LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

年年歳歳

2011-03-26 10:22:55 | 
昨日前の日記のコメント欄にお返事を書くうちに連想したことばを検索したら、この漢詩の一節でした。作者は劉廷芝(りゅうていし)・・・
全文を知りたい人は自分で調べてね。

    
年年歳歳花相似
歳歳年年人不同

年年歳歳花相似たり
歳歳年年人同じからず

来る年も来る年も、花は変わらぬ姿で咲くが、
それを見ている人間は、年ごとに移り変わる。


花は、桃のようです。でも、桜をイメージするとなんか、わかる感じ。
そういえば、私が持ってる本(園芸大百科事典)にもこれをモチーフにしたと思われる詩句が載ってるわ。
それもここに書いておきましょう。

おなじ春は 二度とやってこないのに
花々は 記憶のように 甦る
一日として おなじ日はなかったのに
この枝に 舞い戻る風
舞い戻る香り
(たぶん岸田衿子 作)


  

manamiさん、これですわ

3 コメント

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おぉ~ (manami)
2011-03-26 17:56:14
さすが博学な奈さん!

わたくしは初めて聞きましたわ・・・


こっ…これは漢文というやつですね。。
ううっ・・・
読めない・・
漢文って呪文みたいというか、
なんか独特で好きだったのになぁ(笑)

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なに、園芸大百科事典 (よしこ)
2011-03-26 23:46:18
百科事典にこの詩句を載せるとは、なんか昭和の香り。
さすがに詩人は違うなあ。
漢詩で読むと、味わい切れず固いままだけど、
これは 心にしみわたるわ。
いいのをありがとう。

…なんで、たぶん?
岸田衿子ってわかるの?
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漢文 (奈津子←直ってる!!!)
2011-03-27 08:53:08
 manami様、
漢文好きだったのスゴーイ

竹澤くんの交流会に一緒に行った友人の妹さんから、私、高校時代に漢文のテストで一点しか取れなかったことを聞いて自分のことながらビックリしました。部分点ってことよね。

でも、今ではこうして漢詩に親しむ機会を得たというわけだ。ワッハッハ


 よしこ様、
相変わらず鋭いな~
たしかに昭和だよ。
園芸大百科事典は、高校卒業頃に第一巻が特別価格で発売され、以降順次刊行されたんだと思うんだけど、私はその特別価格(つまり安い)のしか持っていません。

しかし、第一巻【早春】には好きな花が多く載っていて、いまだによく手に取ります。

で、各章ごとの扉に短い詩句があり、巻頭のインデックスによれば扉の詩は岸田衿子によるということだ。ゆえに「たぶん」です。

OK?
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