青山 DEE'S HALLで会期中の中西洋人さんの個展。
念願かなって、ようやく拝見することができました。
3年前に、叔母が中西さんの作品を初めて見て、「とにかく素晴らしいから、一度見せたい!」と言っていた個展。
中西さんは、一つの木を削りだして、壺を作っていらっしゃるのだけれど、本当に人間業とは思えない。
一見すると、土器のように見えるのだけれど、手に取るとと、ふわっと軽く、木のぬくもりを手に感じることができる。
虫食いの後も、いい味になっていて、不完全な美が、本当に美しい。
一つ一つ、木によって、風合いが違って見えるのもおもしろい。
奥様が丁寧に説明して下さったのだけれど、作り上げたものを、わざと外において、自然の力で育ててもらうのだとか。
そんな花器に、坂村さんの自然な花が、すごく似合っていた。
一番印象的だったのは、ザクロ。
「ザクロって、こんなに妖艶でだったっけ?!」と感じるくらい、すごく艶っぽくて、でも、どこか淋しさを感じた。
熊本のお店の近くのザクロなんだとか。
坂村さんのお花は、すごく身近な自然で、肩の力がす~っと抜ける。
もっと、丁寧に過ごさなくちゃ。
そんなことを、感じる時間。
11月19日(火)までだそう。
ぜひぜひ、お立ち寄りください。
DEE’S HALL
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