中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

自動車産業ではCASEがトレンドである!!

2019年02月13日 05時00分43秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」33ページ「図 115-1 我が国製造業が直面する主要課題」を読みましたが、今日は34ページ「図 115-2 自動車産業を取り巻くメガトレンド(CASE)」を見ます。

下図について白書は、自動車産業においては、現在、つながる(Connectivity)・自動化(Autonomous)・利活用(Shared & Service)・電動化(Electric)、いわゆるCASE がメガトレンドとなっており、この潮流への対応が、関連産業を含む我が国における自動車産業の行く末を決めるといっても過言ではない、とあります。

また白書は、従前の同じ業種内競争(例えば、日本の OEM と米国・ドイツの OEM 間での競争)を超えた、新たな敵との異次元イノベーション競争に対する危機感や、顧客接点を有するサービス・ソリューション提供企業がより大きな付加価値を享受することによる自動車製販ビジネスの付加価値低下への懸念など、産業構造変化に対する強烈な課題意識が我が国自動車産業界を取り巻いている、とあります。

自動車ショーでCEOが発言する内容は、すべてがCASEであったので、この重要性は感じますし、ドライバーとしてもこの必要性を強く感じますね!!

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付加価値の創出・最大化に向けて!

2019年02月12日 05時16分28秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」32ページ「図 114-16 製造の現場力の強み」を読みましたが、今日は33ページ「図 115-1 我が国製造業が直面する主要課題」を見ます。

下図について白書は、「現場力の維持・強化」と並んで、我が国製造業の主要課題の一つが、データ資源を活用したソリューション展開による「付加価値の創出・最大化」である。冒頭の「はじめに」で述べたとおり、「モノ」の生産という意味での競争力の源がデジタル化によって相対化し、「モノ」自体に伴う競争、すなわち、品質、価格、納期といった次元での競争ではなく、「モノ」を通じて市場にいかなる付加価値をもたらすのか、という課題が我が国製造業に突き付けられている、とあります。

これを踏まえ、この後、「付加価値の創出・最大化」に向けた取組状況について概況するとあります。読み進んでいきましょう!!

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熟練技能者の技能の継承は大きな課題である!!

2019年02月11日 08時26分04秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」31ページ「図 114-13 デジタル人材が業務上不要である理由」を読みましたが、今日は32ページ「図 114-16 製造の現場力の強み」を見ます。

下図から製造の現場力の強みと製造の現場力の維持・向上に関する課題に関するアンケート結果を見ると、製造の現場力の強みであるという回答が多かった項目は、第1位項目、上位3つの累積結果のいずれでも、「ニーズ対応力」、「試作・小ロット生産」、「品質管理」、「短納期生産」などであったことが分かります。

また白書は、一方で、製造業の現場力の維持・向上に関する課題と考えられている項目としては、「熟練技能者の技能(継承)」が抜きん出ている。また項目ごとの「課題」と「強み」との差に着目すると、「ロボットや IT、IoT の導入・活用力」や「ロボットや IT、IoT 以外の先端技術の導入・活用力」の差が特に大きく、今後、課題克服に向けた取組が特に期待されると考えられる、とあります。

さらに白書は、「熟練技能者の技能(継承)」が最も大きな課題となっており、長年の経験と勘に頼った細かな仕様の対応や技能工による微細な加工調整など、それぞれの現場力の強みを支えているノウハウが属人化している一方、適切な後継者が育っておらず、また組織的な知にできていないことが課題となっているものと思われる。

熟練技能者のノウハウを人から人へ継承することに加え、暗黙知の形式知化及びデータとして蓄積し、それを活かすことが期待される。また、暗黙知を形式知化し、さらにシステム化することで、多くの従業員が一定の教育・訓練を受けることを通じて、長年経験した熟練者と近いレベルでのものづくりを短期間で習得できるような仕組みの構築が期待できる。さらには、こうしたことを通じ、様々な仕事に対応できる社員を増やすこともでき、仕事の分配や働き方改革にも活かされることが期待できる。

このように、熟練技能者の技能継承の解決をはじめ様々な課題に対し、ロボットや IoT・AI などのデジタル機器の導入・活用で解決したいが手探り状況であり、依然課題であることが読み取れる、とあります。

暗黙知の形式知化という言葉を我々は気軽な慣用句のように使ってしまいますが、実際に現場で実行するためにはどうすればよいのか・・・これは悩ましい課題ですよね~。!

