中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

正味財産収入比率の考え方

2014年01月24日 07時14分22秒 | NPO法人実態調査25年度版
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は、「平成25年度 特定非営利活動法人に関する実態調査」 53ページの「資産、負債及び正味財産の状況」をみましたが、今日は54ページの「正味財産収入比率」をみます。

正味財産収入比率とは、収入に対する内剖留保を示す指標ですが、これをみると認定・仮認定を受けていない法人の平均値38.9%、中央値12.4%に対し、認定・仮認定法人は平均値39.0%、中央値24.9%であることが分かります。

また、中央値でみると、認定・仮認定法人の割合が認定・仮認定を受けていない法人の約2倍であり、認定・仮認定法人は正味財産収入比率が高いことが分かります。

本書では、正味財産収入比率は正味財産/総収入と記載されています。

この「正味財産」は会社でいえば「自己資本」であり、「総収入」は「売上高」ととらえると、「自己資本」÷「売上高」となりますが、この考え方は私の知る限り企業の経営分析にはないと思います。

内部留保を示すなら、「正味財産」÷「資産合計」で良いと思いますが、この指標の考え方をどなたか教えていただけると助かります。

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