おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2015年版)の212ページ「人材不足に伴う事業への弊害の有無」をみましたが、今日は213ページ「人材が確保できている企業とできていない企業の特徴」をみます。
下図から「人材が確保できている企業」と「人材が確保できていない企業」の特徴を見ると、ともに「仕事のやりがい」、「職場環境への配慮」等が高い数値を示しており、企業としてこれらの項目を「強み」として認識していることが推察されます。
この結果について白書は、こうした項目については「人材が確保できている企業」と「人材が確保できていない企業」において大きな違いは見られない。
そこで、特徴の差分を棒グラフ(左軸)から見ると、「人材確保のためのノウハウ・手段」(19.3%ポイント)や「労働条件」(15.7%ポイント)、「賃金」(15.3%ポイント)が高い数値を示していることが確認できる。
この結果から、「人材が確保できている企業」と「人材が確保できていない企業」の違いとして、一般に言われている労働条件や賃金に加えて、企業としての採用力ともいうべき人材確保の手段・ノウハウにおいて強みを持っていることが考えられる。
中小企業、特に、小規模事業者においては定期的に人材採用を行うとは限らないため、どのような手段を用いてどのような人材を確保すればよいのかといった採用の基本的なノウハウの蓄積が十分ではない可能性が高いと考えられ、人材確保に課題を抱える企業では、まずは基本的な採用のノウハウを身に付けることが求められていると言える、としています。
中小企業が人材を確保できないのは、賃金や福利厚生等の労働条件や知名度というコンプレックスが主因と思っていたら、そうではないということなんですね。
グラフの作り方といい、非常に興味深いデータですね!
昨日は中小企業白書(2015年版)の212ページ「人材不足に伴う事業への弊害の有無」をみましたが、今日は213ページ「人材が確保できている企業とできていない企業の特徴」をみます。
下図から「人材が確保できている企業」と「人材が確保できていない企業」の特徴を見ると、ともに「仕事のやりがい」、「職場環境への配慮」等が高い数値を示しており、企業としてこれらの項目を「強み」として認識していることが推察されます。
この結果について白書は、こうした項目については「人材が確保できている企業」と「人材が確保できていない企業」において大きな違いは見られない。
そこで、特徴の差分を棒グラフ(左軸)から見ると、「人材確保のためのノウハウ・手段」(19.3%ポイント)や「労働条件」(15.7%ポイント)、「賃金」(15.3%ポイント)が高い数値を示していることが確認できる。
この結果から、「人材が確保できている企業」と「人材が確保できていない企業」の違いとして、一般に言われている労働条件や賃金に加えて、企業としての採用力ともいうべき人材確保の手段・ノウハウにおいて強みを持っていることが考えられる。
中小企業、特に、小規模事業者においては定期的に人材採用を行うとは限らないため、どのような手段を用いてどのような人材を確保すればよいのかといった採用の基本的なノウハウの蓄積が十分ではない可能性が高いと考えられ、人材確保に課題を抱える企業では、まずは基本的な採用のノウハウを身に付けることが求められていると言える、としています。
中小企業が人材を確保できないのは、賃金や福利厚生等の労働条件や知名度というコンプレックスが主因と思っていたら、そうではないということなんですね。
グラフの作り方といい、非常に興味深いデータですね!