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デジタル人材は要りますか?不要ですか??

2019年02月10日 05時01分45秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」30ページ「図 114-10 デジタル人材の業務上の必要性(規模別含む)」を読みましたが、今日は31ページ「図 114-13 デジタル人材が業務上不要である理由」を見ます。

下図からデジタル人材が不要と考える理由を見ると、「費用対効果が見込めない」「自社の業務に付加価値をもたらすとは思えない」という回答が大半を占め、自社にとってプラス効果につながらないと感じている傾向が強いことが分かります。

この結果について白書は、デジタル人材の確保・利用により享受するメリットの理解促進を図ることが重要である。なお、規模別にみると、中小企業は「自社の業務に付加価値をもたらすとは思えない」と回答する企業の割合が大企業より多い一方で、大企業は、「すべて外注先に委託している」という回答が比較的多い、とあります。

デジタル人材に限らず、人材雇用の目的が明確であればあるほど、雇用する側が何をして欲しいのかを明確にする必要があるということですね!

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御社ではデジタル人材は必要ですか??

2019年02月09日 05時01分46秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」29ページ「図 114-9 人材確保対策において最も重視している取組(規模別)」を読みましたが、今日は30ページ「図 114-10 デジタル人材の業務上の必要性(規模別含む)」を見ます。

下図から、デジタル人材の業務上の必要性を見ると、デジタル人材が必要と考える企業は全体の約6割程度であったが、規模別でみると大企業・中小企業で約 25%の開きがあることが分かります。

次に、デジタル人材の充足状況を見ると、「質 ・ 量とも充足できていない」が全体の 3/4 を占める一方で、「質・量とも充足できている」企業はわずか5%程度であり、大企業を中心にデジタル人材を求める企業において、質・量両面から不足感が強い傾向にあることが分かります。

私自身もデジタル人材という意味がよく分からないので、その必要性と問われても困ってしまいます。そういう状況なので、こういう回答になるのかもしれませんね。とはいえ、中国の取り組みを見ると、やはりデジタル人材は必要なのでしょうね。読み進んで行きましょう!!

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中小企業は自動化・省人化で乗り切ろうとしている!

2019年02月08日 04時52分19秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」28ページ「図 114-8 人材確保対策において最も重視している取組」を読みましたが、今日は29ページ「図 114-9 人材確保対策において最も重視している取組(規模別)」を見ます。

下図から人手不足に対応するために現在行っている取組を規模別で見ると、現在の取組では、規模を問わず「新卒採用の強化」が最重要視されるが、大企業では、その割合が特に大きく、足下は「新規採用」に固執する傾向がある。また、大企業では、「人材育成方法の見直し・充実化の取組」が多いのが特徴である。

他方、中小企業では、「社内のシニア 、 ベテラン人材の継続確保」「社外のシニア 、 ベテラン人材の採用強化」などを重視する点が特徴的であり、シニアやベテランといった経験のある即戦力に対する期待が大きい傾向にある。

今後の取組では、大企業では、現在の取組と比較して「新卒採用の強化」が大幅に減少し、「IT・IoT・ビッグデータ・AI 等の活用などによる生産工程の合理化」及び「多様で柔軟な働き方の導入」が顕著に増加。今後は、IoT や AI などの積極活用や働き方改革への意欲の向上を志向する傾向が見て取れる。

中小企業では「社内のシニア 、 ベテラン人材の継続確保」が減少、「自動機やロボットの導入による自動化・省人化」の増加が顕著である。

中小企業が、今後の取組として、まず自動機やロボットの導入による自動化を目指しているのに対して、大企業は自動化の取組が一服した後の次のステップとして、IT・IoT などの活用による生産工程の合理化を推し進めようとしている姿が見て取れる。

