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日本最大の蛾・ヨナグニサン

2013年06月19日 | 何でも

バンナ公園にある昆虫館館長のYさんに仕事の事で会いに行ったら日本最大の蛾・ヨナグニサン(ヤママユガ科、絶滅危惧種、沖縄県指定天然記念物)が飾ってありました。 大きさは130~140mm。 モスラのモデルになったとも言われてて、与那国島で発見されたそうですが、石垣島と西表島でも記録があります(与那国での呼び方はアヤミハビル(模様のあるチョウ))。 通常ですとキチンとケースに入れて展示する所ですが、目の前で見て頂きたいとのYさんのはからいで裸で展示してあります。

ヨナグニサンは産まれてから1週間ほどでお亡くなりになるんですが、その間は食事をしません。だから口が無いんです。 子孫繁栄の為だけに成虫になるんですね。 羽の三角形っぽい窓部分ですがオスとメスで違うらしく、この固体は窓が5角形なのでメスでしょう。 オスは3角形です。 この部分には鱗粉が無く透けていて羽を閉じた時にこの窓の位置が同じ位置で重なりやっぱり透けて見えるそうです。 で、何の為にあるの?と思うかも知れませんが、それは良く分かっていません。 もう一つ注目して欲しいのは上の羽の外端部部。 左のがちょうど後ろに白い紙があるので分かり易いですが、蛇の横顔とか猛禽類の横顔とか色々言われてますが、これも詳細は分かっていません。 

ところでヨナグニサンには面白い話があって、西表島やかつての石垣島の自然度ならいてもおかしくは無いが、与那国の自然度ではヨナグニサンがいるにはちょっと難しいんじゃないか?と言われてるんです。 では何故いるのか? 昔々、台湾からヨナグニサンの繭を仕入れ財布のお土産として売ってたらしく、しかもそれがバカ売れだったので大量に仕入れた。 蛾自体はどうでも良く、野に放ってた。 それは石垣や西表でも輸入してた時期があり、それでこの3島にはヨナグニサンがいる、と言う説です。 実際に台湾では今でもこの財布が売ってるらしく、繭を触ってみると本当に丈夫で、この繭の糸も蚕のように利用され織られた布もあります。 

誰か台湾でこの財布を買った人、いませんか?


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