LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

あの日の続きと今の気持ち。N/Kさんへの感謝。

2011-03-06 07:30:47 | 2011肺の手術 がん壊死
おはようございます

昨日元町~三宮へ娘たちと母と四人で出かけました。長女が言い出したんです。
不思議なことにデパートやいろんなお店をめまぐるしく移動するうち、なんだかいつもの自分を取り戻していけたような気がします。

この異年代構成でまわるのはいつも楽しくて、娘たちと母の趣味が一致して、どちらかというと私が浮いています。

長女は私の入院に対してたいへん張り切っていて、まずはまともなパジャマを買わないといけないと考えたみたいです。ここ数年私のお気に入りパジャマは、着心地は良いけれど見た目はバカボンのパパの下着姿のような、あたかもステテコ・腹巻みたいなシルエットのもので、長女はそんな姿で病院という人目のある場所に行くのは論外だと言います。はじめは反発していた私も、鏡に写る自分の姿を見て「・・・」で、同意。

いやぁー、久々のパジャマ選びは楽しかったわ。色とりどりのものは多いけど、案外オーソドックスなのが無いんですね。でも、良いものが選べました。よそゆきパジャマは必要なんだね。


さて、木曜のことをもう少し書きます。
呼吸器の診察後、看護師さんからこのあとの検査と入院の説明がありました。
検査は採血と肺活量・心電図の測定。どちらも空いていて、雑談するうちに医師たちから言われたことを話すと、採血をしてくれた男性も、心電図をとってくれた女性も一様に「そんなこと聞いたこと無い!すごい!」と言いました。逆にそう言われて私はすごく不安になった。病院にはたくさんのがん患者が来るし、日々接しているはずの人が「聞いたこと無い」と言うなんて… あんまり期待しちゃいけないんだ、という気持ちと、それほど珍しい幸運に見舞われるのだろうかという、ちゃっかりな気持ち。今は五分五分というところかな。

朝、検査結果を聞きに来てから昼食抜きで次々と不慣れなことに直面し、ボーっとしていた私をサポートしてくれたのがN/Kさんでした。
良い話なのか悪い話なのか判断できず頭真っ白状態の私に付き添って、私のバッグとコートを持ち、検査順を聞くときも私以上にきっちりと聞いてくれたN/Kさんがいなかったらあんなにスムースに動けませんでした。階段昇降を3分行う心電図の検査内容も知っていたN/Kさんは終了後外に出た私に、
「はい、おつかれさまでした」
と、紙コップを差し出してくれたのです。のどがカラッカラだったので本当にありがたかった。お世話になりました。ありがとう。