さらに、今後は、企業規模を問わず、人事制度の抜本的見直しや待遇の強化、HR テックなどのテクノロジーを活用した人材マネジメントなども増加幅が大きいところは、企業規模問わず働き方改革の意識の高まりが垣間見ることができ、興味深い、とあります。

中小企業はロボットを欲しがるという現場の声を昨日書きましたが、まさにその通りの結果になっていますね。中小企業にこそITやAIが必要だと思うのですが、どのように導入してよいか分からない。これが人手不足が解消しない理由でもありますね!!

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人材不足にどのように対応しますか??

2019年02月07日 05時01分09秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」26ページ「図 114-4 確保が課題となっている人材」を読みましたが、今日は28ページ「図 114-8 人材確保対策において最も重視している取組」を見ます。

下図から人手不足に対応するために現在行っている取組と今後行っていきたい取組について見ると、2017 年末に実施したアンケート調査において、現在行っている人材不足対応としては、「新卒採用の強化」に最も力を入れて取り組んでいる企業が多く、若手人材の確保・育成に重点があることが分かります。

今後最も力を入れていきたい取組としては、現在と同様に、「新卒採用の強化」が特に重視されている一方で、現在から今後の変化に着目すると、「自動機やロボットの導入による自動化・省人化」や「IT・IoT・ビッグデータ・AI 等の活用などによる生産工程の合理化」が大幅に増加しており、今後はロボットや IT・IoT などを活用した省人化・合理化に取組の重点が移ることが見込まれる。

また、人事制度の抜本的な見直しや待遇の強化などの項目も現在に比べると今後の増加意欲が顕著であり、賃上げや働き方改革の取組意識が向上している萌芽といえる(図 114-8)、とあります。

今日見た今後の取り組みは一定規模の企業でないと実行は難しいように感じますね。以前にも書いたことがありますが、中小製造業の経営者からロボットが欲しいという相談を受けることがたまにあります。昔に比べて、日本人は不器用になり、我慢できなくなったといいますが、そもそも単純作業を人に求めることが無理だったのかもしれませんね!!

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「技能人材」が突出して不足している!!

2019年02月06日 05時09分24秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」25ページ「図 114-2 人材確保の状況」を読みましたが、今日は26ページ「図 114-4 確保が課題となっている人材」を見ます。

白書は、国内労働需給の調査結果を見ても、アベノミクス開始以後の景気回復などによって、国内の労働需給は引き締まっており、製造業も含めて労働力の不足感が強まっていることが分かる(図114-3)。また、実際に確保に課題がある人材の種類は、複数回答、最重視項目のいずれにおいても、「技能人材」が突出しており(図 114-4)、その中でも中小企業ほど技能人材の確保に苦労している様相がうかがえる、とあります。

先日、国産初の飛行機「MRJ」の開発がなぜ7年も遅れたのかという番組を見ていたら、そもそも開発は日本人だけで行う予定であったが、その人材が不足していたことが原因であった旨の内容でした。世界中が技能人材を欲しがっているので、一歩出遅れるとこういう結果になってしまうのでしょうね!!

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人手不足が大きな課題となっている!!

2019年02月05日 04時57分48秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」25ページ「図 114-1 我が国製造業が直面する主要課題」を読みましたが、今日は25ページ「図 114-2 人材確保の状況」を見ます。

下図から人材確保の状況に関するアンケートを見ると、2016 年末調査と比較して、「特に課題はない」とする回答が約 19%から約6%に大幅減少の一方、「大きな課題となっており、ビジネスにも影響が出ている」との回答が約 23%から約 32%に大幅増加し、人材確保の課題がさらに顕在化、深刻な課題となっている(図 114-2)ことが分かります。

実際には人手不足感はもっと高く、諦めにより数字が低くなっているのではないかと思えるほど、経営者は異口同音に人手不足を口にしています。白書はどのように考えているのか、読み進んでいきましょう!!

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ものづくり企業が直面する課題、その本丸とは??

