利用可能となります。1回につき30分までで、1日5回まで利用できます。乗車した「THEアクセス成田」は、所要時間が約1時間の路線なので、私は2回利用しました。(回線側の)ポリシーに反するサイトは表示されない仕組みになっています。思いつくままに、いくつか試してみましたが、競馬関係のサイトとか、艦隊ゲームのサイトとかはダメなようです。



気になるサービス提供エリアですが、東京~関西間の各種「ドリーム号」「昼特急号」、東京~金沢間の各種「ドリーム号」「金沢エクスプレス号」、「東京~河口湖線」、「上州ゆめぐり号」、「THEアクセス成田号」、「青春ドリーム信州号」が挙げられていました。(対象路線、JRバス関東担当の全ての便で利用できるのかはわかりません)

運転席にルーターが設置されていたので、電波はここから飛んでいるのでしょうか。今回試した限りでは、YouTubeで動画を再生してもスムーズに視聴する事が出来ました。(マナーモードで試したので音はわかりません)

乗車した車両はコンセントも設置されていましたし、今回のフリーWi-Fiと組み合わせれば、バス車内でのネット環境は、かなり向上したと言えると思います。

追伸:コメント反映遅れていますm(__)m
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