稲生勇太(いのう ゆうた):
23歳。東京都内にある四年制大学卒業と同時に、ダンテ一門へ入門する。
この為、他の魔道師達からは『新卒採用者』と呼ばれることがある。
イリーナの勧誘に乗り、イリーナ組に所属した。
マリアのことが大好きで、作中での描写はほとんど無いが、本人には想いを伝えたもよう。
普段は長野県北部の山あいにある村の郊外で、マリアの屋敷に泊まり込み、イリーナから与えられている課題をこなしている。
趣味は鉄道旅行。
小柄な体型なので、欧米人の多いダンテ一門の魔女達よりも背が低く、よく見降ろされている。
例外的にマリアはハンガリー系イギリス人でありながら、稲生よりも小柄である為、そこが惚れた一因かもしれないとのこと。
ダンテの呪文と並行して御題目を唱えることにより、魔法の詠唱とする。
伸縮式の魔法の杖を与えられているが、あまり使用することはない。
また、ローブも与えられているが、普段の私服やスーツの上に着用するには不自然であると理由から、こちらもあまり着用しない。
いずれも使用に駆られた時のみ使用、着用する。
当初はマリアの使役する人形達からはヒモ男扱いされていたが、ダニエラが自ら望んで稲生の専属メイドを務めるようになってから、だいぶ屋敷の住人として認められるようになったもよう。
今では人形形態になってコミカルな動きをする人形達へのツッコミ役までもこなせるようになった。
かつては臆病な性格であったが、“魔の者”との戦いを経て、少しずつ肝が据わるようになったようである。
実家は宮城県仙台市東部にあったが、高校入学直前に埼玉県さいたま市に引っ越して来ている。
日蓮正宗東京第三布教区正証寺所属。謗法ではないものの、ダンテ一門に入門するに当たって脱講願を出したが、何故か脱講願が正証寺に届くことはなかった。御本尊だけが返納された。※作者離檀により、設定が変わる可能性あり。
マリアンナ・ベルフェ・スカーレット:
実年齢25歳。但し、魔道師になったのが18歳である為、そこからあまり肉体的には加齢していないと思われる。
人間時代には凄惨な迫害を受け、心の支えであった唯一の友人も悪魔に騙されて失ったことから、飛び降り自殺を図る。
地面に激突する直前、弟子を探していたイリーナに魔法で救出される。
そこでイリーナが何もしなければ確実に死んでいたわけだから、そこで人間としての人生は終え、魔道師としての人生をスタートさせる。
つまり、それはイリーナのマリアに対する弟子入りの儀式であった。
魔道師見習い時代は、人間時代に受けた凄惨な暴行による後遺症との戦いであった。
何度も受けた性的暴行により父親不明の双子を妊娠しており、イリーナはこれを堕胎させることで、マリアに悪魔ベルフェゴールとの再契約をさせた。
体の傷痕が治っていない間に魔道師になった為、未だに全身には暴行の痕が残っている。
これはイリーナの魔法でも消せない。
稲生が温泉に連れて行くことで傷痕を癒そうとしているが、実際はただの気休めに過ぎない。
もっとも、マリアにとってはその気遣いが嬉しい限りである。
稲生から想いを伝えられたことは受け止めているが、何分、精神的な後遺症が残っているということもあり、積極的になれないのがもどかしいところ。
当初は白と青のロングスカートと一体になったワンピースを着ていたが、今では稲生の出身高校・東京中央学園上野高校の制服をモチーフにした服を着ていることが多い(緑色のブレザー、グレーのプリーツスカート、えんじ色のリボン、冬は白のブラウス、夏は薄緑色のブラウス)。
いつの頃からそうしているのかは不明だが、ハイスクール時代に凄惨な迫害を受けたということもあり、そこを楽しく過ごしていた稲生にあやかったのかもしれない。
魔道師としての階級はロー・マスター。
一人前になったばかりであり、まだ弟子を取る資格は与えられていない。
