中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

中小企業は自動化・省人化で乗り切ろうとしている!

2019年02月08日 04時52分19秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」28ページ「図 114-8 人材確保対策において最も重視している取組」を読みましたが、今日は29ページ「図 114-9 人材確保対策において最も重視している取組(規模別)」を見ます。

下図から人手不足に対応するために現在行っている取組を規模別で見ると、現在の取組では、規模を問わず「新卒採用の強化」が最重要視されるが、大企業では、その割合が特に大きく、足下は「新規採用」に固執する傾向がある。また、大企業では、「人材育成方法の見直し・充実化の取組」が多いのが特徴である。

他方、中小企業では、「社内のシニア 、 ベテラン人材の継続確保」「社外のシニア 、 ベテラン人材の採用強化」などを重視する点が特徴的であり、シニアやベテランといった経験のある即戦力に対する期待が大きい傾向にある。

今後の取組では、大企業では、現在の取組と比較して「新卒採用の強化」が大幅に減少し、「IT・IoT・ビッグデータ・AI 等の活用などによる生産工程の合理化」及び「多様で柔軟な働き方の導入」が顕著に増加。今後は、IoT や AI などの積極活用や働き方改革への意欲の向上を志向する傾向が見て取れる。

中小企業では「社内のシニア 、 ベテラン人材の継続確保」が減少、「自動機やロボットの導入による自動化・省人化」の増加が顕著である。

中小企業が、今後の取組として、まず自動機やロボットの導入による自動化を目指しているのに対して、大企業は自動化の取組が一服した後の次のステップとして、IT・IoT などの活用による生産工程の合理化を推し進めようとしている姿が見て取れる。

さらに、今後は、企業規模を問わず、人事制度の抜本的見直しや待遇の強化、HR テックなどのテクノロジーを活用した人材マネジメントなども増加幅が大きいところは、企業規模問わず働き方改革の意識の高まりが垣間見ることができ、興味深い、とあります。

中小企業はロボットを欲しがるという現場の声を昨日書きましたが、まさにその通りの結果になっていますね。中小企業にこそITやAIが必要だと思うのですが、どのように導入してよいか分からない。これが人手不足が解消しない理由でもありますね!!

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