良く行く山の川で川虫を見てみました。 川虫っていうのはカゲロウ、カワゲラ、トビケラ、そしてトンボの幼虫(ヤゴ)等の総称です。 よく川虫がいるとその川はキレイだとか、種類によってこれは上流にいる奴だとか、キレイ度等の目安(指標生物)にもなるし、ダーウィンの自然淘汰説(自然選択説)に対する「棲み分け理論説」もここから来てるそうです。 カゲロウ類はトンボ類と同じくらい古い昆虫で石炭紀(3億年位前)からいて、だから棲み分けも広がったのかな?
前々から石垣島の川の生き物図鑑って程じゃないけど、ある程度調査・撮影はしないといけないなぁとは思ってたんですが、それはオイオイやるとして(誤魔化した)、今回紹介するのはカゲロウの幼虫です。
カゲロウの幼虫は複眼(これが主眼なのにこういう言い方します)が1対と単眼が3個だったかな?があります。 複眼て要するに昆虫の目は沢山の目が集まって出来てるって言う例の奴で、良く飛ぶ昆虫ほど数が多くて、ハエなんて2千個位の目の集合体だけど、トンボはなんと約2万個! そりゃトンボに捕って食われる訳だ。 飛行技術だけじゃなかったんですね、トンボが凄いのは。
話を戻すと、カゲロウに良く似たカワゲラとの一番の違いは爪の数です。 カゲロウは1本、カワゲラは2本です。 そしてカゲロウが珍しいのは幼虫から地上に出て脱皮したら成虫の様な気がしますが、まだ亜成虫って奴で、羽もちゃんとあるんだけどもう一度脱皮して本当の大人~!、になるんだそうです。 これってカゲロウだけらしいですよ。 亜成虫と成虫の一番の違いは生殖能力で、「体は大人だけど、中身はまだまだ子供ね」、って言われるのは人間だけじゃないようです(笑)。
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