中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

日本の労働生産性は大きく後退している!!

2019年02月17日 06時01分48秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」35ページ「図 115-5 製造業における ROE の国際比較」を読みましたが、今日は36ページ「図 115-6 製造業の実質労働生産性の時系列変化」を見ます。

下図から我が国製造業における購買力平価換算した実質労働生産性を見ると、欧米主要国と同様に、1990 年代以降、着実な上昇基調が見られることが分かります。

一方で、我が国の製造業の名目労働生産性水準(2015 年)は、OECD 加盟国の中でデータが得られた 29 か国中第 14 位となっており、これは米国のおおむね7割の水準である。特に、製造業が GDP や就業人口の 2 割程度を占めるドイツ・イタリア・韓国など、同じ産業構造を有する国々と比較すると、日本はイタリア・韓国などを上回っているものの、第四次産業革命においても協力国でもありライバルでもあるドイツをやや下回る水準となっている(図 115- 7)。

この経年変化をみてみると、1990 年代から2000 年までトップクラスに位置していたが、その後順位が大きく後退している。米ドル換算していることから、為替変動の影響を受けているものの、2000 年以降順位が大きく後退し、トップクラスに位置する国との差が拡大している、とあります。

1995年から2000年は「JAPAN as NO1」の時代。その後スイスが2010年に突然現れ、米国をかわしてダントツの一位となっている点が興味深いですね。それにしても欧米人はなぜこれほど労働生産性が高いのか、中国が1位となるのはいつのことか、様々な興味が沸いてくる面白い図表ですね!!

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