金色のストレートボブで、頭にはよくカチューシャを着けており、稲生からもプレゼントされている。
瞳の色はブルー。
フランス人形作りを趣味としており、作った後は魔法による魂を入れてメイド人形として屋敷内で使役している。
特にミカエラとクラリスは戦闘力にも長けており、当初はサーベルやスピアなどを使用していたが、マリアの魔法力上昇に伴い、マシンガンやショットガンなどの銃火器にバージョンアップした。
横田の下着透視能力によると、「女子高生向けのティーンズものをよく着用していらっしゃる」とのこと。
イリーナ・レヴィア・ブリジッド:
齢1000年以上の大魔道師(グランドマスター)。
出身は今のロシア国内であるが、主に東部の方であるという。
但し、魔道師が使用できる肉体はおよそ200〜300年ほどである為、少なくとも3回以上は肉体を交換して今に至っていることになる。
魔道師になり立ての頃、人間だった頃は今とは全く違う姿をしていた。
マリアとエレーナを足して2で割ったような姿だったということから、金髪碧眼もしくは緑眼であったと思われる。
現在の姿は赤毛のセミロングに黒い瞳、身長177cmという長身である(が、ダンテ一門の魔女達は身長170cm超えがほとんどであるため、その中でも高身長な方ではあるが、ズバ抜けたほどというわけでもない)。
ダンテ一門の中では最も緩やかな修行法・指導法を行う。
本人も基本的にはのんびりとした性格で普段は目を細めているので、とても優しい雰囲気を放ってはいる。
だが、往々にして天然ボケをすることもあり、そこは弟子のマリアによく突っ込まれている。
今使用中の肉体年齢の使用期限が、あと20〜30年ほどで切れるらしいが、今の体をとても気に入っている為に、ギリギリまで使うつもりでいるという。
だがさすがにムリが出始めているのか、よく眠ったり、寝起きが悪かったりする。
1000年以上も生きている為、多少の事では動じない(『涙なんてとうの昔に枯れ果てている』とのこと)。
魔法の力を止めるとたちまちに老婆の姿になり、ポーリンなどは普段は魔法力の節約の為に老婆の姿をしているのだが、イリーナは頑なに若返りの魔法を常に使い続けている。
が、それでも使用期限が迫っている為か、30代までが限度のようである。
人間時代は奴隷であり、明日への希望などは無かった。
弟子を探していたダンテに持ち前の魔法力を見込まれ、奴隷商人から破格の金で買われる。
途中で魔道師の修行を投げ出し、逃げ出したことはダンテ一門の中でも黒歴史として刻まれている。
その為、他のグランドマスタークラスの大魔道師からはイリーナを軽蔑している者が多い。
それでも戻って来て再び修行を開始し、1番最後にグランドマスターとなったわけであるが。
グランドマスターともなれば、弟子の1人や2人は抱えて当たり前という風潮がある中(アナスタシアは最多の10人以上を抱えている)、それでもイリーナは弟子を取ろうとしなかった。
これにはさすがのダンテも強く注意し、やっと重い腰を上げた。
イギリスを探そうとしたのも、魔法使いの存在に寛容な国だから、すぐ見つかるだろうという安易な考え。
しかし安易にも、マリアという候補者を見つけることができた。
そして、イリーナなりの弟子入りの儀式をマリアに行って、晴れてマリアを弟子にすることができた。
未だに“魔の者”に狙われているマリアを匿うべく、東の果ての辺境の国、つまり日本に移住させた。
日本もまた魔女狩りの歴史の無い国である為。
そこにやってきた稲生を見つけ、ややもするとマリアよりも強い魔法力が期待できることに、大きく胸を躍らされた。
ダンテ一門の魔道師に日本人という前例は無かったものの、結果的には弟子入りさせることに成功し、ようやくダンテもイリーナを再評価したという。