2019年02月04日 05時21分34秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」24ページ「図 113-7 国・地方の法人実効税率の推移」を読みましたが、今日は25日ページ「図 114-1 我が国製造業が直面する主要課題」を見ます。

下図について白書は、昨年のものづくり白書においても言及・分析したとおり、我が国製造業が直面する主要課題を大別すると、人手不足が深刻化する中での「現場力の維持・強化」と、データ資源を活用したソリューション展開による「付加価値の創出・最大化」との2つが存在する。

中でも、足下での人手不足の深刻化が明らかになりつつある中では、「強い現場力」の維持・向上をどのように図っていくかが主要な課題の一つとなってきているのは自明の理である(図 114-1)、とあります。

続いて白書は、そこで以下では、我が国製造業を取り巻く人手不足・人材確保の課題や、それを克服するための対応策や、人手不足かつデジタル時代における現場力を維持・向上していく上での強み・課題などを分析する、とあります。

中小企業診断士は毎年理論と実務を学ぶことが求められています。理論のテーマはいくつもあり、自分で学びたいものを選ぶのですが、私はここ数年ものづくりに関する知識を選ぶ傾向にあります。その狙いは、まさに「人手不足」の中での「現場力の向上」です。今、人手不足がものすごい勢いで経営活動を駆逐しているように感じているので、ここはしっかり学びたいですね!!

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法人税は下がっていますが、恩恵を感じますか??

2019年02月03日 08時49分16秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」23ページ「図 113-6 6重苦解消に向けた取組の進捗」を読みましたが、今日は24ページ「図 113-7 国・地方の法人実効税率の推移」を見ます。

下図について白書は、法人実効税率の引き下げによる国内事業環境の改善も引き続き期待される。2016 年度の税制改正に基づき、国・地方を通じた法人実効税率は、2018 年度に29.74% まで引き下げられた(図 113-7)、とあります。

法人税率は所得が高い企業にはメリットが大きいのですが、所得の小さい小規模企業にとっては、あまり恩恵を感じないのではないでしょうか。それよりも、法人税の算出、具体的には別表4までの算出の簡素化、均等割の縮小、消費税課税売上高の拡大を検討して欲しいですね!!

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「6重苦」は改善し、特に法人税は低下傾向にある!!

2019年02月02日 05時03分15秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」23ページ「図 113-3 製品・部材の生産を国内に戻した理由【累積】(第1位~第5位)」を読みましたが、今日は23ページ「図 113-6 6重苦解消に向けた取組の進捗」を見ます。

下図について白書は、いわゆる「六重苦」解消に向けた取組は、一部を除いて着実に進展している、とあります。

法人化している経営者ならば、身近な税の一つである法人税。確かに下がった実感がありますね!!読み進んでいきましょう!!

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国内に生産を戻した理由とは??

2019年02月01日 05時00分00秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」22ページ「図 113-1 過去1年間で製品・部材を国内生産に戻したケースがある企業割合」を読みましたが、今日は23ページ「図 113-3 製品・部材の生産を国内に戻した理由【累積】(第1位~第5位)」を見ます。

下図から過去1年間で国内に生産を理由を見ると、人件費、リードタイムの短縮、品質管理上の問題などが上位となっていることが分かります。

実際に、中国の一般工職(ワーカー)の賃金水準は高くなっていることが分かる(図 113-4)。また、更なる国内回帰のために改善を期待する国内立地環境要因を聞いたところ、 「工場労働者の確保」「高度技術者・熟練技能者の確保」などの人材関連が多く、立地環境として人材確保が課題として浮き彫りになっている。

昨年度調査と比較すると、「工場労働者の確保」「高度技術者 ・ 熟練技能者の確保」の割合はいずれも大きく上昇しており、人材不足感の高まりがうかがえる(図 113-5)、とあります。

中国でのワーカーの人件費が高騰し採算が合わなくなってきたから日本に戻ってきた。しかし、日本ではワーカーが確保できない。まさに海外展開した中小企業が直面している状況です。本当に悩ましい状況ですね!!

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