ゆくゆくはこの弟子2人が結ばれて、後継者になってくれることを望んでいる。
そして、自分は新たにまた体を手に入れて、生き延びることは考えていないらしい。
23歳。東京都内にある四年制大学卒業と同時に、ダンテ一門へ入門する。
この為、他の魔道師達からは『新卒採用者』と呼ばれることがある。
イリーナの勧誘に乗り、イリーナ組に所属した。
マリアのことが大好きで、作中での描写はほとんど無いが、本人には想いを伝えたもよう。
普段は長野県北部の山あいにある村の郊外で、マリアの屋敷に泊まり込み、イリーナから与えられている課題をこなしている。
趣味は鉄道旅行。
小柄な体型なので、欧米人の多いダンテ一門の魔女達よりも背が低く、よく見降ろされている。
例外的にマリアはハンガリー系イギリス人でありながら、稲生よりも小柄である為、そこが惚れた一因かもしれないとのこと。
ダンテの呪文と並行して御題目を唱えることにより、魔法の詠唱とする。
伸縮式の魔法の杖を与えられているが、あまり使用することはない。
また、ローブも与えられているが、普段の私服やスーツの上に着用するには不自然であると理由から、こちらもあまり着用しない。
いずれも使用に駆られた時のみ使用、着用する。
当初はマリアの使役する人形達からはヒモ男扱いされていたが、ダニエラが自ら望んで稲生の専属メイドを務めるようになってから、だいぶ屋敷の住人として認められるようになったもよう。
今では人形形態になってコミカルな動きをする人形達へのツッコミ役までもこなせるようになった。
かつては臆病な性格であったが、“魔の者”との戦いを経て、少しずつ肝が据わるようになったようである。
実家は宮城県仙台市東部にあったが、高校入学直前に埼玉県さいたま市に引っ越して来ている。
マリアンナ・ベルフェ・スカーレット:
実年齢25歳。但し、魔道師になったのが18歳である為、そこからあまり肉体的には加齢していないと思われる。
人間時代には凄惨な迫害を受け、心の支えであった唯一の友人も悪魔に騙されて失ったことから、飛び降り自殺を図る。
地面に激突する直前、弟子を探していたイリーナに魔法で救出される。
そこでイリーナが何もしなければ確実に死んでいたわけだから、そこで人間としての人生は終え、魔道師としての人生をスタートさせる。
つまり、それはイリーナのマリアに対する弟子入りの儀式であった。
魔道師見習い時代は、人間時代に受けた凄惨な暴行による後遺症との戦いであった。
何度も受けた性的暴行により父親不明の双子を妊娠しており、イリーナはこれを堕胎させることで、マリアに悪魔ベルフェゴールとの再契約をさせた。
体の傷痕が治っていない間に魔道師になった為、未だに全身には暴行の痕が残っている。
これはイリーナの魔法でも消せない。
稲生が温泉に連れて行くことで傷痕を癒そうとしているが、実際はただの気休めに過ぎない。
もっとも、マリアにとってはその気遣いが嬉しい限りである。
稲生から想いを伝えられたことは受け止めているが、何分、精神的な後遺症が残っているということもあり、積極的になれないのがもどかしいところ。
当初は白と青のロングスカートと一体になったワンピースを着ていたが、今では稲生の出身高校・東京中央学園上野高校の制服をモチーフにした服を着ていることが多い(緑色のブレザー、グレーのプリーツスカート、えんじ色のリボン、冬は白のブラウス、夏は薄緑色のブラウス)。
いつの頃からそうしているのかは不明だが、ハイスクール時代に凄惨な迫害を受けたということもあり、そこを楽しく過ごしていた稲生にあやかったのかもしれない。
魔道師としての階級はロー・マスター。
一人前になったばかりであり、まだ弟子を取る資格は与えられていない。
金色のストレートボブで、頭にはよくカチューシャを着けており、稲生からもプレゼントされている。
瞳の色はブルー。
フランス人形作りを趣味としており、作った後は魔法による魂を入れてメイド人形として屋敷内で使役している。
特にミカエラとクラリスは戦闘力にも長けており、当初はサーベルやスピアなどを使用していたが、マリアの魔法力上昇に伴い、マシンガンやショットガンなどの銃火器にバージョンアップした。
横田の下着透視能力によると、「女子高生向けのティーンズものをよく着用していらっしゃる」とのこと。
イリーナ・レヴィア・ブリジッド:
齢1000年以上の大魔道師(グランドマスター)。
出身は今のロシア国内であるが、主に東部の方であるという。
但し、魔道師が使用できる肉体はおよそ200〜300年ほどである為、少なくとも3回以上は肉体を交換して今に至っていることになる。
魔道師になり立ての頃、人間だった頃は今とは全く違う姿をしていた。
マリアとエレーナを足して2で割ったような姿だったということから、金髪碧眼もしくは緑眼であったと思われる。
現在の姿は赤毛のセミロングに黒い瞳、身長177cmという長身である(が、ダンテ一門の魔女達は身長170cm超えがほとんどであるため、その中でも高身長な方ではあるが、ズバ抜けたほどというわけでもない)。
ダンテ一門の中では最も緩やかな修行法・指導法を行う。
本人も基本的にはのんびりとした性格で普段は目を細めているので、とても優しい雰囲気を放ってはいる。
だが、往々にして天然ボケをすることもあり、そこは弟子のマリアによく突っ込まれている。
今使用中の肉体年齢の使用期限が、あと20〜30年ほどで切れるらしいが、今の体をとても気に入っている為に、ギリギリまで使うつもりでいるという。
だがさすがにムリが出始めているのか、よく眠ったり、寝起きが悪かったりする。
1000年以上も生きている為、多少の事では動じない(『涙なんてとうの昔に枯れ果てている』とのこと)。
魔法の力を止めるとたちまちに老婆の姿になり、ポーリンなどは普段は魔法力の節約の為に老婆の姿をしているのだが、イリーナは頑なに若返りの魔法を常に使い続けている。
が、それでも使用期限が迫っている為か、30代までが限度のようである。
人間時代は奴隷であり、明日への希望などは無かった。
弟子を探していたダンテに持ち前の魔法力を見込まれ、奴隷商人から破格の金で買われる。
途中で魔道師の修行を投げ出し、逃げ出したことはダンテ一門の中でも黒歴史として刻まれている。
その為、他のグランドマスタークラスの大魔道師からはイリーナを軽蔑している者が多い。
それでも戻って来て再び修行を開始し、1番最後にグランドマスターとなったわけであるが。
グランドマスターともなれば、弟子の1人や2人は抱えて当たり前という風潮がある中(アナスタシアは最多の10人以上を抱えている)、それでもイリーナは弟子を取ろうとしなかった。
これにはさすがのダンテも強く注意し、やっと重い腰を上げた。
イギリスを探そうとしたのも、魔法使いの存在に寛容な国だから、すぐ見つかるだろうという安易な考え。
しかし安易にも、マリアという候補者を見つけることができた。
そして、イリーナなりの弟子入りの儀式をマリアに行って、晴れてマリアを弟子にすることができた。
未だに“魔の者”に狙われているマリアを匿うべく、東の果ての辺境の国、つまり日本に移住させた。
日本もまた魔女狩りの歴史の無い国である為。
そこにやってきた稲生を見つけ、ややもするとマリアよりも強い魔法力が期待できることに、大きく胸を躍らされた。
ダンテ一門の魔道師に日本人という前例は無かったものの、結果的には弟子入りさせることに成功し、ようやくダンテもイリーナを再評価したという。
ゆくゆくはこの弟子2人が結ばれて、後継者になってくれることを望んでいる。
そして、自分は新たにまた体を手に入れて、生き延びることは考えていないらしい。